やたら感受性の高い子供だった私が体験した恐怖の数々・・・。
今回は生れて初めての恐怖体験をした話です。
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私が4歳のころ、インフルエンザにかかり毎日高熱を出し苦しんでいた。 40度前後の熱にうなされていた夜、私は何やら
ドンドコドンドコという太鼓の音を聞きうっすらと目を開けてみた。 私が見たものは、隣の床の間で
火を取り囲んで踊る異形の者達。 イメージ的に
バリ島のマスクみたいなのをかぶっている感じ。
「
見つかったら食べられる。(((( ;°Д°))))」
と勝手に思い、息を潜め布団にもぐりこんだ。
しかし
視線を感じる。 布団のスキマから窓の方を見た。 そして私が見たのは
光る2つの目。 よくみると
江戸時代の商人のような風体の男がじっと

私を見ている。 そして
金縛りになり動こうと思っても動かない。
苦し紛れに
「
うぅぅ~」
と言葉にならない声をあげて助けを呼ぼうとした。
知らない間に太鼓の
ドンドコという音が大きく早くなった。 体が熱のせいなのか、異形のものたちが囲んでいる火のせいなのか定かではないが、とんでもない熱さになった。
「
おぉ・・・うぅ・・・(x_x;)」
手や足を動かそうと思っても動かないし言葉を発することもできない。
もうだめだ・・・このまま死んじゃうのかな・・・・と恐怖に打ち負かされそうになったとき母が私の様子を伺いに来た。
「
(私の名前)! どうしたの? 熱がまたあがっとるね。」
「
お母さん・・・」
どうやら母が来たことによって私を締め付けていた何かの力が弱まったらしく体も動くようになったし話せるようになった。
「
あそこにいっぱい人がいて火をたいて踊ってたよ。」
私は指をさして母に伝えた。
「
なんにもおらんよ。」
「
だってさっきまで太鼓たたいて踊ってたよ。」
「
なんにも聞こえんかったし、誰もおらんよ。」
今度は窓を指差して、
「
あそこにも誰かおった。 ちょんまげの人が私を見てた。」
「
そんなの気のせいだわ。」
母は全く私の話に取り合わなかった。
「
ホントにおったもん・・・。」
疲れのためかその後落ちるように眠った。
私が見たものは一体なんだったのか未だにわからない。 高熱による幻覚かもしれないが、病気でもなんでもないときに「
ちょんまげ男」は度々顔を出した。 (窓を閉めて寝ろよ) 彼は一体何者?
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今回は趣向を変えて恐怖話にしてみました。
思い出して書いてたらやっぱり変な感じがする。 今こういうの見たら絶対「
何しにきたの?」って聞くかな。
それにしても母が来た途端にぱったりやんだのがすごいを思う。 母に感謝。