小説がすき -4ページ目

薔薇と接吻 杉原理生

今回の発売日はルチル文庫の購入が多かったです。

ディアプラスとルチルは今一押し!

本日はこちら

薔薇と接吻 (幻冬舎ルチル文庫)/杉原 理生
¥650
Amazon.co.jp


私の大好きな杉原さんです。


「きみは俺をいつか忘れる」そう言って、子供の頃から一緒に暮らしていた櫂が律也の前から姿を消した。

しかしその時櫂は、二十歳になるまで自分のことを覚えていたら迎えに来る―という約束も残していった。

そして五年後。約束の日を待つ十九歳の律也の前に現れたのは、

律也のことを忘れてしまい『夜の種族』に変化した櫂だった…。



えー、杉原さん、こういう話も書かれるんですね…!!!

純粋に驚いた!


お話としては、ミステリー調というか、杉原さんSHYノベルス系です。

主人公の律也は大学生なはずなのに、通ってるエピソードなど律也が日常と接する描写はほぼないし、

全編、『夜の種族』の正体について、『夜の種族』と敵対する種族について、律也が彼らにとって

どういう存在であるか、ということが少しづつ明かされていく内容となっています。


………う~ん。


私の印象としては、全体的に説明の部分が多いと思ったこと。

特殊設定なので仕方ないと思いますが…。

ラブの部分が、主人公律也本人の意思なのか、『夜の種族』の能力で魅了されたためのものであるのかが

いまいちはっきりしなかったので、律也に同調しにくかったこと。

夜光花さんの「凍る月」シリーズをなんとなく思い出してしまうこと。。

しかも特殊設定は夜光花さんのほうが、状況説明が上手なこと・・・・


などなどが重なり、ぜんぜんお話しに乗っていけませんでした。。


特殊設定は好き嫌いがあると思うし、状況説明しなければいけないので難しいですよね・・・


う~ん。すみません。



☆☆



UNDER THE HEAVEN(上・下) かわい有美子

とうとうこの時が来た…!

大本命の紹介です。


本日はこちら


UNDER THE HEAVEN〈上〉 (ビーボーイノベルズ)/かわい 有美子
¥893
Amazon.co.jp

UNDER THE HEAVEN(下) (ビーボーイノベルズ)/かわい有美子
¥893
Amazon.co.jp

(上・あらすじ)

両親を失い、施設で育てられた史貴は妹と、同じく施設育ちのアレックスと一緒に

マフィアの帝王・ハーベイに引き取られる。

ハーベイの実子・イェインと共に成長していく中、史貴は寡黙だが頼れる兄的存在のアレックスに

ほのかな想いを抱くようになっていた。

しかし、イェインの歪んだ欲望のはけ口が史貴へと向けられ、その秘密をアレックスに知られてしまい…。

かわい有美子の衝撃作「MIKADO―帝―」が大幅改稿してついに登場。


(下)

施設からずっと一緒に育ったアレックスへの恋心を自覚した史責。

しかしルームメイトだった友人の裏切りで、敵対するマフィアの手に堕ち、

心と身体に二度と消えない「傷」が刻み込まれてしまう。

完全に自分を喪失した史貴は捨てられるようにして帰宅を果たす。

「愛してる」アレックスの声が凍てついた史貴の心を震わせた―。

衝撃作「MIKADO―帝―」が、大幅改稿して、新たなラストでついに完全。



これは発売日に購入していましたが(かわいさんファンとして…!)、上巻だけでは評価をつけられなくて

下巻待ちをしていました。読んだぜ…とうとうこの日がきた!笑


こちらはかわいさんの超、ド級衝撃作「MIKADO―帝―」の改稿です。

噂は常々耳にしておりました…・。。。。。。。

「MIKADO―帝―」は由緒正しき「JUNE」の血を引く作品で、ものすごいバットエンドであるという噂は…。。。。


かわいさんの大ファンとなり、かわいさんの作品を探していくうち、

私も「MIKADO―帝―」のあらすじだけを読ませていただきましたが、

絶対何カ月も後を引きそうだったので、読まないでおこうと心に決めた作品でもあります。笑


上巻では、不幸な生まれ育ちの史貴が、妹の身代わりとなり、義兄にレイプされるが

好きな人とは思いを告げ合わなかったが両想いとなる、

しかし、ルームメイトにより、マフィアに売られてしまう…という、ほんとどうなるの?!というところで

切れていました。


淡々としていますが、義兄イェインにレイプされるエピソードや、それによって義兄アレックスとの距離が縮まる

エピソードは、胸が引きちぎられそうに切なくて、とてもよかったです。

あと、史貴が信じていたルームメイトサウフォンに裏切られエピソード!

サウフォンが史貴を大好きすぎて、胸が痛かったです。


これだけ切ない展開で盛り上げておいて、

「MIKADO―帝―」のようにバットエンドだったら恨むよ…かわいさんと思っていました。




さて下巻。


……

駆け足すぎですからーーーーー!!!!!!!!



史貴が、イタリアマフィアのヴィンセントに売られ、妹の変わりだと言われてレイプ。

背中に汚らしい蜘蛛の刺青をされ、薬漬けにされ、挙句ポルノビデオに売られめちゃめちゃにされる

エピソード。


もう必要ないとばかりに、家の前に捨てられ、帰宅してから薬と戦う厳しい毎日。

薬の誘惑に負けそうになった時、通じ合うアレックスとの気持ち…!!!!!!!!!!


アレックスに愛されることによって、本当の愛を知り、妹の身代わりでない自分を確立し、

強く、したたかになってゆく史貴…!!!!!!


ひどく、残酷な展開なのに、史貴がそれを乗り越えてゆくことによって

読者が悲しくならずに読めると思います。


かわいさんが描く、見た目は日本的で中世的で美しいのに、強くしたたかな男子。

もう大好物です!大好き!!!!


………しかし、感動なのはいいのですが、冒頭で描いたように、

下巻1冊に収まるエピソードじゃないですよ……。

年齢ははっきり描かれてないですが、史貴がさらわれたのが20歳くらいだったとして…

最終章の結婚式は、20代後半、ってところじゃなかろうか…


そこまでに、薬から立ち直った話、大学に入りなおした話、アレックスとのらぶらぶ話、史貴の進路、

サウフォンとの再会、マフィアの家の話、イェインの挫折…などなどなど・・・・

細切れ過ぎて正直、もう1冊増やしてもう少しじっくり書いてほしかったなあ~と思いました。

特にアレックスラブラブエピソードの下り…笑



やっぱりこれだけジェットコースターのように山あり谷ありでものすごく盛りだくさんのお話しで

人を引っ張っていけるものを書ける人はなかなかいないと思うのです。。

そういう点では、このお話し、かわいさん、ものすごいな~!!!と思います。


書きなおしのせいで、なかなか難しいと思うのですが、上巻のクォリティが下巻でもあったらなあと思いました。



上:☆☆☆☆☆

下:☆☆☆☆


…下巻はやっぱ3.5かな…

is in you 一穂ミチ

ものすごく大ヒットでした!


本日はこちら


is in you (幻冬舎ルチル文庫)/一穂 ミチ
¥620
Amazon.co.jp

香港からの転校生・一束は、日本にも教室にもなじめずに立入禁止の旧校舎でまどろんでばかりいる。

そんな一束だけの世界を破ったのが、二つ先輩の圭輔だった。

まっすぐな圭輔にやがて心を許し、どうしようもなく惹かれていったのに、向けられる想いを

拒んでしまった一束―十三年後、新聞社香港支局長になった圭輔と仕事相手として再会し…。



ものすごっく。。。よかったです!!


今回のお話は、買ったその日から毎日1回は読むほどはまっています。

一穂さんすごい…久々に私の好み超どストライク来ました。。。。。。。



高校時代の淡く切ない初恋エピソードが1/3くらい、あとの2/3が香港再開エピソードになります。

全編一束が主人公の視線となりますが、高校時代のうまくいかなかった迫られエピソード。壊れた関係。


再開からの、じれったい2人の距離感。

お互いがものすごーく意識しているのに、今の自分は昔とは違う、付き合ってる人もいるし、

先輩とは昔の話だ、とひたすら自分に言い聞かせる一束がかわいくてかわいくて!!!!

一見クールと見せかけて、実は不器用シャイ的な子に激弱です。。。。。。



高校時代、うまくいかなかった理由がものすごく上手です。

一穂さんは特殊職業のお話しが多く、いつもよく調べてるなーと感心しきりですが、

こういった事例を引き合いに出すところは普通の人はぱっと思いつかないと思う。よく調べてるなあ。


香港再開編の一束の彼氏、佐伯についても、読者が佐伯を憎めないくらい完璧でした。

佐伯ずるいよなー最低だよ、と思いつつ、佐伯は佐伯でそうせざるをえない人なんだ、と納得させられました。



この細部までキャラが立ってるのが一穂さんならではだよーと思います。大好き!!!!!!



一穂さんは、ラブ…というより2人の人間的な関係や、主人公の問題が解決することが中心のお話しと、

恋人としての2人が進展することが中心のお話し、と2種類のお話しを書かれる、と

私が勝手に思っているのですが、


前回の「ハートの問題」が可愛い表紙に反して、主人公の心の問題の解決が中心のお話しであった

のとは逆に、こちらの「is in you」はものすごーくBLです。

やっぱり私は、ラブが重要なんです!!!!

一穂さんのHPに、おまけの話が載っていますので、そちらも必読です!!!!

先輩側のエピソードに動機が…(*´Д`)=з

久々の満点です…ありがとう一穂さん*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆



☆☆☆☆☆