《ほっかいどう~(今記しておきたいこと、次世代へ、JR北海道、どうにかならんか?)》
北海道の話題を久しぶりに記していますので、ここで日頃より私が様々思っていること、中でも最優先で今記しておきたい話題、次世代にバトンを繋いでというとても大事な目的も兼ねて、それらを今回の記事の内容に記していきたい、と思っております。
それが、JR北海道の話題。
以前(といってもコロナ前)、JR北海道に対しての苦言を何回かにわけて、いくつかこの場に記している記憶があります。
それらをベースにしつつ、今回においては、
〇コロナ対応で右往左往
〇インバウンド客対応で右往左往
〇北海道新幹線札幌延伸計画で右往左往
といった、旬のネタがJR北海道に続々起きております。
つまり、まさに今、各方面からカラフルな注目が集まる重要なタイミングなわけで。それらにも意識しながら、現在進行形、かつ最新の私の想いを記していきたい、と思います。
(過去の記憶や私個人が収集した情報に基づいて記しているので、細かい点は事実と異なることもあり得るかもしれません。この記事を読み興味を持っていただいたら、ご自身で深堀&お調べください)
目次
1,JR北海道の現状を簡単に(前編)
2,私の中でJR北海道のイメージのいい時代
3,JR北海道の現状(後編)
4,まとめ
1,JR北海道の現状を簡単に(前編)
ほとんど大部分の路線が、赤字路線です。
しかも、ハンパない収支バランス。
廃止路線が、廃止駅が、続々。
さらに、その流れがいつまでたっても止まりません。
流れが悪い。もったいない。
日々努力しているのでしょうか?
黒字路線もあります。
ごくごく一部。
しかしながら、そのとても短い区間に人の流れが集中しているため、もはやパンク状態、という情報も見かけました。
通勤客通学客とインバウンド客が、ゴッチャ、整理できず、さばけず、…。
(いずれも、正確な情報については各自ご確認ください)
当然に、慢性的な赤字状態。
(鉄道収益について。この記事の内容に不向きな不動産収益等は考えていない)
そのアンバランスさは、他のJR各社からの資金援助で毎年フォローされているはず。
つまり、これをごく簡単に記せば、全国の鉄道利用者(つまり国民)が、JR北海道を長期間にわたって間接的に支えているわけで。
ここ大事!ここが基幹。出発点。
北海道に行ったことがない人も、興味ない人も。
ぃや俺は、日頃自家用車等で移動しているからこの件は関係ないね、という人も。
(⇒鉄道が便利でかつ安値だったら、クルマより優先的に鉄道を利用するでしょう?もともと鉄道事業とは、そういうものであり。その各社の鉄道事業の儲けの一部が、JR北海道に流れ、そして支えているわけで。同時に、このことは、永年さらに未来へ必要とされていく社会的インフラが、どんどん確実に劣化&縮小していっていることにもお気づきでしょうか?少なくとも拡大していません。また、これらを人口減や少子化の責任にしてはいけません。これまた大事なこと。どれもが失って気づく)。
2,私の中でJR北海道のイメージのいい時代
多くの自分の記憶の中から、今回のネタに関連し、ふさわしい(比較しやすい)話題をまず先に。
約30年強前。
当時、JR北海道では、道内客向けに、札幌から各スキー場への往復切符を販売していました。
『スキップ』という日帰り旅行切符です。
対象は、ニセコ、富良野、テイネ、カムイスキーリンクス、などのスキー場。
その中身は、往復チケット、リフト券、その他の特典(例、貸しスキー)など?
(ニセコ、富良野などのメジャースキー場は、札幌からの日帰りではもったいない、という意見はさておき)
当時のそれまでの私は、東京から比較的便利な上越線周辺(つまり越後湯沢周辺)のスキー場をよく利用し。
憧れの冬の北海道に行けるようになり、その『スキップ』を早速活用。
札幌駅からごく近いテイネスキー場から、まずは利用。
ニセコ、富良野と、横綱級のエリアに次々ハネを伸ばし、経験値を豊かに増やしていく形に。
おかげで、北海道のメジャースキー場を、いとも簡単&廉価で次々回れることに。
かつ、百聞は一見にしかず。
これらは、JR北海道のおかげ。
当時は、その切符の利便性をさらに増幅&便利にさせる形で。
ニセコエクスプレス、フラノエクスプレスという名前の付いた、専用特急列車が設定されており。
札幌駅を8時過ぎに出発、現地の最寄り駅に10時過ぎにつくという、ありがたいダイヤ。(帰りもあり)
つまり、シンプルに直通。
車両も、専用車両、かつ展望車。
イメージは、小田急のロマンスカー、ぃゃ、名鉄のパノラマカーの方が、近いかなぁ?
正確さ、速さとともに、特別感、優越感、セレブ感を味わえる名車両でした。
快適。
テイネ。 カジュアルさ。効率的な時間活用。
ニセコ。 広いゲレンデ。蝦夷富士(羊蹄山)を正面に絶景。
富良野。 ダイナミック。人口密度の少なさ。
どのスキー場にも、我がスキー場No.1をしっかり謳うような強きセールスポイントがいくつもあり、競い合い、その選択も、その時の自分のスケジュールに合わせ自由自在でした。
それも、JR北海道のしっかりしたダイヤと洗練された列車設定がベースにあるから、ごく当たり前に成り立つのです。
(他にも、キロロ、トマム、ルスツ、…)
多くの人が思うように。
北海道のスキー場を知ってしまったら、残念ながら本州のスキー場で滑ることはできません。
最高級の雪質をはじめ、多くのファクターで、ほぼ全てのファクターで、レベルがはっきり段違い。
私も、北海道で滑ってからは、めっきり行かなくなりました。
(今、インバウンドの人たちが多く押し寄せてくるのは当然。ニセコがブレイクしているのは必然)
さてここで、私が一通り北海道のメジャーなスキー場でスベってみて、結果、最終的に自分が選択した私的ベストなスキー場は、どこでしょうか?
ニセコではありません。
富良野でもありません。
テイネではちょくちょく滑りましたが、それは札幌にとても近いから。わずかな時間でも利用できるから。
ですので、テイネでもありません。
最終的に私がハマったスキー場は、旭川のカムイスキーリンクスです。
カムイスキーリンクスには、ニセコよりも、富良野よりも、どこのスキー場よりも、はるかに優れているファクターが、たくさん存在しています。それらはありすぎて、記せないほど。
カムイに一度行ってみて、ニセコらには行けなくなりました。
そのうちのひとつが、アクセスの良さ。
ぶっちぎり。
札幌から旭川ヘ向かい、特急停車駅深川駅で下車、そこから連絡バスでカムイに向かうルート。
札幌↔旭川間は、北海道一と言ってもよい重要な幹線、ひっきりなしにコンスタントに特急電車が走っています。
この上なく便利。
たとえば。午後4時までギリギリまで滑り、最終接続バスで深川駅へ、俊足列車で深川→札幌→新千歳空港の移動、それでも悠々余裕で羽田行き最終便(当時は午後8時)に間に合う、黄金のスケジュール。
私を虜にさせました。
これもまた、スキップという優れた企画キップと、雪に強い、絶対遅れない、JR北海道の信頼がバッチリあったからこそ、何度も繰り返しできたことです。
3,JR北海道の現状(後編)
最近、冬に北海道を訪れてみますと、ほぼ毎日、JR北海道では電車の遅れが発生している様子。
さらには、運休もたびたび見かけており、特に集中的に岩見沢近辺(上記札幌↔旭川間)がヒドいようです。
上記時代と比較して、運行やサービスレベルがかなり劣化していることが、はっきりわかりますよね。
また、北海道新幹線札幌延伸予定に伴い、小樽↔余市間が鉄道からバスへ転換されていくことが、最近よく検討されています(もめています)。
これ、どうなんでしょ?(自分は、転換に否定的)
もしそう実施されてしまうと、リゾート地ニセコまでの直通列車は、設定できなくなるのかな?
(今もないですけど。。。)
不便ですね。
せっかく世界中から北海道に多くのインバウンド客が押し寄せているのにね。
ニセコがブレイクしているのにね。
こちらからの視点も、上記時代と比較して、JR北海道の運行やサービスが劣化していることが、はっきりわかります。
そして、さらに将来へ劣化への確実な流れ。
(新幹線停車駅に、ニセコはあるのかな?ないはず。それらどれもが、JR北海道自身による、利用客に対する多様化なサービスの提供についての断念でもあり。)
おまけ。
JR北海道の夕張線が廃止されました。
現在は存在しない、JR北海道の夕張駅。
そのまさに駅前にドドーンと、マウントレースイスキー場が、リゾートホテルとともに存在しています。
ただ、そのホテルは、過去に格安で外資に売却され(さらに短期間で転売されたらしい、今は?)。
そのスキー場は、実は、新千歳空港からメチャ近いのです。
鉄道が存在していたころ、空港から(または札幌から)、なぜ直通列車を走らせなかったのでしょうか?
需要を掘り起こさなかったのだろうか?
実現すれば、便利なんですけど。。。
たくさんのお客が押し寄せたと思うのですけど。
列車あれば、少なくとも、自分は利用してましたね。
これ、上記スキップ切符の最近版(応用)ですね。
(さらに、現在は、バスの運転手不足により、札幌⇔夕張間のバスが減便(?廃止?)に?)
ちなみに。現在でも鉄道路線があるトマムについても、もっと列車の設定を増やせばいいのに。。。
(これは、現在ゼロのカムイスキー⇔深川駅(または旭川)の接続バスも同じ)
これらすべて、JR北海道は、日々収益改善に向けて、あるいは利用者の増加に向けて、営業努力しているのでしょうか?
前述の項目1に併せ、日々不思議に思っているところです。
おまけのおまけ
〇北海道新幹線の札幌延伸。
さらに、新千歳空港、苫小牧まで伸ばした方が、札幌止まりよりはるかにいいですね。
この主張は、かつて私の競馬サインにより、このブログに何度か記載済です。
〇エスコンフィールド北海道付近の新駅開業
この区間(札幌⇔新千歳空港)は、ますます飽和状態になりそう。
○大地震や戦争、核汚染などの有事の際の鉄道輸送
4,まとめ
まだまだJR北海道についてはいろいろ記したいことが山ほどたくさんありますが、すでにかなりの長文ですので、一旦ここで終了とさせていただきます。
自分のこうした想いが、少しでも様々に繋がるといいですね。