チューリップ賞もオーシャンSも人気馬は強いと思うが……? | ウマブロbyアミュレット

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3着までに桜花賞の優先出走権が与えられるチューリップ賞。桜花賞と同じ阪神芝1600mで行われるだけに、ここで好走すれば本番での期待も高まるというところ。

取得賞金の少ない馬にとっては、まずは出走権を手に入れたいレースだが、やはり上位人気馬が強い。

本番で馬券権内になるには、5番人気以内で馬券圏内が一つの壁という感じ……2012年に4番人気で勝利したハナズゴールは桜花賞には不出走、2010年に8番人気でアパパネのアタマ差3着だったエーシンリターンズが桜花賞で11番人気3着があるが、この年の桜花賞はアパパネ-オウケンサクラ-エーシンリターンズ-ショウリュウムーンで決まり、前走は皆チューリップ賞で2-4-3-1着、9-1-8-2番人気だったので、桜花賞はチューリップ賞での人気が高い方からゴールする結果だった。ちなみにエーシンリターンズは前走エルフィンSを11番人気で勝利、その前の未勝利戦も7番人気で1着と人気薄での好走が続いていたからか桜花賞も8番人気、チューリップ賞を人気薄で馬券に絡んだ馬は馬券になるかはともかく桜花賞でも再び人気薄の方が好走しているイメージもある。

 

それは先のこととして、2017年に「チューリップ賞で馬券になるのはどんな馬?」を書いたときにまとめたのは下記。

 

阪神JF組はやっぱり強いが、混戦だった場合はイマイチ信用できず?

阪神1600mで勝利経験あり(阪神JF以外)。

前走京都で1着馬は、他場での成績も合わせて考える。

さらに前走逃げ切り勝ちの人気馬は危険?

東京1600m好成績の馬。

着順より着差に注目!? どこでも堅実に走ってる馬はここでも堅実に走る?

ディープ産駒は(戦績しだいだが)人気の無い方に注目してみる??

3着までに入って桜花賞の優先出走権が欲しい馬の本気度。

基本は継続騎乗。

石坂正厩舎。

外人騎手は人気より上位にもってくるイメージ。

それでもってやっぱりノーザンF生産馬……?

 

2017年はソウルスターリングとリスグラシューの間に7番人気の1戦1勝馬ミスパンテールが挟まった。この馬は札幌芝1500mをレース最速上がりで差し切ったが、その後順調に使えなかったので約7ヶ月の休み明けだったダイワメジャー産駒。

2018年はラッキーライラック-マウレア-リリーノーブルの1-3-2番人気で決まったが、2着マウレアは阪神JFは4番人気3着、新馬・2戦目(赤松賞)はともに東京芝1600mで1着、リリーノーブルは阪神JFで3番人気2着だった馬で新馬戦は東京芝1600mで2番人気1着、2戦目は京都芝1600mの白菊賞で好位から抜け出して1番人気で1着だった馬。

ノーザンF生産馬の間に他の牧場生産馬が挟まったかたちでもあった。

 

ということで、出走各馬の気になるところを……。

 

1番ダノンファンタジー……ディープインパクト×ノットフォーセール、半姉にロクセラーナ。ノーザンF生産馬。収得賞金は5100万円。

ここは5戦目で

前走は阪神JFで1番人気1着。

パドックではなんだかポコポコ歩いていて、雰囲気的には1400mの方が良いんじゃないかと思ったりもしたのだが、後方から末脚勝負でC.デムーロ騎手がうまく勝利に導いた。

東京芝1600mの新馬戦はグランアレグリアの2着だったが、2戦目以降は1-1-1番人気で1-1-1着。

グランアレグリアが阪神JFではなく、朝日杯FSに出走したために、2歳GⅠでは対決することがなかったが、単純な走破時計だけなら、同じ阪神芝1600mで0.3秒早くゴールしている。

新馬戦から川田騎手で前走のみC.デムーロ騎手。

前走はC.デムーロ騎手がうまく乗った部分もあるだろうし、あのレースだけではクロノジェネシスとどちらが強いかは、なんとも言えないようなところもあるように思う。

新馬戦ではグランアレグリアに届かなかったこともあり、本番では前にいるグランアレグリアに届くのか、そして後ろからクロノジェネシスに差されないかということを悩みそうな感じでもある。とすれば、ここはどういうレースをするのかが気になる。とはいえ出していくようなことはしないだろうし、じっくり行って届かなければ仕方なしって可能性も?

なにより、1枠1番で単勝1.2倍ってのは、ちょっとおっかない。

馬券圏内を外すことはないとは思うが、2着であれば配当は跳ね上がりそうだし……。

ここで勝つ必要はないけれど(というか賞金を持ってない馬たちにとっては優先枠を賞金持ってる馬に取られたくないくらいの気持ちだと思うけど)ここで負けるわけにもいかないという感じか?

 

2番マルモネオフォース……ワークフォース×クロフネ、半姉にマルモレイナ、マルモマリア、母の母の半兄にプリサイスマシーン。収得賞金は400万円。

ここは7戦目で

前走は京都芝1600mの未勝利戦で1番人気(といっても3.8倍だが)で1着。

4コーナーで上がっていき、直線に向くところで大きく横に広がるような隊列の中、前を射程圏に入れて直線で先頭に立ってゴールした。

2戦目から富田騎手の継続騎乗で、今回は斤量が52キロから54キロになる。

母も上記の姉たちも管理した木原厩舎の馬だが、短距離志向の姉とは違って3戦目から1600mを4戦続けて走っている。

普通に考えれば、前走ようやく未勝利勝ちだし、重賞で騎手の減量特典もないし、阪神も初なので馬券的な買い材料は無いに等しいのだが、人馬ともに良い経験となることを願っている。

というのも先日マルモレイナで小倉のレースの単勝取らせてもらったし、マルモセーラとその娘たちってのは結構気になってたりするのです。

 

3番ブランノワール……ロードカナロア×シングスピール、半姉にローブティサージュ。ノーザンF生産馬。シルクR。収得賞金は400万円。

ここは5戦目で

前走はエルフィンSで4番人気2着。

3番手からのスムーズな競馬で直線で抜け出したが、離れた外からアクアミラビリスに差し切られた。

2走前に阪神芝1600mで未勝利戦を勝ち上がり。

藤井勘一郎騎手に乗り替わり初騎乗。

半姉のローブティサージュは4戦目のチューリップ賞で2番人気9着、桜花賞は8番人気で5着だった。

2歳女王の姉は1月生まれで、この馬は2月生まれ。誕生日が少し遅い分、ゆっくり力をつけていると言ってもいいのか?

前走のパドックでも脚が長くてまだイマイチ力強さを感じさせない印象だったが……。

勝ち切るにはワンパンチ足りないイメージも、前目で流れに乗れれば馬券圏内かといったところ。

ただ騎手がなぁ、どうなんだろう。いくらいろんな競馬場で経験豊富と言われても、いきなり重賞で勝ち負けするってほどにも??

 

4番ハニーウィル……ヘニーヒューズ×SS、半兄にサンリットレイク、いとこにクッカーニャ、母の半弟にユートピア。ノーザンF生産馬。収得賞金は400万円。

ここは8戦目で

前走は京都ダート1400m(稍重)の未勝利戦で3番人気1着。

小倉芝1200mでデビューしたがダートで勝利と、距離も芝も微妙。

距離に関して言えば、ゲートの出がイマイチな分短距離よりは……とも言えなくはないか。

国分恭介騎手の継続騎乗。

 

5番メイショウショウブ……ダイワメジャー×キングカメハメハ。収得賞金は1150万円。

ここは6戦目で

前走は阪神JFで7番人気6着。

2番手からの競馬で直線では一旦先頭に立ったように見えたが、最後は苦しくなった。

ただ9月末からレース間隔をそれほど開けずに5戦目のGⅠでは、もう一踏ん張りがきかなかったとしても仕方なしか。

ここは逃げたい馬を行かせて前目でレースを進め、もう一踏ん張りが効けばチャンス大なメンバーではないか。

3番人気だが単勝で20倍近くあるなら、差し届かずでアタマの馬券も考えても良いかも?

 

6番シェーングランツ……ディープインパクト×モンズン、半姉にソウルスターリング。社台F生産馬。社台RH。収得賞金は1850万円。

ここは5戦目で

前走は阪神JFで3番人気4着。

パドックではちょっとおっとりした感じに見えるし、幅も細いのだが、グッツグッツと踏みしめるように歩く姿は力強かったりもした。

前走はさすがに大外に出してという競馬もできずに消化不良な感じでもあったが、イメージとしては東京の方が合いそうな馬ではあるかなと。

新馬戦は1番人気で5着(勝ち馬はクラージュゲリエ)だったが、2戦目に勝ち上がり、3戦目のアルテミスSでは6番人気で勝利した。

アルテミスSから武豊騎手に乗り替わり、継続騎乗。

武豊騎手にどーこー言う気はサラサラないが、藤沢和雄厩舎の馬ならルメール騎手が乗る馬が1番の期待馬ではないかとどーしても思ってしまう。もっともだからダメということでは全くないし、グランアレグリアはこのレースに出ていないのだから関係ないといえば関係ない話ですが。

阪神JFは、ダノンファンタジーから1/2、クビ、3/4差だったが、ここはきっちり勝利して姉ソウルスターリングとの姉妹制覇となるだろうか?

ただ、この馬もここが目標ではないだろうし、桜花賞に出走するなら再び関西圏への輸送も控えることになり、新馬戦からどんどん馬体重が減ってたりもしたこと合わせて、今回はパドック要注意かと。

 

7番ノーブルスコア……ディープインパクト×ディラントーマス。ノーザンF生産馬。収得賞金は400万円。

ここは5戦目で

前走はエルフィンSで2番人気3着。

新馬戦は新潟芝1600mで1.9倍の1番人気も2着。

2戦目に京都芝1600mを勝ち上がった。

3戦目は距離短縮の紅梅Sで4番人気3着。

福永騎手-北村友一騎手-岩田騎手-川田騎手ときて、今回は福永騎手に戻る。

阪神は初。なんだけど、もしかして阪神の方が合いそうって気もするんだけど、気のせいか?

 

8番ブリッツアウェイ……ディープインパクト×ジャイアンツコーズウェイ。社台F生産馬。収得賞金は400万円。

ここは5戦目で

前走は京都芝1400mの500万下で4番人気3着。

2走前は菜の花賞(中山芝1600m)で3番人気5着。

新馬戦は阪神芝1800m(重)で7番人気4着して距離短縮の1600mで2戦目に6番人気で1着。

前で競馬ができるのは悪くないかもしれないが、さすがにこのメンバーで馬券圏内は?

前走に続いて松山騎手。

となりのオーパキャマラードと逃げ争いとかしないとは思うけど、この6枠2頭がレースを引っ張る形か??


9番オーパキャマラード……ダンカーク×スペシャルウィーク、いとこにメジェルダ。収得賞金は900万円。

ここは8戦目で

前走はエルフィンS(京都芝1600m)で8番人気4着。

新馬戦は中京芝1200mで3番人気3着、2戦目に小倉芝1200mで勝ち上がり。

2走前に京都ダート1400m(稍重)で2勝目を挙げた。

芝1600mは前走と3戦目の新潟2歳S。

母クロワラモーは短距離の逃げ馬という印象だったが、改めてみると、福島芝1700mを逃げ切り勝ちしていたり、札幌芝1500mを逃げて3着とかはある。

ダンカーク産駒と言えばシークレットランが葉牡丹賞で勝利したが、イメージとしてはダートの方が良さそう。

ってことで初ダートなうえに走りやすい稍重だった2走前が買い時だったかも?

見た目はでっかいけど、ダート馬って感じでも、短距離馬って感じでもないかなと思うところもある。ただ現時点でここに入るとちょっと厳しいかなという感じか。

前走に続いて松若騎手の継続騎乗。

松若騎手といえば、2016年のファンタジーSで12番人気のショーウェイで逃げて2着というのが印象に残っている。(もちろん京都芝1400mだったりとか条件は違うのだが、そこで2着になって阪神JFに出走したのでね)

前走はテン乗りで逃げて4着だったが、今回も逃げるのか?

ただこの馬は勝った時は、逃げてないんだよね。

 

10番アフランシール……ハーツクライ×サクラバクシンオー、半姉にブランボヌール、半兄にエントシャイデン、母の半弟にダコール。収得賞金は900万円。

ここは5戦目で

前走はつわぶき賞(中京芝1400m)で2番人気1着。

新馬戦は函館芝1800mで3番人気で1着。

2走目に札幌2歳Sに出走し3番人気で5着。

3戦目に距離を1600mに短縮して、アルテミスSに出走。

8番人気で7着から

前走さらに距離短縮の1400m戦だった。

新馬戦から岩田騎手だったが、前走のみ酒井騎手。

距離が短い方が良いかどうかはなんとも言えないのだが、とにかく落ち着いて走れるかってことが気になる。

8番人気ってほどの差があるとは思えないのだが?

 

11番サムシングジャスト……ヴィクトワールピサ×タイキシャトル、半姉にシンジュボシ。収得賞金は400万円。

ここは4戦目で

前走はアルテミスSで14番人気で6着。

2走前はなぜか(と言っては失礼だが)サウジアラビアRCに出走して6番人気で8着(ビリ)。

新馬戦は新潟芝1600mで3番人気1着。

福永騎手-横山典弘騎手-武藤騎手ときて、今回はシュタルケ騎手に乗り替わり初騎乗。

前走は斜めにゲートを出て最後方から直線は大外に出して伸びてはいるが、すぐ内をすーっとシェーングランツが伸びてったし……。

前走後ろから行ってみての結果を受けて今回はどうするか、いずれにしても馬券圏内にはやや厳しそうではあるが?

 

12番ドナウデルタ……ロードカナロア×ディープインパクト、半兄にイシュトヴァーン、母の全妹にジェンティルドンナ。ノーザンF生産馬。サンデーR。収得賞金は400万円。

ここは5戦目で

前走はシンザン記念で6番人気9着。

思い起こせば、母ドナウブリーはシンザン記念で1番人気も5着に敗れて3歳牝馬クラシック戦線から離脱し、ジェンティルドンナはシンザン記念を2番人気で勝利しチューリップ賞は2番人気で4着だったものの桜花賞を勝利した。

この馬はシンザン記念の前にデイリー杯2歳Sを走って3番人気で5着からの参戦で9着なので、はっきり言ってここで巻き返しとは言い難い。

ドナウブルーとジェンティルドンナの大きな違いは、コンパクトな馬とでっかい馬という馬格で、ドナウデルタも母似のコンパクトな馬だったりする。

ただ前2戦は上手くいかなかった感の強いレースでもあるので、今度こそなんとかならないかなんとかして欲しいと思っちゃうのですね。

北村友一騎手に乗り替わり初騎乗。

スムーズに走ればもうちょっとなんとかなるのではないかと思うし、血統的にあまり人気は下がらないかもしれないが、この馬は外枠でスムーズな競馬ができれば、おもしろい1頭ではないかと?

すくなくともダノンファンタジーやシェーングランツよりも道中は前にいて欲しいが……。

 

13番シゲルピンクダイヤ……ダイワメジャー×ハイシャパラル、母の半弟にストーミーバローズ、母の母のいとこの仔にデザインズオンローム。収得賞金は400万円。

ここは3戦目で

前走は京都芝1600mの未勝利戦で2番人気1着。

中団からの競馬で馬群の中で脚をため、直線で抜け出して勝利。1番人気のミッキーバディーラは外を回って伸びてきたのに比べれば、ロスなくレースを進めて直線も前がきれいに開きましたってところもあった。

新馬戦は同じく京都芝1600mで7番人気3着。

こちらはスムーズなレースができなかったこともある。

新馬戦から和田騎手の継続騎乗。

阪神は初。

終わってみたら強かったという可能性もなくはないし、ここが3戦目ということでは未知の魅力にかけたい気持ちもあるが、頚靭帯炎の休み明けってのはどうなのか?

でもって4番人気ってのも??

 

ということで、ここは

1番ダノンファンタジー、6番シェーングランツのもう賞金持ってますけどな2頭の差し差し決着になるのか?

前が残る決着になるのか??

 

このメンバーなら仕方なしかもしれないが、単勝1.2倍のダノンフェンタジーはそこまでカタいのかしらん?

ってことで、5番メイショウショウブから相手は

1番ダノンファンタジー、6番シェーングランツ、12番ドナウデルタ、7番ノーブルスコア、10番アフランシールで、馬単、馬連、ワイド。

6番シェーングランツと7番ノーブルスコアをアタマで1番ダノンファンタジー2着の馬単も。

3連複は

1列目に1番ダノンファンタジー

2列目に5番メイショウショウブ、6番シェーングランツ、7番ノーブルスコア

3列目に+12番ドナウデルタ、10番アフランシール、13番シゲルピンクダイヤ

メイショウショウブとダノンファンタジーを入れ替えての3連複で。

 

 

中山11Rオーシャン Sは

3枠に姉と弟が仲良く収まったダイメイ2頭は気になるが、

12番ナックビーナスの54キロってのはずるくない?

ってことで、12番ナックビーナスから。

14番モズスーパーフレアは強いが、ルメール騎手がぶっ飛ばしていくイメージがなんだかわかないってところが引っかかる。それでも速いのは間違いないし……11番ラブカンプーも三浦騎手なら迷わず行くだろう。

ってことで、2番ペイシャフェリシタ、4番エントリーチケット、5番ダイメイプリンセス、7番カイザーメランジェ、10番ナインテイルズが突っ込んできてゴール前大混戦のイメージ。

 

ということで、馬券は

12番ナックビーナスから上記馬に馬連とワイド。

12番ナックビーナスから上記馬+14番モズスーパーフレアと

14番モズスーパーフレアから上記馬+12番ナックビーナスの組み合わせで3連複。

2番ペイシャフェリシタ、4番エントリーチケット、5番ダイメイプリンセス、7番カイザーメランジェ、10番ナインテイルズのワイドBOXで。

 

チューリップ賞は差し馬、オーシャンSは逃げ馬が人気になっているが、チューリップ賞は前が残り、オーシャンSは差してくる馬を狙いたい。どうでしょうか?