菜の花賞・白梅賞・京成杯の感想。 | ウマブロbyアミュレット

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馬のこと、競馬のこと、その他いろいろ
思いつくままに……

9日間の内、6日間でケーバ。

4日間連続開催となった先々週からの変則スケジュールは

ハードなのかそうでもないのかよくワカラナイ。

日曜日の東京競馬場内はすごく空いていて

立ち寄った売店では

「やっぱり今日はお客さん少ないですねぇ〜」

「お客さんも(レース間隔がいつもより開くので)暇だって言ってましたよ(笑)」

なんて会話をしましたが。

 

予定がいろいろ変更になったことで

影響があったり、無かったり、それもいろいろあるのでしょうが

ひとまず、先週振り返れなかった分を軽く振り返っておこうと思います。

えぇ、今更ですが……。
 

まずは1月14日中山9R・菜の花賞(芝1600m)。

前走、阪神JF組のスズカゼが勝利。

2着に1番人気のシンボリバーグ、3着は3番人気のアピールバイオで、

赤松賞の5、2、3着馬。

で、フェアリーステークスの抽選ハズレでスライド出走した3頭での決着でした。

ちなみに赤松賞1着馬のコーラルプリンセスは、フェアリーSで8着。

フェアリーSとはペースも違うので、単純な比較はできませんが、

フェアリーSが1分34秒7。上がり3ハロンのラップタイムは36秒7で、勝ったライジングリーズンは35秒4でモリトシラユリと並んで最速でした。

菜の花賞は1分36秒1。上がり3ハロンは35秒8で、勝ったスズカゼは35秒5で上がり4位タイ。最速は9着カリビアンゴールドの35秒3。

 

勝ったスズカゼは、赤松賞でパドックを見たときから

どこかで激走するんじゃないかと思いつつ

脚質的には福島で狙いたいと思っていたが、ここで勝利。

順調に使えることは何よりだが、もともと体質が弱いところがあるようなコメントもあった記憶もある。

映像だからわからないところもあるけど、パドックでは前よりおとなしい感じにも見えたし

結構な数を走っているので、一休み……ってわけにもいかないんだろうなぁ……。

父ディープブリランテはダービー馬だが、

この馬は現状では東京より中山の方が力を発揮できそうに思える。

2着シンボリバーグと3着アピールバイオは、前走の赤松賞に続いて

同タイム、クビ差の2-3着。偶然にしても、な結果。

4着ハーツブライトは、内をロスなく回っていたがもう一つ伸び足りず。

5着ゴールドアピールは、積極的な競馬でアピールバイオの外2番手で進めるも、

直線に向いた時点でやや苦しくなった。

6着ラッシュハートは、ハーツブライトの後ろでレースを進め、直線でやや外目に出すも追いつくまでいかず。

7着ラーナアズーラは、スタートで内からダノンディーヴァに寄られて、やや外へ

1コーナーではす〜っと内に進路を取り(ここらへんは、さすが横山典弘騎手)

直線に向いてラッシュハートの外に出すも、いまいち伸びきれず。

8着ダノンディーヴァは、スタートで外に寄って行って

道中もフラフラ走っていたように見えたし

今回はちょっといろいろチグハグだったように思う。

1着から8着までは3/4、クビ、クビ、クビ、アタマ、クビ、ハナ差の決着で0.3秒の間に収まっている。

今後もメンバー次第といったところだろうが、

ダノンディーヴァと

外枠でずっと外目を回って、今回は全く見せ場もなかったが

オンリゲットベターの巻き返しを期待したいと思います。

 

 

京都9R白梅賞(芝1600m)は、4番人気オールザゴーの逃げ切り勝ち。

このレースは前走千両賞組(阪神芝1600m・重)の再戦といった感じ。

上位4着馬までは出走していませんでしたが

千両賞→白梅賞はこんな感じ

5着ナンヨーマーズ(8番人気)→2着(3番人気)/北村友一騎手から福永騎手に乗り替わり

6着セイイーグル(6番人気)→8着(7番人気)/ルメール騎手の継続騎乗

7着オールザゴー(2番人気)→1着(4番人気)/Mデムーロ騎手から浜中騎手に乗り替わり

12着ナムラライラ(9番人気)→7着(9番人気)/松若騎手の継続騎乗

13着クリノヤマトノオー(7番人気)→4着(8番人気)/浜中騎手から和田騎手に乗り替わり

14着シゲルボブキャット(10番人気)→5着(10番人気)/太宰騎手から高倉騎手に乗り替わり

 

前走出遅れて外を回って押し上げるも、という競馬だったオールザゴーは

スタートさえ決まればということで、危なげない勝利。

1-1-1-2番人気で、2-2-1-7着の戦績も、スタートで後手を踏んだのは前走だけ。

M.デムーロ騎手から浜中騎手への乗り替わりで、サロニカの方が上と見られたかもしれないが

考えてみれば、M.デムーロ騎手の方がスタートは怪しいよねってことで

勝ち負けしても不思議のない馬だった。

2着ナンヨーマーズの前走は、スタートは悪くなかったが外の馬がどんどん前に行って

中団の後ろから、直線は3着カワキタエンカの後ろから伸びるも5着だった。

今回は内の3番手を追走し、直線でやや外目に出して

外から伸びてきたサロニカ、後ろにいたクリノヤマトノオーに

クビ、ハナ差まで迫られるも押し切った。

少頭数でスムーズな競馬だったことも良かったように思える。

3着サロニカは前走阪神芝1600mの新馬戦を1番人気で1着だった馬。

川田騎手からM.デムーロ騎手への乗り替わりで、2番人気。

大外枠といっても10頭立てなのだが、

結局ずっと外を走っていた。

ハナ差4着のクリノヤマトノオーは、千両賞は前に行って踏ん張りきれずの13着だったが

距離というより、急坂のないコースの方が良いのではないかと思う。

ここは3着に残って欲しかったが……。

6着ハローユニコーンは、内回りの1600mで後ろからじゃ届かないですねって競馬で、

新馬戦から4戦すべて1800mだったし、今回は斤量3キロ増で、仕方ない部分もあったか。

走ってないけど、京都より阪神の方が良いような気もするが、気のせいか……?

圧倒的1番人気だったサングレーザーは9着。

このメンバーなら普通に勝ち負けしてくれないとと思ったが……

躓いて鐙が外れるというアクシデントがあった中での競馬で

落馬しなくて良かったというべきかもしれないが……。

先週日曜日に半弟のアガスティアが中京ダート1900mで差し切り勝ち。

半兄にクロスボウで、まさかダートの方が走る?

今回はノーカウントとしても、なんだかあと一押しが足りない競馬が続く印象で

いわゆるディープ産駒の切れ者って感じでもないので

1回外人騎手とか乗せてもらえないかと思ったりする。

何でもかんでも外人騎手が良いとは思わないが

なぁ〜んか、ちょっと足りないいんだよねという馬には

バルザローナ騎手とかボウマン騎手とか、

そんな感じの騎手で一発期待するのがいいような気がするのです。

 

 

1月15日は中山だけの開催となり、

3場開催時の忙しさを改めて思う。

パドック見てレース見て、あーパドック見損なったってなるもんなぁ。

1場だけだと、大井のレースを買ってるような気持ちになりますね。

 

ってことで、京成杯。

12着だったアダムバローズが、連闘で若駒ステークスに出走して勝利したが

前目の競馬をした馬たちは、内で固まってそのままゴールしたのに対し

(コマノインパルスの内への斜行ってのもあったが)

後ろにいた馬たちが直線に向いて外に出して追い込んで上位に入った。

で、勝ったコマノインパルスは、田辺騎手らしい競馬で

4コーナーで上がっていって直線できっちり抜け出す競馬で勝利。

着差はクビ差で、ガンサリュートに迫られたが

ギリギリ勝ったというより、まだ余裕の勝利という印象。

2着ガンサリュートは、やっぱりキャロット馬から買っておけばいいのよって結果か?

ゲートでうるさそうだったし、道中は後方から

直線で外に出して伸びたが、スローで直線だけの競馬になったのも

この馬にとっては良かったように思える。

北村友一騎手は、本来は先行か好位の内にいて

直線でスムーズに外に出せそうなレースで買いたい騎手。

(萩ステークスのスノードンとか、あぁいう感じ……古くてすみません)。

そういうレースになったのも良かったと思う。

この馬を弱いとも思っていないし、騎手も結構評価はしているが

人馬共に中山2000mで買いたいタイプとは、やっぱり思えないのですが。

3着マイネルスフェーンは、4コーナーで外に出して追い込んでくるもという結果。

坂を駆け上がってくる勢いはすごかったし、

横に移動かというくらいにガンサリュートの外まで出さずに

コマノインパルスとガンサリュートの間を伸びてくれば2着はあったかもというくらいだが

こればっかりは……?

東京がダメとは思わないが、狙うなら今後も中山でというタイプかも。

 

1着から7着のサンティールまでは0.4秒差で

クビ、1/2、3/4、3/4、ハナ、クビ差。

6着バリングラは、とりあえず前に行った組の中では残ったと言っていいのだろうが

2番人気のサーベラージュもそうだが、堀厩舎の2頭は、なんだかでっかい、たくましい感じの馬。

堀厩舎でクラシック期待って感じの馬とは、見た目のタイプが違うかも?

ドゥラメンテではなくて、モーリスって感じ。

あくまでも見た目のハナシですが。

ポポカテペトルは10着。この舞台が合いそうに思ったが……

不利はあったが、今回は不利がなくても馬券にはならなかったかも。

パドック映像を見ていて気になったのは

9番アダマンティン。で、9着。

現時点では力差があったということだろうが……。

アダマンティンにしても、サンティールにしても

ハービンジャー産駒は、いかにも坂を力強く駆け上がってきそうに見えますね。

 

そんなこんなで、着差は少ないが

ここはコマノインパルスが、順当に強かったという結果でした。

マイネルスフェーンも、もうちょっと上手くやれてたらってところもありましたが。

ってことで、やっぱりレイデオロの強さを再確認って感じでしょうか?

 

ところで先週開催分から、

JRAのHPでは全周パトロール映像がアップされています。

レース映像とは異なり、基本的にすべての馬が映っているので

これは本当にとっても便利。

ここは本当に、JRAありがとうって感じですね。