来年結婚する友達が職場に今年度イッパイでの退職を告げた
いわゆる【寿退社】
人間関係が嫌で仕方がなく、その他モロモロの理由で仕事を辞めた私とは比べ物にならないほどめでたい退職
そんな彼女の心境は
『辞めたくない』
大学を卒業して約5年
希望通りの就職をした子もいればそうでない子もいる
活動中、慎重に慎重に吟味しても中身(対人関係や理念など)は見えてこないし
今までなんとな~く学生してきた世間知らずには【保障関係】がどれほど重要かもわかっていなかった
まして受け皿の少ない分野を希望していればなおさら難しい
彼女はそんな子の一人
初めての施設はとてもすばらしい施設で
彼女は誠心誠意仕事に尽くし、誰が見ても熱心に従事していた
同僚・上司との付き合いもとても良く、話を聞く私はいつもうらやましかった
満3年になる頃、彼女はとある事情でその職場を離れた
仕事に情熱をささげていた彼女は私のようにだらけた生活をすることなくすぐに次の就職先を見つけた
別に転職先が悪かったわけではない
ただ・・・彼女には合わなかった
転職を考える際
おそらく誰もがそうであると思うが前職の経験を踏まえて、将来を見据えて行動に起こす
彼女もその一人
彼女はもともと学生時代から希望していた施設が所属しているマンモス団体に幸運にも転職することができた
なかなか困難、というか施設数が少ない分野のため彼女は本当にラッキーだった
でも
所属しているからといってソコで働ける保障なんてなくて
彼女もその例外にもれず、希望通りとはいかなかった
そこで働く彼女には前職での輝きはまったく見られず
会えば・話せば苦痛に顔を、声を歪ませていた
その頃の彼女といえば『結婚して仕事を辞めたい・子どもが欲しい・自分が必要とされたい』と繰り返し
同時に【この発言は現実からただ逃げたいだけ】という己の本心を理解していたので、マジメな彼女は苦しんでいた
そんな彼女に運命の女神は微笑みかけ
今年度から念願の施設勤務が叶った
彼女から苦痛の表情は消え毎日充実した日々を過ごすことになった
でも
やっぱり人生ってヤツはそうそう甘くはなくて
良いことの後にはそれなりの出来事もあって
以前から付き合っていたカレとの結婚話がいよいよ現実を帯びてきた
普通に考えれば良いことの後にさらに良いことなんだけど
カレは寺の跡継ぎで
そんじょそこらの一般家庭に嫁入りするわけではないので
当然仕事も辞めなければならなくて・・・
そして先日、ついに上司に話をしたわけだ
『仕事を辞めたくない。カレのことがスキだし結婚したい』
『仕方のないことだとわかっているけど辛い』
【マリッジブルー】の一言では片付けられない彼女の想い
私はそんな彼女になんと声をかけていいのかわからない
他の友達は言った
『私は仕事しんどいから主婦になりたいと思うよ』
たぶんその子にとっての本心
でもそれまでの友達の心情をより近くで見て感じてきた私にはその一言はいえない
最近完全な主婦をしてしまっている私としてはその一言はいえない
(私には無理ッす。子どもでもいれば別なんだろうけど)
『今までどおりいつでも話を聞くから、どうか一人で抱え込まず、どうか幸せになってください』
コレが私の精一杯の思い