全国で唯一の「もちまき工務店」になる! | 千田工務店の2代目日記

千田工務店の2代目日記

岩手県で地域密着30年の工務店の2代目社長として奮闘の日々を綴った、少し真面目で少し遊び心があるブログです!仕事好き、旅行好き、ドライブ好き、動物好き、食べ物好き、人が好き、温泉好き、スポーツ苦手…?なB型の次男坊をどうぞ宜しくお願いいたしますm(__)m

今月も、笑顔と感動の「もちまき工務店」は絶賛営業中です!
今回は、花巻現場を紹介したいと思います(^^)

 花巻市の下似内地区では、住宅建築時には必ずといっていいほど「上棟式&もちまき」をするそうです。(※写真は、仲良し3人組の出番待ちガールの皆さんです)

上棟式の前に神楽にて、建物の周りを3周回ります。(※参列者全員)
 


続いて、棟梁により上棟式 → 権現舞いへと移りました。

権現舞いの獅子面です。近くで見ると迫力満点ですね、昔は建前えを地域全体でお祝いしたそうです。これからも、古き良き時代の伝統を少しでも後世に残して行けるように務めて行くことが当社に与えられた任務だと思って、今後とも継続して行こうと思います。

子供たちも、もち拾いを楽しみに駆けつけてくれました。今回は、前座が長く多少飽きている様子もありましたが、この子の将来も「もちまき」をやってくれることでしょう!

今回は、施主様も気合が入っており、いつもの倍のもち(約60kg)を準備しました。なんと、撒きもちだけで10箱です!すごいでしょ。

豊かな田園風景に囲まれ、たくさんの方々がもちを拾いに来てくれました。本当に感謝感謝です。私自身、家づくりは地域の絆づくりだと思っています。特に上棟式は地域との大切な行事、その中でも「もちまき」は、地域全体が家族行事同様に仕事の手を止めて駆けつけてくれる温かさがあります。
「上棟式は、必ずやりましょう!」が私の口癖です。一生に一回しかない家づくりという大行事、建て主さんはもちろん初めて経験する方ばかりなのに「上棟式は、どうします?」と一言だけ聞いて、「お金が掛かるから…」とか「仕事が休めないから…」との理由でやらない事が多いと聞きます。ハウスメーカー側も、「準備が面倒…」とか「工期が遅れるから…」との理由でやらない方向へ進めるとか。私たち地場工務店は、お施主様一人一人にきちんと上棟式の意味を伝える義務があります。当社で、上棟式の「もち」の費用を負担しているのもお客様全員に上棟式ともちまきをやって欲しいからです。皆さん、上棟式はいつやるんですか?今でしょう!

私は、お客様の上棟式を通じてたくさんのことを学んでいます。今回は、旧宅を解体時に出てきた「棟札」を新しい「棟札」の隣に置いて上棟式を行いました。「棟札」は、ご先祖様から後世へのメッセージでもあります。100年後、200年後、皆さんは子孫に何を残せますか?家づくりを通じて、家族がひとつの節目となれるように…と願う今日この頃です(^^)