たけのこ薬局と名づけよう | ちどり(夫)とあめり(嫁) の のほほん日記

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アロハ~
京都在住、おふたりさまで気ままに暮らしております。
最近はじめたレザークラフトや洋裁でできた作品も見てやってください。

言うまでもありませんが、あめりです。


先日、大阪の主治医の先生のところに診察に行ってきた。

少々、体調に気がかりなところがあったから。

でも大したことなかった。

しかし、一応ということで薬を処方された。


この病院は京都のわが家からはちーっと離れており、電車を乗り継ぎ1時間半弱くらいだろうか。

まぁ、読みやすい本であれば、往復で読解力弱い私でも本気の集中力で読みきれちゃう距離だ。

(実際、ぼんやり妄想時間が多く、ろくに読めやしない)


「さて、薬をもらって帰りますか」

と 同じショッピングモール内にある処方せん薬局を目指した。

すると、その日は月に1度の定休日であり、ガシャンと閉まっているではないか。


ついてない・・・

他に薬局知らんし、もう近所の駅の向こうのあの薬局に行くしかないか・・・

という訳で、めずらしく寄り道もとくにせず、駅に向かった。



診察は夕方に行ったので、帰りはお勤め帰りラッシュに出くわし、当然座ることもできず。

電車内の窓に映る自分の姿に 

「うそや! こんなに老けてない!」 とプイと目をそらし、

他の窓に映る人と実際の顔をちらちら見比べて、

「いや、一致している・・・」

と あくまで半分認めざるをえない現実に打ちひしがれて電車に揺られていた。



最寄り駅にようやく着き、辺りはもうすっかり暗い。

改札を出てまっすぐ100m先くらいの薬局の看板を確認すると、明かりが点いているではないか。

まだやってる!! と確信して何の疑いもなくずんずん向かった。


その処方せん薬局は、結構新しいところで今まで利用したことがなかった。

中を入り口から見ると、中年男性1名発見。

「よしっ 入ろう」 

・・・・ 自動ドア開かねぇ。


ん? これは自動ドアのふりして実は引き戸?

中の男性も奥へ行ってしまい気づかないようなので、ガラガラとドアを開けて入ってしまった。


「すいませ~ん、あの~、まだいけますでしょうか??」 と声をかけると、

ちょっとドギマギした感じで、「いいですよ~」 と言ってくれた。


処方せんの伝票を渡すと、ご主人は中へ入っていった。

待ってる間に店内をぐるりと見渡していると、時計が8時を指していた。

な、なにぃぃぃ~、もうそんな時間なのか!?

どういう訳かワタシの体内時計では7時頃とふんでおり、寄り道せず帰ってきたのに、なんでそんな時間になっていたのか今でもわからない。


入ってきたドアを見ると、営業時間が 「~19:30」 となっていた。

うっそぉ~、もう30分も過ぎてるやん。(脱)


さらにそれは引き戸ではなく紛れもなく自動ドアであり、

そうか・・・お店閉めて電源抜いてる自動ドアをガラガラと開けて入ってきてしまったんやな。(脱)


先ほどから、伝票が次々プリンタから出てきているのは、まさに締めの作業の光景ではないか。


ひゃーーー、はずかしいーーー。

なんて強引なのーーー。

ここ数分の自分の無邪気さにオロオロしながら、ご主人を見ると電話でなにやら話している模様。


そうか、やっぱりこの時間やし無理なんやわ。

ごめんなさい、ご主人。さぞ驚いたでしょう。


電話を終えてカウンターに戻ってきたご主人に、

「すみません、もう閉まってたんですね。薬、明日でいいです。また来ます~」

とたたみ掛けるように言うと、

「えっ、そうですか?? 大丈夫ですか??」

「大丈夫です! 今日中に飲まないとだめってほどではないんで!」(必死)


どうやら、私の求める薬がそこにはなく、近くの病院かに問い合わせてくれてたみたいだ。いい人。

次の日の午前中には手配できるらしく、

「明日の午後にまた来ます」 ということで、話がまとまった。


「じゃあ、これ書いといてもらえますか」 と氏名や住所を書く用紙を渡され記入していた。

その間、ご主人はまた ささーっと別の奥の部屋へ入っていって戻ってくると、


「これ、よかったらどうぞ!」 と 2重のビニール袋に入ったものを差し出された。

手に取ってまじまじ見ると、もしや

「これは・・・ あっ たけのこですか!」


そうなのです、それはそれはおいしそうな筍がずっしりいっぱい。

しかも、ゆがき済み!!(ここポイント)


なんでも、裏の竹やぶからたくさん取れるらしく、大きな鍋でいっぱいゆがいてるらしい。


う、うれしい。

「薬得ずも筍得たり」 


その日からおかげさまで、我が家ではたけのこ料理が続いている。

 たけのこご飯 (とりあえずこれっしょ)

 若竹煮 (もらって帰ってすぐ作った うす味でうまい)

 土佐煮 (鰹節でこうばしうまい)

 たけのこ入りハヤシライス (ありでした)


次の日の午後、薬をもらいに再び例の「たけのこ薬局」へ。

「たけのこ、ありがとうございました~、やわらかくておいしかったです~!」とお礼をご主人に言うと、

「まだいりませんか?」 ときたもんだ。


どんだけ持て余してるの、ご主人!!


私、この町で学んだ。

この時期に薬をもらうのは、「たけのこ薬局」に行くべし。