今日は法事があり、法事では先祖代々に年忌の方の為に卒塔婆を供養します。
卒塔婆(そとうば)
3000年前にお釈迦さまが亡くなられた時、塔を建てて供養したのが「お塔婆」の始まりです。
お釈迦さまに対する追慕の念と、供養の気持ちから、石を積み上げていき、それが次第に塔のような形となり、日本にも伝わり五重塔となり、卒塔婆になっているわけです。
お釈迦さまは、法華経の中で塔供養の大切さを説かれています。
「是の中に皆塔を起てて供養すべし
所以は何ん
当に知るべし是の処は即ち是れ道場なり」
塔をたてて法華経を唱え供養する場所に、仏さまがいらっしゃると教えています。
お盆やお彼岸、ご先祖様の法事の際に塔婆をたてて供養をすることは、功徳を亡き人に回向するだけではなく、生きている私たち自身が功徳を積む大事な行いでもあるということです。