小説がすき -3ページ目

a scenery like you 一穂ミチ

a scenery ~はis in you 番外編。短編3本。

is in you がお好きなら読んで損はない短いラブラブ話。

個人的には一穂さんのブログにある番外の方が両想い前の痛さが切なくて好き。

しかし短編最後の佐伯さんが香港を去る日の美蘭に預けた置いておけない捨てられないもの、の下りは切ない。

☆☆☆☆

親友の距離 杉原理生

杉原さん久々の大ヒット。両想いが怖くて理屈をつけて逃げまくる受。
自分のことが好きなのが見えるのに怖がって逃げる美人のかわいこちゃんを追いかけるのは杉原さん、真骨頂です!

両想いが怖いという恋愛で好きな人に好かれたら逃げたいという幸せと不安がごちゃ混ぜになった、幸せが現実と受け止められない浮遊感がすごくせまるように感じられる。

穂波さんの挿し絵がいいからかなぁ…

杉原さん最近いまいちだったけど、諦めないでおっかけつづけてよかった

☆☆☆☆☆

猫の遊ぶ庭 かわい有美子

こちらは続巻が来月発売みたいですね。

今調べた…


本日はこちら!


猫の遊ぶ庭 (幻冬舎ルチル文庫)/かわい 有美子
¥580
Amazon.co.jp


京都のK大学の院生・織田和祐は、古ぼけた吉田寮に入ることに。

大正時代からあるという吉田寮は、その住人も強烈な個性を持つ学生達ばかり。

織田は彼らに不信感を抱くが、そんな中、涼しげな美貌が印象的な杜司篁嗣と出会う。

蒸留水を飲んで育ったような人だ、と織田は杜司に関心を持ち、惹かれていくが…。

書き下ろしを収録した待望の文庫化。



こちらはノベルスの出しなおしのようですね。

2009年のかわいさんの同人の後書きを読んでいたら、こちらの本が文庫化になる予定がある、と

書いてあってすごく驚きました。先の先まで決まってるんだなー。


かわいさんの特徴でもある、ものすごく繊細で、線の細い受ちゃん杜司が出てくるお話しです。

私のイメージでは「疵」の美人かわいそう受である桐原のイメージかな。


お話し自体は淡々としています。

変人が多いという大学の寮に入ることになってしまった、織田は、杜司に強くひかれ

急激に近づいていくが杜司の不可解さに、気持ちがさっぱり見えず、離れていこうとするが…

と言ったお話しです。

後半の杜司が織田を取り戻そうと途方に暮れつつも、近づくエピソードは、

震える猫をそっと抱き締めるような感覚を抱きました。杜司かわいいよ杜司。織田じゃなくても萌える。



ただ、舞台が寮であるからか。ものすごく昭和の香り…というか、現代とのギャップを感じます。


かわいさんの得意キャラである杜司とは合わない舞台だろうな~とは思いつつ

「空色スピカ」みたいな寮話がかわいさんの代表作としてあるのを考えると、

なんだか、お話しに共感するのを妨げられる…というか…。

文体がわざと堅めで書かれているのも昭和を思わせる原因なのでしょうねσ(^_^;)


続編に期待しつつ。。。


☆☆☆