奈良吉野川リバーSUP 2013.12.29 | TM's リバーカヤック・SUP ログ

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川のカヤック、SUPの記録
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漕ぎ納めとSHUBU-MOD 9'6"のテストライドを兼ねておなじみのナラヨシへ。下り頃のいい水量。 五條1.51m、栄山寺-0.63m
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山は雪景色であるが、ここのところの降水のお陰で多少の増水である。
アヒルウエーブのベストには少しだけ足りないがダウンリバーにはフレンドリーな水位。

さすがにメンバーが集まらず、久々の自転車回送である。ヤナ下から栄山寺まで6kmの回送ルート。ママチャリでも20分も漕いだら事足りる。
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今回はBOARDWORKS JAPANさんから1月末ごろデリバリー開始の、インフレータブルSHUBU-MOD 10'6"と9'6"の両方を借り出している。

今日、どちらに乗るか前夜からずっと迷っていたが、結局なじみのナラヨシということで、9'6"に乗ることに。

キャリングバックはBADFISHERから改良されている風呂敷スタイル。ポンプ以外に、ライジャケなども難なく入れられそう。

本体は1気室なので、MCITと比べ軽量でコンパクトだ。EVAデッキパッドは、デッキの2/3ほどをカバー。ノーズ側にバンジーデッキコードが備えられていて、荷物の搭載が可能。グラブループはセンターに1つのみの、必要にして十分のシンプルな造りである。
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ポンプは、細く長い高圧タイプに変更され大変使いやすくなった。ゲージも20psiまで刻まれている。ものは試しと、付属のポンプだけで(定格14psiに対し)16psiまで充気してみたが、問題なくポンピングできた。
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準備ができたので、スタートに道具をデポして回送。今回はメンバーが集まらず自転車回送だ。多少の上り坂になるが、ママチャリでも6kmを20分ほど。

ようやく回送も完了し水面に出る。幅34inの効果は漕ぎ出してすぐに感じる。3級近いリバーランニングには、これくらいあったほうがよいと感じる。ターンの自由度と安定性のバランスが取れている。
厚みはBORDWORKSとしては初の6inで剛性も十分確保された。

尖ったノーズとロッカーにより、バックウオッシュの突破性も良好だ。
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水量はフレンドリーナラヨシそのもの。
ボードの乗り味を探りながらではあったが、落水はサーフィン時のみで、ダウンリバー中は無傷。

フィンレイアウトはトライフィン。センターは例のインフレータブル専用の四角いボックススタイル。サイドフィンはPVCのショートフィン、丈夫でノーメンテナンス。ダウンリバーではこの2枚のサイドフィンで十分だろう。
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今後も試乗を重ねて深く分析していきたいが、9'6"に今日乗った印象では、175cm 68kgの私にも、今日のナラヨシならは、瀬下り自体を楽しみながら、むしろ適度な安定感を備え、同時にクイックで自由度の高いマニューバビリティを発揮し、非常に好感触であった。

9'6"は軽量ライダーのホワイトウオーターダウンリバーや腕に覚えのある向きのプレーボードに。そして10'6"は大柄ライダーや、さらにハイクラスの瀬に挑む場合、あるいはツーリングにも適するオールラウンダーになるだろう。

瀬自体は、神社下とアヒルがウエーブでMVP-Sでは、いい感じでリバーサーフィンできたであろう。もちろんSHUBU-MODでもトライしたが、さすがにリバーサーフィン性能で同等というわけにはいかない。今後さらにトライアルを重ねて、その辺りについても後々確認していきたい。


【当日のデータ】
水量:五條1.51m、栄山寺-0.63m
プットイン:ヤナ下
テイクアウト:栄山寺
所要時間:2時間
距離:8.3km
ボート:インフレータブルSUP
グレード:3級