2月1日 こんにちは。
ご訪問有難うございます。
最近、人と人を分断するニュースが多いので、
仏教の縁の話です。
「老子」の
「天網恢恢 疎にして漏らさず」で有名な網(あみ)、
天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、
何モノも、漏らす事は無いと言う意味ですが、
世界は網で覆われ、つながっています。
仏教の網には、
「帝釈天の網(インドラの網)」という教えがあります。
インドラ(帝釈天)の宮殿の天井に張り巡らされている網のことで、
その網の結び目には其々に宝珠(水晶)が結び付けられています。
その無数の水晶がお互いに光を反射しあい、映し合い、
共鳴しあうことでインドラの宮殿は光にあふれるといいます。
深遠な世界を示す言葉ですね。
華厳経の重重無尽の世界です。
荘厳仏具に「因陀羅網・いんどらもう」があります。
簡略して「羅網」といいます。
その水晶は、私たちひとりひとりの心を喩えたもので、
インドラの網は、お互いが作用し共鳴しあう「相互依存の世界」。
縁という仏教の世界観です。
人は人との関わりと繋がりの中で
互いに成長していくことによって、
自分という存在は周りの人達と
不可分な状態で存在している、
という事実に気づきます。
他人の喜びは自分の喜びであり、
他人の悲しみは自分の悲しみである、
といった慈悲の心も育まれていきます。
人と人
人と地域
人と社会
地域と地域
国と国
命の繋がり、絆を感じ、
思いやりの心で、接したいものです。
初めて会う人には、知人のようにもてなしたい。
知ってる人には家族のように振るまいたいと思うのです。



