北根室ランチウェイ(2017,9,10~16)後編 | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

3日目からは北海道ツアーではいつもタッグを組んでいるTガイドが合流しました。

彼にとっては生憎ですが、この日は一日雨でした。マンパスを抜けて牧草地を登っていく好きな道の一つです。残念ながら雨のため、あまり解放感を感じません。

馬の親子がいました。

森の中に入ると今度はクマ鈴ならぬクマシンバルがありました(なかなかいい音でした)。

この日のゴールは養老牛温泉でした。

宿泊場所のホテル養老牛で出された牛乳です。蓋の裏には白い塊がついていました。それだけ乳脂肪分が高いということですね。クリーミーですが臭みがなく、牛乳大好きの私にはたまらない味でした。重くなかったら(そして要冷蔵でなければ)、二本でも三本でも持って帰りたかったくらいです。

 
北根室ランチウェイのハイライトは、養老牛から摩周湖(第4ステージと第5ステージ)だと思います。
その前後も素晴らしいですが、養老牛の先にあるモアン山までのアスレチックなコースと、登山の要素が強い西別岳や摩周岳へのコースは深く心に残るところです。
天気を心配していましたが、祈りが通じたのか4日目はそこそこいい天気でした。牧草地の上にひょっこり頭を出しているのがモアン山です。
道は牧場の右側に沿って一旦下ります。そしてジグザグに沢を渡ります。
登り返し、しばらく歩くとモアン山登山口に出ます。
皆さんモアン山をバックに写真を撮られていました。道はほぼ平坦になります。
広大なソバ畑でした。

この日のゴール、西別小屋につく手前で雨に降られましたが、大きな問題はありませんでした。

しかし翌日歩いたもう一つのハイライト、西別小屋から摩周岳はほぼ終日、雨に見舞われました。西別岳は花の山ですが、初秋にさしかかっていたのでほとんどの花は終わっていました。

タカネヒゴタイを見つけました。そしてネズミの死骸も本来なら一番写真を撮りたいコースだったのですが、雨でほとんど景観が望めなかった上に思った以上に時間がかかってしまい、余裕がありませんでした。なので撮った写真はこれだけです。

後になってこれだけしか撮っていなかったことが分かり、自分でもビックリしたのですが。

Tガイドはこの日まででした。最後の日が大変な日になってしまい、彼にはギャラ分の働きを十分してもらったと思っています(^^;)
 
最終日は摩周湖第一展望台から美留和駅まで歩きました。
バスでスタート地点に移動中に硫黄山を見ました。そして昨日は何も見えなかった摩周湖がしっかり見えているではありませんか!皆さん、大感激でした。本来ならゴールで撮る記念写真もここで撮ることにしました。ゴール間際に摩周湖の伏流水が出ているところがあります。ここで少し時間を取り、欲しい方にはお水を汲んでもらいました。ゴールの美留和駅です。
71.4km、本当によく歩きました。
ゴールして感激のあまり、涙ぐむお客様もいました。
この後は網走のお寿司屋さんで昼食を取り、能取湖と朝日が丘公園をまわりました。能取湖はサンゴ草で有名です。
丁度見ごろでした。朝日が丘公園はこの時期でもヒマワリが見られます。建物内から見たヒマワリ畑
優雅なお茶タイムが過ごせそうです。
反対側には網走湖が広がっていました。6日間、山あり谷ありの日々でしたが、お客様のお顔は歩き切った満足感にあふれていました。一緒に苦労し、励まし合ってきた仲間だからこその強い絆が皆様の間に生まれるのもロングトレイルのすばらしさだと思います。
ご参加下さった皆様、本当にお疲れさまでした。そして有難うございました。