鞍掛山(2017,5,7) | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

前から気になっていた鞍掛山に行きました。

ガイド仲間でこの山が好きな人がいて、4~5年前に「一緒に登ろう」と言っていたのですが、いつまでたっても実現しないので、もう時効だと思い(笑)、一人で行くことにしました。

途中までは日向山と同じ道を歩きます。錦滝です。

ここから登山道が始まります。

約一週間前にお客様と登った道を、今日は一人で登ります。日向山との分岐点に到着しました。

日向山へは右に行きますが、今日は左に行きます。ここから初めての道ですので、ワクワクしてきました。

同じような道が続きますが、すぐにやせ尾根へと変わっていきます。今日の山が見えてきました。やせ尾根の終点から巻き道に入ります。細い巻き道を歩いていくと、日向山からの道と合流し、急な登りへと変化します。

少し傾斜が緩くなってきました。そこで可愛い花に遭遇しました。バイカオウレン!

しかも群生していました。ここまで急登の連続でしたので、何だかふっと気持ちが和みました。

急登は続きます。で、次に遇ったのが…テンです!

慌てて写真を撮ったのですが。分かりますかねえ…

拡大してみました。

黄金色の毛がきれいでした。思ってたよりも大きかったですし、実際はかなり近くで見ることが出来ました。

あちらもビックリしたらしく、ものすごい勢いで姿を消しました。この子に遇えただけで、今日来て良かったと心から思いました。

樹林の切れ間から鳳凰山が見えました。

かなり近くに感じます。

高度が1700mを越えると残雪が出てきます。そして甲斐駒ケ岳や鳳凰山の眺望はさらに良く

なってきます。駒岩に到着しました。ここは分岐点になっていて、このまま尾根を辿れば大岩山、左に進むと鞍掛山というところです。

事前に調べたところではここから一気に下り、そして登り返すと鞍掛山ということでした。しかもその道が急で危険個所もあり、昭文社の地図では破線ルートになっている部分です。

靴ひもを締めなおし、出発しました。がしかし、拍子抜けするような歩き易い道でした。そう思ったのもつかの間、やはり噂通りの急な下りになりました。最低鞍部が見えてきました。

登り返します。急で足の置き場に困るいやらしい斜面でした。

それでも頑張れば山頂に到着します。山頂は眺望がないため、展望台に向かいます。

残雪が至る所にありました。

展望台は鳳凰山を思わせる白砂でした。そこに立っている一本の木がなんとも力強く、美しく思えました。眺望は素晴らしかったです。

富士山が見えてます。甲斐駒ケ岳鋸岳

堪能した後、引き返しました。途中で先輩ガイドのMさんとすれ違いました。山の中で知っている人に会うと嬉しくなりますね。

 
来た道を、錦滝からの巻き道との分岐まで引き返します。分岐点が近づいてきたところで日向山が見えてきました。
分岐点からは日向山へと続く尾根を歩きました。所々スリリングな岩尾根になります。やっと見覚えのある場所に出てきました。雁が原です。これを登れば日向山山頂です。
後を振り返ってみました。
一週間前は写真左側から上がってきました。
日にちはそんなに立っていないのに、何だか懐かしかったです。
日向山山頂には行かず(この間登りましたので)、巻いて帰りました。
一週間前には見られなかったヒメイチゲが咲いていました。最後まで色々楽しめた山行でした。