昨日の日曜日
てんくらでは9時Bからの12時A予報

荒廃したスキー場跡地から登ること
止まったまんまのリフト


雪の中に裸のストーブ
古き良きにぎやかし昭和の名残り


樹林が白く染まる頃合い八合目
音を消し去る静けさよ


白い空、白いガスからの真白な雪景色
今朝起きがけからは考えられない嘘のような空間


霧氷に覆われ
白、白、白の世界観


こうして見返してみると
まるで作り物のセットの中にいるような…


動いているときは寒さ感じられず
どころか体中に血液巡り足先までが温かい


人っ子けっこうおりました
ただすれ違う程度で混み混みしていない冬の山は


わたしにとって格別この上ない
許された温かさに抱かれた安らぎを感じる


3時間で登頂できなきゃ引き返そうと思ってた
夫はバックカントリーをするので慣れたもんだが


わたしは初のトライで昨晩は超ビビっていた
いや、何も♡


登るに連れ水色の空が垣間見れ
お月さまのように白い太陽さんのヒカリ注ぐ


その光♡ヒカリでまた世界の見え方が変わる
エビフリャ〜の出来栄えもそれはそれはお見事で


昼はそぞろにヌードルタイムラーメン

ひやかし程度に買った
アンパンマンのパンが美味しいじゃないか爆笑飛び出すハート


硝子バリバリに割れ天井も複数抜け落ち
それでも今なおスキー場跡地


自然に還らない建物
不法投棄にかけられた黒いシート

良いも悪いも正しいも間違っているも
みんなあって世界なのだ

何ものも「ない」とせず
全てそのままにただ「ある」と見れたなら

わたしの中にあるものも
わたしの外にあるものも
すべてあっていいと見れたなら

許された抱かれたこの冬山のように
温かさの中にある冷たい空気が
ここでは等しく気持ちのいいものだったが

そうでないことの方が多くあり、だがしかし
それがあるからこそ反対側に気付くことができる

全てそのままにただ「ある」と見れたなら
この二つが、対極のニ極の両端にあるもの同士が
どちらも等しく同じものだと気付けるだろか…照れ

果てしない気もするが
そこに立ちその見方を体験したいと願っている
"わたし" があるなと今は感じる