1着馬にフェブラリーSの優先出走権が与えられる根岸S。
昨年は6番人気で勝利したノンコノユメがフェブラリーSも制覇。もともと東京ダート1600mは得意だった馬でもあるのですが。
ノンコノユメ-サンライズノヴァ-カフジテイクで決まって6-1-2番人気、4コーナーの位置取りは11-10-13番手。
4着に11番人気だったマッチレスヒーロー。この馬は東京ダート1400mで1000万下、1600万下を勝ち上がった馬で近2走は1200mを走って2-4着、その前はオーロCと毎日王冠でなぜか芝を走っていた。馬券にはなっていないけど、もともと東京ダート1400mで勝ち負けしている馬は要注意ってことで。
2017年はカフジテイク-ベストウォーリア-エイシンバッケンで決まって1-3-4番人気、4コーナーの位置取りは15-6-16番手。
2016年はモーニン-タールタン-グレープブランデーで決まって1-6-10番人気、4コーナーの位置取りは3-6-3番手。
モーニンは新馬戦から6戦連続1番人気で前走武蔵野Sで初めて3着だったが、それ以外は1着で、続くフェブラリーSは2番人気で勝利した。
2着タールタンは東京ダート1400mが得意な馬。
3着グレープブランデーは2013年のフェブラリーSの覇者で、2015年のフェブラリーSは11番人気で4着で近走もそれほど大きく負けていたわけではなかった。
稍重馬場で前目で競馬をしていた馬たちで決まったが、1番人気が前にいる場合は差し届かないこともありますっていう感じでしょうか。
今年に関して言えば、人気馬は後ろからだし前に行く馬が強力かどうかは1200mならって感じなので……。
ということで出走各馬の気になるところを……。
1番クインズサターン……前走は師走Sで4番人気3着。2走前は武蔵野Sで7番人気2着。
ダート1400mは初だが、父パイロの父プルピットってのは東京ダート1400mでは買っておきたい血統だし、本当なら雨が降って軽いダートになればさらに期待値が上がると思っています。
距離短縮はマイナスではないと思いますが、最内枠ってのがどうかなというところ……後ろから追い込んでくるなら外に出すだろうし、あまり関係ないか??
前走戸崎騎手だったが四位騎手に戻る形で、同騎手では5-5-7番人気で3-3-2着。
2番ユラノト……ルメール騎手が乗ってくるということは、権利を取りに来たって考えて良いのでしょうか?
ルメール騎手は東京ダート1600mは割合得意で……ここは1400mでしたね……んでもってルメール騎手がこの馬で勝ち負けしてるのは1700とか1800mなんだよね。それでもこの馬はある程度前で競馬ができるので、アタマはどうかも安定感はあるとは言えるかも。
まぁ東京ダート1400mで勝ったのはルメール騎手の騎乗時ではなく北村宏司騎手だったにしても、同条件でルメール騎手が乗ってないんだから仕方ないじゃんってことですよね。
アタマはどうかも大きく崩れることは無さそうだし、勝たないとフェブラリーSに出られないってことだと、やっぱりルメール騎手は怖いです。
3番サトノファンタシー……前走は霜月Sで7番人気1着。東京ダート1400m実績はある馬で、むしろ1600mよりも1400mってタイプ。
松田厩舎はユラノトと2頭出しで人気も実績も見劣るけど、1400m実績ならこっちの方が上だったりする。
馬券になるにはもう一押しという印象だが、岩田騎手の継続騎乗でなんとかなったりするだろうか?
4番ケイアイノーテック……NHKマイルC馬がダートに挑戦で、いきなりの58キロ。マイルCS、阪神Cと掲示板にも載れずで、母が走っていたダート重賞路線に活路を見出したいという気持ちはわかるが……母は2011年の根岸Sで1番人気8着、ついでに言えば2010年の武蔵野Sでは1番人気15着。GⅢでもプロキオンSやカペラSは勝っているので、単に左回りがダメだったということかもしれないが……改めて成績を見ると、左回りでは唯一の芝を走った中京1200mで4番人気で6着、船橋のマリーンCで2番人気4着ですね。仮に芝がダメだったんじゃなくて左回りがダメだったとすると、右回りでは走っていないからなんとも言えないけど、芝適性が無かったわけでもないかもってことになり、そうすると母がダート馬だったので息子も……ってのはどこまで期待していいのかなって気持ちにもなる。まぁこの馬はNHKマイルCを勝っているので、左回りがダメということは当然ないだろうし。
NHKマイルCの勝ち馬でフェブラリーSに出走したカレンブラックヒルも同じ平田厩舎だけど、結果は1番人気で15着。
母は米国産馬で半弟にレッドアルヴィスがいるのだから、ダートがダメでは無かったかもしれないがいきなりのGⅠじゃねぇ……ってことだとしたら、今回はどうか?
初めて背負う58キロ、初めてのダート、しかもスタートからダートですから……。
見た目はいかにもディープって感じではないし、むしろコパノキッキングの方が脚が長くてすらっとしているイメージなくらいなので、ダートを走ってもおかしくはなさそうだが?
5番ラブバレット……岩手競馬があんなとこになっているので(?)JRAに移籍してきた。
気持ち的には頑張って欲しいとも思うけど、8歳だし、根岸Sでは昨年12番人気9着、一昨年が14番人気10着。
ある程度前でレースを進めてどこまでか?
6番モーニン……2016年の根岸Sの勝ち馬。前走はJBCスプリントで4着。
極端に衰えているわけでもないだろうが、GⅢなら展開とかいろいろ向けばまだ頑張れそうって感じかも?
和田騎手に乗り替わりでこの枠だし、1200mより1400mの方がレースはしやすいのではないだろうか?
7番クロスケ……前走はJRAに移籍初戦でなぜか芝1600mを走って13着。で、今回はダートに戻ってどこまでというところだが、JDD7着だと考えれば、いきなりGⅢで馬券になるかな?
田辺騎手に乗り替わり初騎乗。
8番ヤマニンアンプリメ……鮫島良太騎手を背にいつも直線で伸びてくるイメージの馬だったが、なかなか1600万下を勝ちあがれず。岩田騎手に乗り替わった初戦は岩田騎手でもやっぱり2着かと思ったが、前走は1200mに距離短縮して勝ち上がり。岩田騎手だからか、1200mだからか勝因はどっちなんだろう。
乗り替わりで劇的に変わったとも思えないし、重賞で通用するかどうかは別として1200mの方が良いのではないかと思うが。
内田騎手に乗り替わり初騎乗。直線でどれだけ伸びてくるかに期待してみる?
9番ワンダーリーデル……前走はジャニュアリーSで3番人気3着。2走前はオータムリーフSで9番人気3着。勝ったコパノキッキングとはクビ、3/4差。ここ2戦は1200mを走ったが、もともとは1400mの方が得意な印象。
東京の1400mでも勝利はあるが、重馬場だったりはする。
今回は柴田大知騎手に乗り替わり初騎乗。
この馬は和田騎手と松若騎手でしか勝ってないんだよねってことと、なんか不利を受けやすいよねってことが気になるが
ここまで人気ないってのはどうかと思う、大穴候補。
10番レッドゲルニカ……前走はジャニュアリーSで10番人気7着。ワンダーリーデルが56キロでこの馬は57キロだったのが今回は同じ56キロ。で、この馬は13番人気でワンダーリーデルより人気が無い。
東京芝1400mは昨年2月のバレンタインSで5番人気1着。東京1400mは得意なイメージもあるが、負ける時は惨敗って感じの馬。で次走あっさり巻き返したりする。
バレンタインSを最後に、9-14-14-7着と着外が続いているので、さすがに巻き返しは厳しいか。
蛯名騎手に乗り替わり初騎乗。
11番コパノキッキング……この馬が初の左回りと1400mを克服するのかがポイントのレースで。あ、前に行くのか後ろから行くのかってところも気になりますが。
唯一の馬券圏外だった1400mの大阪スポーツ杯は重馬場だったし、3頭並んで先頭みたいな形になって苦しかったところもあると思えるし……。ちなみに3着はヤマニンアンプリメなんですけどね。
前走は後ろからものすごい脚で伸びてきたので、それを期待するってことはあるけど、マーフィー騎手はどちらかというとっていうかはっきり前に行くタイプ。
もうね、前に行ってなんとかなりそうならマーフィー騎手とミナリク騎手は買っとけって感じですからね。
ということでこの人気なら馬券にならないでと不謹慎にも思ってしまうところだが、ここでどういう競馬をするかには当然注目。
12番サンライズノヴァ……昨年は1番人気で2着からフェブラリーSに進んで、3番人気4着。どっちのレースも勝ったのはノンコノユメ。
今年も当然次走はフェブラリーSを予定していて、ここで何が何でも勝たなくてはいけないわけでもないが、東京実績でいうならばやはり勝ち負け必至。
昨年は56キロで今回は57キロ、OPでも58キロだと差し届かないところもあったが、57キロならGⅢでも?
戸崎騎手の継続騎乗。ここはきっちり勝っておきたいところだろうが?
13番メイショウウタゲ……前走は武蔵野Sで8番人気10着。
伸び上がるような感じでゲートを出て、道中はユラノトの後ろを窮屈そうに走っていて、結局そのままの形でゴールした。
この馬は東京ではアハルテケSとブラジルCの1600mと2100mで勝っていて、武蔵野Sは8-10着。ワンパンチ足りない感じの馬だけに、上記のレースで勝っている内田騎手とかあるいは小牧騎手とかが合いそうなイメージ。
酒井騎手の継続騎乗で、酒井騎手も穴っぽいといえば穴っぽい騎手だけど、どうだろうなぁ?
14番ノボバカラ……森厩舎に転厩初戦ですね。イメージとしてはハナに行ければ頑張れる馬なのだが、さすがに年齢とともにハナを取れなくなってきた。で、ミナリク騎手でしょ、まぁ何が何でもハナを取りにいくか取れるかは微妙だが、取れたとしても馬券圏内はどうだろうか。
15番キタサンミカヅキ……南関に移籍して勝ち負けなレースを続けたことで馬にやる気が戻ったのか、前走はカペラSで2番人気3着、2走前はJBCスプリントで5番人気3着。
ただもともと1400mより1200mの方が良いイメージの馬だけに差してきても3着という感じか?
58キロも他馬と比べると有利ではないし。
16番マテラスカイ……森厩舎2頭出しで人気のある方。
距離というよりは軽い馬場が得意なんじゃないかと思える馬で、大外枠に入ってしまったので、逃げるかどうかは微妙って言えば微妙だが、スピードの違いで逃げることになっても不思議ではない快速馬。
武豊騎手が絶妙のペースで逃げてどこまでって感じか?
ということで、いろいろ考えて2番ユラノトから。
休み明けはイマイチなのか、ルメール騎手じゃないと走らないのかは不明だが、今回は休み明け3戦目でルメールに乗り替わり。フェブラリーSに出走するには賞金もそうだけど、どうせなら優先出走権も欲しい。
ルメール騎手は多分フェブラリーSでは乗らないというか乗れないだろうが、もうトライアル絶対勝たせます騎手としての信頼感はバツグン。
相手は
うまく外に出して伸びてくれば逆転もあるかもな1番クインズサターン
こちらが軸としては信頼できそうな12番サンライズノヴァ
前に行ったらピンかパーかもしれない11番コパノキッキング
差し馬不発なら当然有力な16番マテラスカイ
実績は侮れずでこのメンバーならの6番モーニン
穴は3番サトノファンタシー、9番ワンダーリーデル、13番メイショウウタゲ
馬券は2番ユラノトから上記馬に馬連、馬単とワイド
1列目に2番ユラノト
2列目に1番クインズサターン、12番サンライズノヴァ、16番マテラスカイ、11番コパノキッキング
3列目に+6番モーニン、3番サトノファンタシー、9番ワンダーリーデル、13番メイショウウタゲ
まぁ12番サンライズノヴァが3着以下はないだろうと思うなら、この馬を1列目でもいいのだが。
マテラスカイがどのくらいのペースで行くかはわからないが、中盤緩んで前目にいるユラノトが先頭に躍り出て後ろからでは差し届かず2-3着と思うのだが、どうでしょうか?
シルクロードSは、1番人気でも2番ダノンスマッシュから。
基本的に.5+の斤量の馬は買いたくないのだが、この馬の場合57キロはどうかなって感じで0.5おまけの56.5キロのような気がして仕方がない。4歳馬だし。
そう考えるとラブカンプーの54キロの方が有利なんじゃないかとも思えてくるが。
相手は1番ナインテイルズ、7番リョーノテソーロ、9番ペイシャフェリシタ、10番ラブカンプー、16番アンヴァル
穴は5番ビッブライブラリーと3番フミノムーン
2番ダノンスマッシュからと10番ラブカンプーからそれぞれ上記馬たちに馬連、ワイドと3連複で。
理由は北村友一騎手が1番人気で勝ちきれるかにイマイチ不安があるから(ごめんなさい)。
今年は1番人気で重賞をきっちり勝つようになって欲しいと願ってます。
京都9R若菜賞は人気でも
3番メイショウオニテ、9番エイティーンガール、7番タマモメイトウに
小倉2歳Sからの巻き返し期待の10番セプタリアンが強いと思うが
4番ファイアーボーラー、11番アシャカドの芝でも悪くなかった馬と8番タガノコルソの芝替わりが穴。
9番エイティーンガール、3番メイショウオニテ、7番タマモメイトウ、10番セプタリアンはパドック次第で軸馬を決めて、
穴馬から3連複で、何か1頭入るというか順番が違う馬券で。
東京9Rセントポーリア賞は
人気でも3番カントルと8番アドマイヤスコールが強そう。
東京替わりも良さそうな5番メリーメーキング、6番インテンスライト、4番トーセンカンビーナの順だが、
森騎手に乗り替わる7番ミヤケの一発に期待してみたい気持ちもある。
馬券を買うなら、3番カントルと8番アドマイヤスコールの1、2着で3着に上記馬+1番マイネルエキサイトと
1、3着に3番カントルと8番アドマイヤスコールで2着にその他の馬って感じでしょうか。
ということで、本日は中京競馬場の発走時刻の変更でなんだか慌ただしいですね。でも3場無事に開催できて良かったのではないでしょうか。
上記レースはそれほど荒れないように思うのですが、そういうときに限ってなんだかよく分からない馬が突っ込んでくるってこともあるので……どうでしょうか?