毎年長良川で開催のOCの日。お誘い頂きSUPで初参加。パワフルで落差が大きめであり、浅く複雑に岩が絡んでSUP向きでない瀬も少なくない。そんな長良川をOCのエキスパートとともに愉しくダウンリバーした。 新美並橋0.43~0.35m
幸い前夜までの雨で少し水位が上昇。そのおかげで二日間それぞれ別コースのダウンリバーが楽しめた。一日目は吉田川合流からオーナーの上流のポケットパーキングまでの短めのコース。
長良川は川幅も広く勾配もそれなりにある。特にこの上流コースは、瀬は総じてクラス2~3であるが、所々でSUPには水深が足りないドロップが出現する。カヌー、カヤックはボトムで岩の上を滑りながら降下するが、SUPではフィンヒットはもちろん、時には座礁してしまうこともあって、怪我のリスクが高い。よっぽど慣れていないと下らない方がよいと思う。
釣り人の数は殆ど無くなったが、鮎の投網漁の仕掛け(ロープを水面に張る)が5ヶ所ほどあり、罵声を浴びながら通過(川には道路と同じく通行権があるはずなのだが、ここではあえて過度に主張しないでおく)。
二日目は、ビーチから勝原橋下流までの長めのコース。前日よりも透明度が増し、長良川らしい清流である。ここが長良川ではメインで下られているコース。プットインでは、コマーシャルや学生のラフト、カヤッカーで非常に賑わっている。
このコースは、前日のコースより瀬が大きい。流れが集束して勢いを増した高い連続波や、崖に向かってぶつかる本流、複雑で強いエディラインとボイル、プレイウェーブ、ホールを伴う瀬など、バリエーションに富んだクラス3が続く。技術と筋力の両方を必要として、SUPにはチャレンジングなコンディションだが、上級者にこそ、面白い区間となっている。
ほとんどは水深が十分だが、2~3ヶ所でフィンヒットやボトムを岩に乗り上げるような浅いドロップがある。落差も大きく、流速もパワーもあるので、あっという間に引き込まれてしまう。落水して下手に体を水中に入れてしまうと非常に怪我のリスクが高い。
上流コースより釣り人は多いが、定められた通過時間を守れば問題ない。同様に漁の仕掛けのロープが張られているが、この日は無人の所ばかりで、引っ掛からずに通過しさえすればよい。
今回は、オープンデッキ・カナディアンカヌーのホワイトウォーター愛好者の年に一度の集い「OCの日」にSUPなのに快く迎えて頂き、参加することができた。同じシングルパドラーとして、愉しく交流させて頂いた上に、先達の妙技を拝見できたことは非常に勉強になった。
【当日のデータ】
1日目
水位:新美並橋0.43~0.41m
プットイン:吉田川合流
テイクアウト:オーナー手前上流左岸
距離:7km
所要時間:2.5時間
ボート:インフレータブルSUP(STARBOARD INFLATABLE RIVER 9.6)
グレード:3級
2日目
水位:新美並橋0.36~0.35m
プットイン:ビーチ
テイクアウト:勝原橋下流
距離:11.8km
所要時間:5時間
ボート:インフレータブルSUP(STARBOARD INFLATABLE RIVER 9.6)
グレード:3級