笠取山~甲武信ヶ岳(2022,6,11~13)後編 | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

雁坂小屋で休憩したあと、再び縦走路へと戻りました。

登り返して最初に着くのが雁坂峠です。日本三大峠の一つで、日本書紀にもこの峠の記述があることから日本最古の峠道と言われています。この峠から40分ほど登ったところが雁坂嶺です。だんだんと立ち枯れた木が多くなってきました。しばらくは緩い道が続きますが、東破風山の手前で急登になります。東破風山到着です。ここから頻繁に岩が出てきます。(西)破風山到着です。こちらが「破風山」なのですが、東破風山と区別するために敢えて西破風山と呼ぶこともあります。

ここを下れば本日の宿泊地、破風山避難小屋です。この写真では分かりませんが、コルに小屋が建っています。そして背後には甲武信ヶ岳です。アズマシャクナゲが見ごろでした。しかし道は簡単ではありませんでした。ずっと霧がかかっていましたが、この頃には青空が見えるようになっていました。

予定より1時間遅れていましたので、小屋到着後すぐに水汲みに出発です。

途中で鹿の群れに遭いました。しんがりの若いオスはかなり近づいても逃げずに悠々と草を食んでいました。もうすぐ水場です。岩から沁み出てきてチョロチョロ流れている水を集めます。十分な量の水を確保し小屋に戻りました。

小屋ではちょっとした騒ぎになっていました。私たちが戻ってこない、と、小屋に残してきたお客様が心配して警察に連絡していたのです。こうして戻りましたので事なきを得ましたが。

そのあとは夕食の準備に追われましたので、写真がありません。翌朝、小屋の前で写真をとりました。この小屋の前からは素晴らしい富士山を望むことが出来ます。

お客様にこれをお見せしたかったのです! 見られてよかった!

甲武信ヶ岳に向けて出発しました。途中、見事な石楠花ロードです。賽の河原は白ザレで展望が開けます。背後は破風山です。

甲武信小屋に荷物をデポして山頂を目指しました。後に富士山を入れたつもりですが、山頂が隠れちゃいました(^-^; 

なんせ風が冷たくてゆっくりしていられませんでした。イワカガミ山頂からほんの少し下ったところから見た富士山 

甲武信小屋で荷物を整え下山開始です。奥に八ヶ岳連峰が見えました。振り返ると甲武信ヶ岳です。右側は三宝山ゴール近くにある広瀬湖が見えてきました。ホシガラスが突然前を横切りビックリしました。徳ちゃん新道も石楠花ロードなのですが、もう終盤でしたね。それでもお客さんは喜んでいました。近丸新道との分岐を過ぎると岩の痩せ尾根に出ます。距離は短いです。急な下りもありましたが、無事に下山することが出来ました。下山後、西沢渓谷名物の草餅を買いました。柔らかくてヨモギの香りがして美味しかったです。

タクシーで塩山温泉の宏池荘に行き入浴して解散しました。

天気のいい時にもう一度歩いてみたい縦走路でした。

                                   ・・・完