これまでよりも多い水量は、プレイボート天国だったこの川を、油断出来ないものに変えていた。 九尾ダム放流43-37t
台風の通過を待っての3連休中日、上湯川に向かったもののアテが外れて水量不足。水位計が無く、上流下流のダムの放水流入量から類推したがダメ。今後は山の反対側の龍神の水量も参考にすべきか。
急ぎ十津川沿いの道を戻って天川へ。九尾ダムの放水量は、これまで下った水量よりまだまだ多いことを示している。猿谷ダムを通って下流側から天川に入ったため、最終盤の核心から見ることとなった。核心は行けるようにも見えたが、相当険悪なのは明白。テイクアウトはその手前までとした。
今回のコースであれば、これまでの経験では、ウエーブありホールありの、まさにプレイボート天国。それと今回も大して変わらないだろうと気軽にプレイボートを選択。しかし、漕ぎ出して程なく、流勢は見かけ以上であることに気付かされた。
水量が多い分、落差は埋まっている感じであるが、ホールはデカく、流れのパワーは強烈である。ボイルやエディラインに持っていかれないように、エッヂをコントロールしてボートを抑え込む。
絶好のプレイホール/ウエーブもあったが、見極めがつきにくい。ついつい安全性重視で、通るのはほとんどチキンルートとなる。
流速が非常に早く、フラットウオーターでも漕ぐ手を休めていても、みるみる流れていく。瀬の強度も見た目以上で、いくつもポワオーバーがあったが、なんとか捕まらずに全て躱してフィニッシュした。
【当日のデータ】
プットイン:上栃尾スロープ
テイクアウト:天川村大字広瀬天川広瀬橋下流右岸スロープ
水量:九尾ダム放流43-37t
距離:11.4km
高低差:134m
ボート:プレイボート
グレード:3.5級
所要: 2時間