入院して2日間は
同世代の女の子と2人きりでしたが
3日目には
新たに2人の方が
入院されてきました
1人目の女の子について
1人は
お婆ちゃん
私の右隣のベットへ
もう1人は
50代くらいの女性の方
私の左隣のベットへ
隣のベットとの仕切りは
たったのカーテン1枚だったので
隣の方の様子が
とてもよくわかりました
右隣にきたお婆ちゃんは
どうやらパーキンソン病らしく
夜中にテレビをつけたり
トイレに何度も行かれたり
結局、次の日には
トイレに近い他の病室に
移動されていきました
私の左隣にきたのは
50代くらいの女性の方
最初、声だけ聞いた時
あまり日本語には聞こえなかったので
もしかして
外国の方!??
と思いましたが
名前を見ると
どうやら日本人だ
医師との話を聞いていると
入院は何回かしているご様子
脳神経外科の
患者さんのようだが
一体、何の治療を
されているのだろう??
ひたすら点滴にて
薬を投与されている姿を見て
なんとなく
疑問には感じていましたが
結局、その方と会話をすることなく
私の退院日がやってきました
私は共用の洗面スペースで髪の毛を整え
退院の準備をしていると
隣のベットの方が
たまたまそこにやってきました
今日で私、退院します
数日間ありがとうございました!!
正直、2年も前の話なので
どういった会話の流れだったのか
あまり覚えてはいませんが
私はこれから
乳がんの治療をする
ということを
その方に伝えました
するとびっくりする言葉が
返ってきました
大丈夫よ!
治るわよ!!!
私は言葉が
どんどん喋れなくなる病気
原因が分からず
治療法もないの...
いろいろ試してはいるんだけど
どれもあまり効果がない
だけど、あなたなら
きっと大丈夫!!
頑張ってね!
今まで健康な方から
大丈夫!大丈夫!!
と声をかけて
もらってはいましたが
なんで大丈夫って思えるの?
私は癌なんだよ??
癌になって治ったことあるの???
その根拠は????
と正直、心の中で
思ってしまうことがありました
だけど
病名は違えど
闘病生活を送っている方から
大丈夫!!!
と言ってもらえると
なんだか本当に
大丈夫な気がしてしまって
それも私には
治療法があるのだから!!
治療法があるにも関わらず
大丈夫ではない
と思ってしまうことが
なんだかその方に
失礼な気もしてしまいました
あの方は今、
どうされているのかな?
あなたが仰ったように
私は大丈夫だったよ!!!
あの言葉で私は
治療に前向きになれたよ!!!
と伝えたいです
あの方に治療法が見つかり
今は元気に生活されていることを
心の底から願います