新潟2歳Sは、新馬戦を人気で勝った馬、前走ダリア賞(新潟芝1400m)の上位馬、前走速い上がりで勝った馬、新潟・東京・中京など左回りで勝った馬が強いレース。
基本的には人気馬が馬券になるが……例えば1番人気が4倍以上でオッズが割れてたりすれば、やっぱり荒れたりする。
ということで、過去どんな馬が人気薄で馬券になったかというと……。
人気薄で勝ち切ったのは
2010年の勝ち馬マイネイサベル。
新馬戦を6番人気で1着(2、3着馬とはハナ、クビ差)して
2戦目のこのレースは9番人気で1着(2着馬とはタイム差無しのクビ差)……その後に1番人気支持されたことなく、3勝目を挙げたのは2012年の府中牝馬Sで10番人気だった。
2着は10番人気のマイネルラクリマ。
こちらは函館芝1200mの新馬戦を勝利して、前走ダリア賞で2番人気3着と徐々に距離を伸ばしてきた馬。
マイネイサベルは新馬戦から松岡騎手の継続騎乗で
マイネルラクリマは、前走松岡騎手から石橋脩騎手への乗り替わり初騎乗。
3着レッドセインツは5番人気。
前走新潟芝1600mの新馬戦で1番人気1着で上がり最速だった馬。
1番人気クリーンエコロジーは10着。前走新潟芝1800mの新馬戦を逃げて勝った馬の距離短縮で、ハナに立って失速。
2、3番人気馬は出遅れてほぼ終了だった。
以下は人気薄で馬券になった馬たちで……。
1着に1番人気が来たのに、2着に人気薄というのは意外にあるパターン。
2006年にハナ差で2着だったマイネルーチェは11番人気。
前走は新馬戦で新潟芝1600mで7番人気1着、2、3着馬とはクビ、同着のタイム差無し。
勝浦騎手から大野騎手に乗り替わり初騎乗。
2007年は4-16-9番人気の決着で
勝った4番人気エフティマイアは、福島1200m、新潟1400mのマリーゴールド勝(OP)を連勝してきた馬。
16番人気で2着のシャランジュは、福島1200mの新馬戦を9番人気ながら、1番人気だった2着馬を4馬身ぶっちぎって勝利。前走ダリア賞は6着で人気を落としていたが、
このレースは上がり33秒で突っ込んできた。
村田騎手の継続騎乗。
3着馬ゴールドストレインは、前走新潟芝1800mの新馬戦で6番人気も差し切って1着からの距離短縮。
木幡初広騎手の継続騎乗。
1番人気タケミカヅチは6着。前走新潟芝1600mで出遅れるも後方から上がり最速で勝利。ここは柴田善臣騎手から田中勝春騎手に乗り替わり初騎乗。前に行って失速した。
2番人気エイシンパンサーは4着。
新馬戦は阪神芝1200mで出遅れての差し切り勝ち。マリーゴールド賞は外傷のため取り消しで、2戦目で距離延長だった。
2008年は15番人気のツクバホクトオーが15番人気で2着。
この年は不良馬場で、荒れる要素満載だったようにも思えるが……。
新馬戦は福島芝1200mで1番人気2着、2戦目の新潟芝1200mで先行して抜け出して1着。
ここは前走柴田善臣騎手から田中勝春騎手に乗り替わりで初騎乗だった。
ちなみに母ステファニーチャンは田中勝春騎手を背に新馬戦で2着、2戦目で勝ち上がった馬でもある。
3着はハナ差でバンガロール、1/2馬身差4着に14番人気のエイシンタイガーだった。
2009年は15番人気のフローライゼが2着。
前走は新潟芝1600mの新馬戦で逃げ切り勝ち(上がり最速タイ)。伊藤工真騎手から後藤騎手への乗り替わりで、51キロから54キロの斤量増も嫌われた一因だったよう。
ちなみに3番人気で13着だったコスモセンサーの前走も新潟芝1600mの新馬戦を逃げ切り勝ち(8番人気)。
全体時計はコスモセンサーの方が速かったが、フローライゼは雨馬場でかつ最後の2ハロンはこちらの方が速かった。
2011年に9番人気で3着のクイーンアルタミラの前走は中山芝1600mの新馬戦で6番人気1着。2着馬とはクビ差。
北村宏司騎手の継続騎乗。
2012年の10番人気2着のノウレッジは、前走ダート1200mの新馬戦(稍重)で後方から一気の差し切り勝ち。
ストリートセンス×コロナドズクエストだし、その後に芝では勝ち星を挙げていないので、こういう馬をピンポイントで拾うのは無理っぽいが……。
蛯名騎手の継続騎乗。
9番人気3着のサウンドリアーナは、前走中京芝1400mの新馬戦で3番人気1着で、2着馬をアタマだけ差し切った。
国分恭介騎手から和田騎手に乗り替わり初騎乗。
2015年は稍重馬場で行われ
12番人気ウインファビラスが2着。
新馬戦の東京芝1600mで3番人気3着から、前走福島芝1800mで2番人気1着(上がり最速タイ)。逃げたラブレオをアタマ差交わしてのもの。
松岡騎手の継続騎乗。
3着に8番人気のマコトルーメンで、前走は函館2歳Sで6番人気5着。最後方から上がり最速で伸びてくるもというレースだった。新馬戦は函館芝1200mで3番人気1着。
前走稍重、新馬戦が重馬場で、ともに後方から上がり最速で伸びてきていた。
勝浦騎手-横山典弘騎手で再び勝浦騎手の手綱だった。
昨年は3-6-2番人気で決まったが、ものすごく割れたオッズだったので馬連でも4,170円。
1着ヴゼットジョリーは、前走中京芝1400mの新馬戦で3番人気1着。
川田騎手から福永騎手に乗り替わりだったが、福永騎手の好騎乗が目立った。
2着オーバースペックは、前走福島芝1800mで3番人気1着。新馬戦は東京芝1600mで9番人気3着。
どちらもほぼ最後方から直線だけという競馬で、ともに上がり1位。岩部騎手の継続騎乗。
3着イブキは、前走東京芝1800mの新馬戦で3番人気1着。
M.デムーロ騎手から田辺騎手に乗り替わり。
クビ差4着に8番人気のアピールバイオ。
前走は福島1800mの新馬戦で7番人気も逃げて8馬身差の勝利(上がり最速)だった。
木幡巧也騎手の継続騎乗。
1番人気モーヴサファイアは8着。
前走は中京芝1600mの新馬戦で1番人気1着、上がり再速。
内枠が良くなかったとも言えるが、なんだか1回おきに馬券になる馬になってるので、26日(土)小倉の西海賞に出走すれば馬券になる!?
ということで、人気薄で馬券になっているのはこういう馬たちでした。
改めて思うのは、地味な勝ち方をした馬は人気にはならないが、しぶとく馬券になるってことでしょうか。
個人的には、このレースで騎乗してたら要注意の松岡騎手が休業中なのは残念ですが(今週は札幌ですね、失礼しました)1戦1勝馬が多く、また前走他場で走った馬が多い組み合わせなので
うまく穴馬を見つけたいですが、どうでしょうか?