中山芝1600mで行われるGⅢ、フェアリーステークス。
ここ5年は
3-10-7、11-8-3、1-10-4、10-5-2、3-14-5番人気での決着で
4コーナーの位置取りは、1-3-3、1-4-8、8-8-2、1-3-2、9-2-4。
ペースにもよるが、基本的には前に行った組が強く
人気馬同士での決着は少ないイメージ。
血統は
パイロ×シルヴァーホーク、ネオユニヴァース×スウェプトオーヴァーボード、ワークフォース×フレンチデピュティ、
ヴァーミリアン×マンハッタンカフェ、ディープインパクト×リンドシェーバー、ディープインパクト×キングカメハメハ、
ネオユニヴァース×エルコンドルパサー、オペラハウス×アグネスタキオン、ゼンノロブロイ×シングスピール、
ロサード×ヒシアケボノ、オンファイア×フサイチコンコルド、ダイワメジャー×フレンチデピュティ、
ダイワメジャー×ホワイトマズル、キングカメハメハ×SS、ダイワメジャー×ホワイトマズル。
前走着順は
3-9-1、8-1-2、1-11-1、1-1-8、10-1-2着。
前走レースは
赤松賞(東京芝1600m)-葉牡丹賞(中山芝2000m)-未勝利(東京芝1400m)、
赤松賞-未勝利(中京芝2000m)-赤松賞、
新馬(東京芝1600m)-ベゴニア賞(東京芝1600m)-未勝利(阪神芝1600m)、
新馬(東京芝1600m・10番人気での勝利)-新馬戦(東京芝1600m・10番人気での勝利)-阪神JF
阪神JF-未勝利(小倉芝1800m)-黒松賞(中山芝1200m)。
騎手は
石橋脩騎手(継続)-三浦騎手(乗り替わり)-柴田善臣騎手(乗り替わり初騎乗)、
黛騎手(乗り替わり)-戸崎騎手(乗り替わり初騎乗)-北村宏司騎手(新馬戦から継続)、
戸崎騎手(継続)-ブノワ騎手(乗り替わり初騎乗)-蛯名騎手(乗り替わり初騎乗)
三浦騎手(継続)-横山典弘騎手(乗り替わり初騎乗)-岩田騎手(乗り替わり・過去騎乗時は2戦2勝)、
津村騎手(乗り替わり・過去1戦1勝)-吉田隼人騎手(継続)-北村宏司騎手(乗り替わり初騎乗)。
血統の字面はなんとなくダートっぽいイメージ。
前走は500万下負け組人気薄の巻き返し、未勝利勝ちで今回人気薄、新馬勝ちも人気薄だった馬、阪神JF出走馬。
継続騎乗が基本も、以前騎乗して勝ち負けしていた騎手にも注意。
ということで、出走各馬の気になるところを……。
1番コーラルプリンセス……クロフネ×フジキセキ。ノーザンF生産馬。
ここは4戦目で
前走は赤松賞で、5番人気1着。
パドックでは前の馬との距離も開いていて
大きな馬だからということもあると思うが、ややユルいかもという風にも見えたが
新馬戦の時もややユルいように思ったし
アルテミスSの時も、のっぺりしているように見えたので
そういう感じの馬なのかもしれない。
白くはないが、芦毛だからかも?
アルテミスSの時は引いているスタッフの人に甘えるような感じの仕草も見せていたが
赤松賞時の雰囲気は悪くなかった。
スタートはイマイチも中団につけ
直線は内のスズカゼに離されないぞって感じで上がって行き
抜け出すと外から伸びてきたシンボリバーグをクビ差抑えて1着。
2走前のアルテミスSは、大きく出遅れ、ほぼ最後方で直線に向き追い上げるも8着で、
1-2着馬のリスグラシューとフローレスマジックからは離されたが
3着シグルーンからは0.6秒、4着アピールバイオからは0.2秒差だった。
新馬戦は新潟芝1400mで勝利と
3戦すべて左回りで今回が初の右回りと急坂コース。
ここ2戦はスタートがあまり良くないのと
大きな馬で最内枠というのはどうかと思うが
外を回さないとダメというタイプには見えない。
2戦目から柴山騎手の継続騎乗。
出遅れないにしても、外にいるのが前に行きそうな馬ばかりなのがどうか?
昨日は東京競馬場で、タートピッだと思うが
柴山騎手がコーラルプリンセスのインタビューに答えている映像を何回か見た。
そして、なぜか柴山騎手しか見なかった。
モニターを見上げると、柴山騎手……買えってことか??
2番ツヅク……マツリダゴッホ×フサイチコンコルド、全兄にルグランパントル。
ここは3戦目で
前走はアルテミスSで、9番人気11着。
逃げて残り200mを過ぎても粘っていたが、結局次々に交わされてという結果。
2走前は新馬戦(中山芝1800m)で、
ゆったりとしたペースで逃げ切り勝ち。
断然1番人気だったオールザゴーが直線で内にササッたことにも助けられたかもしれないが
差は詰められても抜かれなかったのではないかとも思えるレースぶりだった。
ルグランパントルの全妹だからというわけではないが、
東京よりは中山の方が向きそう。
ただ、今回は前2走よりペースも速くなるだろうし
この枠を引いたからにはやっぱり逃げたいだろうが
逃げられるかどうか?
江田照騎手の継続騎乗。
3番アエロリット……クロフネ×ネオユニヴァース、いとこにミッキーアイル。ノーザンF生産馬。サンデーR。
ここは3戦目で
前走はサフラン賞(中山芝1600m)で1番人気もハナ差2着。
逃げたサクセスムーンを坂で交わして先頭に立つも
坂を上がって猛然と伸びてきたトーホウアイレスにゴール前で交わされた。
2走前は東京芝1400mの新馬戦で
先行して抜け出して1着。
2着はダイイチターミナル。
横山典弘騎手の継続騎乗。
このメンバーなら勝ち負けしてもと思うが
スムーズに先行して抜け出す競馬ができるか?
4番ブラックオニキス……ブラックタイド×チーフベアハート。
ここは9戦目で
前走は阪神JFで13番人気で12着。
ずっと中団を回ってきたという競馬で、可もなく不可もなくという印象。
クローバー賞ではトラストに勝って1着で、札幌2歳ステークスはトラストの2着。
この頃までは、小柄だけど頑張り屋さんという印象だった。
ここは9戦目で、城戸騎手から黛騎手に乗り替わり初騎乗。
関西所属騎手だし、中山で騎乗してた記憶が無いので
この乗り替わりも仕方無いのかもという気もするが。
乗り変わるのが黛騎手ということは、
逃げるかどうかはともかく、前に行ってどこまでということだろうし……。
黛騎手はこのレース、ノットフォーマルで勝利しているが
新馬戦から5戦続けて騎乗した後(そういえばこの馬はクローバー賞2着馬ですね)
乗り替わりになり、再び手綱が戻ってきての一戦だった。
だからどうということではないが、何となく何でもかんでも乗り変われば良いってことじゃないよなぁって思いますよね。
連続して使ったほうが頑張れる馬なのかもしれないが
賞金を持ってない訳でもないし、
少しは休ませてあげたらいいのになぁと思ったりもする。
5番ジャストザマリン……ディープブリランテ×ティズナウ。
ここは3戦目で
前走は阪神JFで11番人気16着。
スタートがイマイチで後方からになるもじわじわと外目を上がっていき
4コーナーでは中団の前というところだったが
そこまでに脚を使ってしまったかというところもあり
その後全く伸びなかった。
新馬戦はシーソルティキッスが断然の1番人気だった東京芝1400mで、
好位の外にいて、直線残り200mを過ぎてから抜け出して1着。
時計は遅いが、2着アドマイヤシナイ、3着シーエーパイロット(ダートだが)、4着サンタアズライト(ダートだけど)はその後勝ち上がった。
ちなみに新馬戦のパドックでの印象は、筋肉質で力が強そうだなというもの。
それほど人気にはならなさそうに思うが、
雨が降って力の要る馬場になれば期待できるかも?
横山典弘騎手、四位騎手ときて、今回は北村宏司騎手に乗り替わり初騎乗。
前走ややチグハグになったようにも思うので、うまく流れに乗れれば?
6番ヒストリア……ハーツクライ×ミスターグリーリー、半姉にヴィスピー。ノーザンF生産馬。
ここは3戦目で
前走はアルテミスSで、7番人気7着。
道中は中団の前目の位置でリスグラシューの内を走っていた。
直線でリスグラシューが外に出したのに対して、この馬は内に進路を取り
最内を伸びてない訳ではないが、という結果。
コーラルプリンセスと同タイムで、クビ差先着。
2走前は中山芝1600mの新馬券で
スタートはイマイチも外を上がっていって
4コーナーから直線を向くところでは大きく横に広がった2列目の外といったところ。
坂をぐんぐん上がって、内で競り合う2頭をあっさり交わして勝利した。
2、3着馬は未だ勝ち上がっていないが、
出遅れて直線だけで4着に突っ込んできたシーズララバイは、東京替わりで2-1着して勝ち上がった。
アルテミスで負け、自己条件の赤松賞で良い競馬をした馬のほうが好成績なイメージだが
この馬は東京よりも中山のほうが合いそうなイメージ。
蛯名騎手の継続騎乗。
7番キュイキュイ……ハービンジャー×SS、半兄にヤングマンパワー。ノーザンF生産馬。キャロットF。
ここは3戦目で
前走は東京芝1600mの未勝利戦で1番人気(3.1倍)で1着。
外枠だったのでずっと外を回る形ではあったが
直線で長く良い脚を使って先頭に立った。
2走前は福島芝1800mの新馬戦で
戸崎騎手騎乗のキャロットF馬ってこともあると思うが、1.9倍の断然人気で4着。
好位の内を進んで、直線で外に出したいタイミングからワンテンポ遅れた感じはするが、伸びなかった。
戸崎騎手、柴山騎手で、今回は津村騎手に乗り替わり初騎乗。
ちょっと頭が高いのかなという感じの走りで、中山替わりは悪くなさそう。
8番モリトシラユリ……クロフネ×SS、半姉にホクセツダンス。
ここは5戦目で
前走は中山ダート1800mで1.7倍の断然人気に応えて勝ち上がり。
それまでの3戦は芝を走って8-2-2着。
前走は好位から外を回って先頭のレッドエレノアに並びかけ
交わして突き放した。
ダートが良いのは確かだろうが、中山が合ってるとも言えないだろうか?
2戦目の東京芝1600mは直線で進路がうまく取れずにモタモタしたが
じわじわと伸びて2着。
3戦目の稍重芝1800mも最後はじわじわと伸びて2着。
じわじわ伸びる馬がシュッと伸びる馬に勝てないのが東京コース。
だから全くダメとは思えないのだが、1600mの重賞だともっと適性のある馬がいるよねってところも……。
2戦目のみ福永騎手で、江田照騎手が前走まで騎乗していたが
今回は吉田豊騎手に乗り替わり初騎乗。
1月7日現在、リーディング3位で4回に1回の割合で連対!
で、3Rでは9番人気で2着。
勢いに乗ってみる?
9番ポンポン……ブラックタイド×トウカイテイオー、半兄にケントオー。
ここは9戦目で
前走は阪神JFに出走して15番人気17着。
新馬戦は東京芝1600mで5着、2戦目は3着だったが
距離を短縮して中山芝1200mで勝ち上がり。
先行してどこまで粘れるかというところだが……。
10番スノードーナツ……パイロ×スペシャルウィーク。
5枠はミルF枠ですね。
ここは6戦目で
前走は福島2歳ステークスで13番人気11着。
3戦目に新潟の千直競馬で勝ち上がり、
4戦目は門別のエーデルワイズ賞に出走するもビリ。
門別のダートは合わなかったかもしれないが
芝1600mが合うかというのも?
新馬戦から岩部騎手だったが、松岡騎手に乗り替わり初騎乗。
とりあえず先行してみるって感じ?
11番メローブリーズ……スクリーンヒーロー×エルコンドルパサー、いとこにノガロ。石毛厩舎はスノードーナツと2頭出しで、人気のある方。
ここは5戦目で
前走は稍重の東京芝1400mの500万下で1着。
好位の後ろからの競馬で直線は外目を伸びて1着。
2走前のアルテミスSは、スタートがイマイチで後方から
4コーナーから直線に向くところでごちゃごちゃしたところもあり結局14着。
そこがスムーズだったら、追って伸びたのかというのは判らないことだし
相手も強かった。
ただ力の要る馬場は悪くなさそうだし
雨が早めに降り出すようなら要注意か?
ピンクのシャドーロールが可愛い。
前走から大野騎手で継続騎乗。
12番アルミューテン……スクリーンヒーロー×マリアズモン、母の母はプリモディーネ。
ここは4戦目で
前走は葉牡丹賞で11番人気12着というかビリ。
それほど速くないペースで逃げていたが
坂で後続に次々と交わされた。
2走前はアイビーSで4番人気も7着。
この時だけ福永騎手で、この時だけスタートで遅れて逃げていない。
この時のパドックメモにはフツーとしか書いてなかったので、今となっては何がフツーなのか思い出せないが
悪くもないが特に馬券になりそうな感じではなかったというところ。
新馬戦は中山芝1800mで逃げ切り勝ち。
勝浦騎手の継続騎乗で、今回も逃げるのか?
13番パフォーム……マツリダゴッホ×アドマイヤコジーン。BRF生産馬。BRF。
ここは7戦目で
前走は赤松賞で9番人気6着。
2着馬から5着馬までが、今回のレースで抽選に外れたので
赤松賞組としては、コーラルプリンセスに次ぐ成績で
0.2秒差なのだが、あちらは3番人気でこちらは14番人気。
レースはアピールバイオの後ろを追走し、直線ではやや外目に出して追うも
並びかけるまでにはいかず、外から伸びた馬に交わされた。
歩幅は狭いが力強い印象だったし
中山芝1600mで勝ち上がっているので、中山の方が良いかもしれないが
新馬戦から勝ち上がるまでの4戦は木幡巧也騎手が51キロで騎乗して
3-2-2-1着。
その後2戦は柴田大知騎手だったが、本日はトラストに騎乗のため
丹内騎手に乗り替わり初騎乗。
51キロが大きかったのか、木幡巧也騎手と手が合っていたのか、内枠も良さそうだったってことを考えると、今回は?
14番アマノガワ……メイショウボーラー×サンダーガルチ。
ここは5戦目で
前走は赤松賞で7番人気11着。
この馬もパドックの印象では力が強そうとメモしていた。
レースは直線に向いた時にはスズカゼの内にいたが
そこから外に出している間に差を広げられて終了した感じもあった。
中山芝1600mでは、2-1着で今回中山に替わるのはプラスだろうし
そう言ってはなんだが、田中勝春騎手では2戦して5-11着で
中山が良いのか、カッチーだと走らないのか不明って感じ。
今回は柴田善臣騎手に乗り替わり初騎乗。
全く人気は無いが、ちょっと面白そうな馬。
小さいだけに、馬体重が増えていて欲しいが。
15番ライジングリーズン……ブラックタイド×キングカメハメハ、全兄にグランフィデリオ、母の半兄にブルーコンコルド。
ここは3戦目で
前走はアルテミスSで12番人気13着。
レースはスタートで遅れて後方から、直線は外に出されて特に伸びるといった感じもなく終了。
外目を良い感じで歩いていたように見えたが……。
新馬戦は稍重の中山芝1600mで差し切り勝ち。
中山に戻るのは悪く無いだろうし、雨が降ればさらにチャンスも?
枠はもう少し内の方が良かったと思うが。
丸田騎手の継続騎乗。
丸田騎手は昨日の最終レースは同じ芝1600mで15番枠のウイングチップで3着。
ウイングチップもそうだが、ウイングレットの仔は中山と新潟は走るので
単・複買って、リンクスとコスモヨハネとのワイドも獲らせて頂いた。
でもってコスモヨハネから流して馬連も獲らせて頂いた。
それなのに、3連複を買ってなかった……よし、反省したぞ。
で、この馬で同じようにいけるかはわからないが、穴っぽいのは確か。
16番キャスパリーグ……ディープインパクト×ストームキャット。
ここは6戦目で
前走は中京芝1400mのつわぶき賞で1番人気2着。
かかり気味に先行して抜け出したエントリーチケットに
外から伸びて迫るも0.1秒差。
その前の秋明菊賞も、もみじSも、結局前を捉えられずに2着。
今のところ1400mがベストじゃないかと思われるし
堅実だけど勝ちきれないキャラ。
戸崎騎手に乗り替わり初騎乗で2番人気。
このメンバーならとは思うが、
中山より京都の方が向いてそうにも思えるし……。
ということで、
人気でもまともなら3番アエロリットが中心。
一発あるなら5番ジャストザマリンに期待。
1番コーラルプリンセス、6番ヒストリア、7番キュイキュイ、11番メローブリーズが2着候補。
8番モリトシラユリ、14番アマノガワ、15番ライジングシーズンの3着ツッコミを期待。
なので
3番アエロリットから
1番コーラルプリンセス、5番ジャストザマリン、6番ヒストリア、7番キュイキュイ、11番メローブリーズの馬連と3連複。
1列目に3番アエロリット
2列目に1番コーラルプリンセス、5番ジャストザマリン、6番ヒストリア、7番キュイキュイ、11番メローブリーズ
3列目に8番モリトシラユリ、14番アマノガワ、15番ライジングシーズンの穴馬3頭の3連複で穴狙い。
穴馬は来て欲しいけど、2頭は来ないでという感じ。
16番キャスパリーグはパドックですごく良く見えたら考える。
もちろん、他の馬も牝馬だけにパドック次第ではありますが。
京都11Rシンザン記念は、
7番アルアインから。
5番ペルシアンナイトは、多少馬場が渋っても……とは思うが
1倍台ってのはどうか?
とりあえず買いたいのは上記2頭以外では
8番トラスト、9番キョウヘイ、10番マイスタイル、14番タイセイスターリー、15番コウソクストレート。
距離はわからないが、とにかく逃げるだろう3番メイショウソウビが穴。
でもって、厳しいとは思うが、13番イエローマジックが気になる。
馬場が悪化するなら10番マイスタイルの評価を上げて
さらに悪くなるなら12番ケンシンの一発ってのはないだろうか??
ということで、
フェアリーステークスは波乱期待も
シンザン記念はそこまで荒れないのではないかと思っているのだが
天気と馬場次第というところもあるようで……どうでしょうか?