季節外れの大雨の恩恵になんとか間に合い、久々の保津川と初めての清滝川のダブルヘッダーが実現。 保津峡0.96-0.79m
最初に嵐山へ2台の車を回送、1本目ホヅロングをテイクアウトすると、即座に2本目清滝川プットインに移動、清滝川を下って保津川に入り、再び嵐山にゴールするプラン。
保津川は、期待していた保津峡水位2mには間に合わず、1m前後まで急速に減水してしまったが、落差とメリハリあるグッドコンディションで、スリルある瀬下りと、サーフィンやロックなど、プレイボーティングスタイルのダウンリバーを楽しむ。
保津峡駅下流の鉄橋ウエーブが、最近の人気スポット。今回の水位では辛うじてフロントサーフィンできるのみだが、さらに20cm程減水すると誠に良いようで、是非SUPを持ち込みたいところだが、どうやってここまで来られるかが思案のしどころ。
最後の嵐山の瀞場に至るまで、瀬が充実し楽しませてくれる。
テイクアウトすると、直ぐに清滝川に移動。清滝川ははじめて下る川である。M師匠も15年ぶりとかで、記憶を探りながらプットインを定める。
アタリをつけたプットインは、通常の場所よりも3kmほど上流だったことがあとで判明。その未漕だった区間、のっけからスティープクリーク然として、タイトで落差のある瀬が続く。
3名のうち自分だけプレイボートだったが、ここは完全にクリーク艇向き。ピンニング、ブローチング、そしてログの回避に細心の注意を払いながら、延々と続くドロップをやり過ごす。
通常プットイン地点を過ぎると、クリークであることは変わりないが、瀬は少し穏やかになる。
コースは、おおよそ京都一周トレイルのルートが川岸に並走、さらに観光茶屋が何軒も連なり、川の過酷さと好対照。
この区間には2つの小さなダムと1つの堰堤があり、ポーテージが必要。一つ目のダムは少し手前の右岸に上陸ポイント有り、ダムの横を担いで下流の橋を渡ったところからリエントリー。
ひとつ目のダムの下流は密度高く瀬が続く。
突如、左岸に大きな滝が現れる。清滝である。
2つ目のダムを左岸からポーテージ。足場が悪く、途中からケモノ道となる。
ダムの400mほど下流の(今回は安全を確認して結局下ったが、水量によっては殺人ホールとなる)落差2mほどの堰堤、下までポーテージすべき。)
その後、後半核心ともいえるの大きなドロップがある。左岸寄りは岸がオーバーハングになっていてNG。センターと右岸寄りは浅く、間違いなくプレイボートではヒットしてしまうと見て右岸からポーテージ。
ひたすら高度を下げながらさらに瀬をこなす。
突然の幕切れ。保津川の茶色に濁ったの流れにぶつかり、清滝川約9.7kmを下り終える。
再び保津川を嵐山まで下って、2本合わせて24kmの長いダウンリバーが終了した。
【当日のデータ】
水量:保津峡0.96-0.79m
プットイン:馬堀/梅ヶ畑亀石町亀石バス停
テイクアウト:嵐山渡月橋上流左岸
距離:10.9/13.2km
所要時間:2/2.5時間
ボート:リバーカヤックJackson 2FUN
グレード:3/3+級