「これがディープラーニングか〜」
ある日、些細な遊び方しか教えていない雲梯に、勝手によじ登ってぶらさがったり登ったりしていた。
別の日にはトーマス図鑑を持ってきて何度も同じ内容を読まされたり、めくらされたり、じっと眺めたりしているかと思ったら、トーマスと似た形の違う電車を指差して教えてくれた。
AIにおけるディープラーニングは、入力データから様々な特徴を各層において自動的に学習していくアルゴリズム。
子供もトーマスの図鑑をただ眺めているかと思えば、実際はトーマスの形態や色だけでなく、トーマスをトーマス以外の物と区別するための背景の画像情報、文書の形や意味を自ら学習しているのだろう。
そうすると、子供にとっては単純な絵本よりも、図鑑のような情報量が多く興味のあるものを好きなだけ読ませてあげるのが良いかもしれない。
きっとトーマスとそうでないものを区別できた楽しさと、部屋の中に似たものを見つけられた楽しさ、新しい情報が入る楽しさを、図鑑一つで体感しているんだろう。
これを見て私は、好きなものの「図鑑」と「リアル」が並存している環境こそ子供の集中力を育むにはベストじゃないかと結論に至った。
よく「幼児教育は好きなことをトコトンやらせるのが良い」と言うが、そもそも没頭するくらい好きになるもの、ことを用意してあげることが必要である。
その環境整備が親の務めとすると、まだまだやれることはある気がしてきた。