《乗り放題切符、キュンパス。私のおススメルート(只見線)とそこから無限大のプランニングについて》 | ちどり歩き

《乗り放題切符、キュンパス。私のおススメルート(只見線)とそこから無限大のプランニングについて》

私のおすすめルート、三陸海岸線、五能線、そして只見線。

どれもが、観光路線、人気路線、そして、本数が少ない激レアローカル線。

 

 

スケジュールを組むのが極めて難しい路線。

乗換案内では、おそらくたちうちできず。

そこが面白い。そこが自由。そこが創造性。

以下の記述は、ぜひ、時刻表を手に持って読み進め俯瞰的視点にて把握することを希望します。

旅行に行かない方、行けない方にとっても、時刻表を手に取ることによって、次回以降先々将来に向かって、あなたの中で眠っていた豊かな創造力を働かせるきっかけになることもあり。

様々な方に新たなる刺激になることを願って、話を進めていきます。

 

 

ここでは、秘境路線の只見線について、記していきます。

同時に、この乗り放題切符のいろんな活かし方が伝われば、と思っております。

 

 

タダ見せん、ではありません。

タダで見せます、です。

そこんとこ、よろしく!

 

 

 

まず簡単に只見線を紹介。

 

福島県会津若松駅から新潟県小出駅を結ぶ路線。135km。秘境路線。

 

◎紅葉の美しい路線第1位(日本経済新聞)

◎好きなJRローカル線ランキング東日本編第1位(旅と鉄道)

◎四季通じて一年中絶景の誉高い、只見川第一橋梁はじめ、沿線のビューポイント、すこぶる多し。

 

2011年水害により不通。橋梁等流される。

2022年10月。11年ぶりに全線復旧。

 

 

そして、只見線といえば、一番の攻略ポイントは、列車本数の少なさ。

全線を走破する列車は、上り下りともに1日わずか3本づつ。

・小出発    5:36  13:12  16:12

・会津若松発  6:08  13:05  17:00


 

夕暮れが早い冬季期間、3本目の列車では、車窓がすでに真っ暗であり、乗車してもあまり楽しみも価値もない。

朝もやの中を走る始発列車は幻想的で魅力たっぷりであるが、それは周囲から列車に注目した場合の話。

車内からは、やはり、モヤで周囲が見えない可能性が高い。そもそも東京発では接続できない。

 

となると、狙う列車は、2本目の列車のみとなる(ここでは会津若松発をターゲット)。


 

早速、やや脱線。

只見線を観光路線とアピールし、実際そのポテンシャルが全国トップクラスの路線でありながら、訪れた観光客が好んで乗れそうな列車が上下1本ずつしかない現実。これでは、気になった駅での途中下車も、気軽にどころか、まるでできない。現地にお金を落とし、思い出を創ることもできない。通過するのみ。

最低でも、午前1便、午後1便の新規増発が必要であり、こうしたフリー切符に併せ、臨時列車を創ることも要検討すべきだ。

 


 

さて、只見線会津若松発13:05に注目。

 

会津若松着(←郡山発の磐越西線←東京発東北新幹線)は、9:41〜12:31、の4本。

 

会津若松(とその周辺)でどう楽しむかどうかで、それら選択する列車は変わってくる。

周辺の観光地は、鶴ヶ城、猪苗代湖(野口英世記念館など)、喜多方。

グルメは、ラーメン、そば、さらに温泉など、楽しみ方は多い。

オーソドックスな鶴ヶ城周辺で楽しい時を費やすならば、近くの七日町駅から只見線に乗車できることも可能。自由自在なフリー切符の良さ(但し、座席を確保するなら、始発から乗車すべき)。

会津若松駅すぐのところ(徒歩5分)ぐらいに、安い手頃な温泉あり。駅との中間にはスーパーもあり、帰りにそこで酒や総菜を調達し、駅弁代わりに次の列車に乗り込むのが、接続時間が少ない時(例、約1時間)のマイスタイル。

 

上記磐越西線の列車の選択したら、そこから東京駅乗車時間を逆算し確認する。

例えば。会津若松着9:41の列車に郡山駅で乗り込むには、東京発6:40発のやまびこに乗車すればいい(乗換案内利用)。運賃は、東京→会津若松で、およそ9500円。会津若松に到着した時点で、ほぼペイしたことになる。

 


再び脱線。


東京までの帰路は、会津若松から磐越西線をUターンし、郡山経由東北新幹線でも良し。直進し、新潟経由上越新幹線でも良し。

磐越西線も、只見線同様、観光路線で絶景路線。週末には、新津⇔会津若松間にて定期的にSLが走っている路線。この路線の車窓も、只見線に負けず劣らず、魅力的。何度乗っていても飽きない。

また、いずれも、夕食は、現地でのグルメが堪能できる。


あるいは、会津若松から南下、会津鉄道等を利用(別運賃がかかる)、鬼怒川温泉方面へ抜けていくルートもある。

この場合、日光、下今市等から再びJRへ乗車すれば、乗り放題切符の威力を再び発揮することができる。

こちらも、グルメ(宇都宮含む)、日帰り温泉等、楽しみが多い。

なお、磐越西線沿線にも、グルメ、温泉等は、たくさん存在、毎度フレキシブルに利用中。


また、この界隈は、豪雪地帯であることから、急な運休も充分考えられ。あらかじめルートを多数確保していた方が、緊急時においても臨機応変しなやかに対応できそう。よって、事前にチェックしておく。


以上、様々なルートがあることを確認されたし。

 常にご自分が好むモアベターなルートをチョイス。

(私の場合は、ここにさらに車も投入、頻繁にこのエリアを東奔西走。)

現地地図も同時に購入した方が良い、という理由も、これでご理解いただけるでしょう。




さて、只見線の話題に戻ります。


会津若松発の列車に無事に乗車できたら、約4時間40分の只見線の旅。

小出駅には、17時47分に到着する。


ここで、さらにこの切符のメリットをバシバシ活かしていく。

東京までの帰路に上越新幹線を利用する。

その際、乗車駅を、越後湯沢、浦佐、長岡(、そして新潟)から選択することが可能。

加えて、この界隈は、お米のとても美味しい南魚沼界隈であることから、質の高いグルメの店を選び、気持ちよく締めのディナーを楽しむことができそうだ。



以上のように、 最後まで、選択肢が多く、充実した日帰り旅行が楽しめる。

伝わったでしょうか?




おまけ

◎上記スケジュール日帰りを1泊2日にしたら?

1日目の例。東京⇒新庄⇒余目⇒(絶景夕日)⇒新潟(泊)

この場合、2日目の只見線へは、会津若松からも小出からもどちらからも乗車選択可能。

◎さらに磐越西線名物のSLに乗りたい?

金曜日に上記1日目。土曜日に新津発SLに乗車可能。

この場合、2日は土曜日になるので、この切符は使用不可能。

また、青春18切符有効期間内であれば、利用可能(学生、若い人向け。家族旅行には向かない)


このようにさらにより一層魅力的なプランニングができます。ご参考まで。



お断り。

今回のこの切符の有効期間内では、おそらく磐越西線でのSLの運行予定はありません。次回以降の参考にして下さい。