念願の丹生川初ダウンリバー。核心を下りたいためロングコースとしてクリークボートを選択。狭い川だが衝撃的なビッグウォーターだった。 貝原0.91‐0.89m
紀の川支流で五条の中心部近くで本流に流れ込む有力な支流。国道168号を十津川に向かう際に脇を走ることになるので、前々から気になっていた川である。プットイン近くの賀名生交番横の廃校に駐車するが、場合によって有料になる時があり、勝手に駐車してはいけない。近くのバイク屋さんに声をかけること。今回は問題なく置かせていただく許可を得た。
前半〜中盤は、適度なドロップが現れ、その合間の瀬には、良型のウエーブやホールが立て続けに現れる。
ショートコースのテイクアウトの滝橋を過ぎると、岩盤系のゴルジュとなり、程なく核心部最大のドロップとなる。両岸岩盤の間を流れが集中してパワーを数倍増している。
右寄りキープで行けば抜けられそうだったが、ひとりが下ってやや手こずる様子を見て、無理せずポーテージを選択。足場が滑りやすいので、ロープをハーネスに繋いでバックアップした。
これを過ぎてもパワーのある瀬が続いて、ようやくフラットになったところがテイクアウトの堰堤。
左岸の水中に立ち込めるコンクリの段がついていて、そこに立ち上がって、柵越しにボートを上げてテイクアウト。大きな堰堤で、真ん中の段差の先はどう仕様もない殺人ホールとなっている。右は魚道。左は取水口と柵が流れを塞いでいる。ここを左岸ポーテージ可能たが、そこから先はめぼしい瀬がほとんどなく、ここでテイクアウトが妥当なようだ。テイクアウトへのアクセスは道が狭く、間際まで入って車を置けない場合の覚悟も必要だ。
ウエーブ、ホールがふんだんに現れるので、核心部手前でテイクアウトするショートコースならプレイボートが楽しい。ショートは滝橋(老野南口バス停から川沿に入る)がテイクアウトとなる。クリーク艇でロングしてからプレイボートでショートという2本立てもいいかもしれない。
【当日のデータ】
水量:貝原0.91‐0.89m
プットイン:下和田橋(賀名生)
テイクアウト:丹原町堰堤入川道
距離:7.2㎞
高低差:46m
所要時間:2時間
使用艇:クリークボート