坂州木頭ダウンリバー 2023.09.02 | TM's リバーカヤック・SUP ログ

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川のカヤック、SUPの記録
【免責事項】川でのパドリングは、自然・人工の危険があり、命に関わる可能性があります。内容は経験と技術により実現されるもので、これを参考にするのは適切ではありません。内容は個人的なもので、勤務先や所属団体に関わりありません。


前半は平凡なスティープクリーク、しかし後半は大迫力のビッグウォーター。 名護ノ瀬1.29m, 追立ダム放流19.3t, 長安口ダム流入121.4t


一昨年以来、二度目。ある意味最大の懸念だった前半堰堤は、通れるかチェックを事前に済ませておいた。


プットインは、これより上流では水位足りず。結果前回と同じ。テイクアウトはダムまでなので同様。



水量データ上は前回と同じだが、実際は若干少ない。


堰堤までは落差はあるが、浅いスティープクリーク。ドロップの数が多いが個性的なものはない。


堰堤は手前右岸で一旦上がって、3つ空いている四角い穴のうち、一番右を潜り抜ける。今回の水量なら真ん中の穴も問題なさそう。

堰堤下から瀬は本格化する。

堰堤下のドロップは左側ルートのドンと落ちるところをクリア。但し、左岸ベタのルートは先細りのシーブになっているので、その横のルートだ。


ここから段々にドロップが連る。


沢谷川合流手前、高さ4mほどの大きな滝。前回ポーテージしたが、今回は左脇の垂直に落ちる傍流をクリア。



合流から国道沿いに出ると、打って変わってワイルドなビッグウォーターとなる。


少し瀬をこなし、最初の大きな瀬(通称ムネヤケの瀬)は、スカウティングしてから攻める。一段目のホールと、その先右岸の大岩がややアンダーカットなのが気になるが、ど真ん中を漕ぎ抜ければ問題無し。出口左にポワオーバーがあるが、気を抜かず漕ぎ抜いてクリア。


次に、シュートの見切れた先に岩を被って不自然な三角波が立つ。波の後ろの岩にぶつからないように波の右肩をかすめすり抜ける。


その先もまだまだ切り立ったドロップが続く。

 

民家少しと橋があるところが名古ノ瀬。


ルート一杯の切り立ったドロップの下には巻き巻きのバックウォッシュ。危うく引き戻されそうになりながら、必死で漕いで抜け出した。


 

橋を過ぎて更に先、ドロップの一番左のルートが尻すぼみのシーブになっているので、覚えておいて右寄りルートでクリア。


トンネルの脇あたりから、大規模な護岸があり、瀬はその辺りで終わり。


そこからテイクアウトの追立ダムバックウォーターまでは、熊野川のような悠々とした流れ。両岸の高い崖上から降り注ぐ滝の数々。


テイクアウトのスロープの直ぐ先にダムがオーバーフローしている。うっかり行ってしまわぬよう上陸しなければならない。



【当日のデータ】
水量:名護ノ瀬1.29m, 追立ダム放流19.3t, 長安口ダム流入121.4t
プットイン:樒谷橋
テイクアウト:追立ダム直上砂利採取場
距離:9.2km
高低差:121m
所要:2.5時間
グレード:4級
使用艇:クリークボート