瀞峡の渓谷美とダイナミックなハイクラス・ホワイトウォーターの至高のコンビネーション。アメリカからのゲスト達も大満足。
幸いにも、小松放水口からの流入が多め。ライニングダウンは、小松のプットインから放水口の間の1ヶ所のみ。そこからは十分な深さがある。
下滝の安全ルートは左岸であるが、1ヶ所小さなホールを抜けねばならない。真ん中にルートがあり、岩の間を抜ける狭い入り口だが、まっすぐ入っていけばよい。中段は、左岸側あるいは真ん中ルート。右岸はシーブなので、絶対に行ってはならない。ここも安全ルートは左岸だが、真ん中も問題無く抜けていける。
小和田の瀬は、深さは十分だがルートは荒れている。いくつかの強いバックウォッシュを抜けないと、この大きなシュートの下まで到達できない。シュートの前左岸にエディができているので、一旦、キャッチしてからシュートの
真ん中やや左岸寄りを通るのが、正解のようだ。
瀞峡の水位は夏の30cmマイナスといったところ。最初の浅瀬を過ぎてしまえば、水量的には十分だ。
予測不能な小松放水口からの流入次第だが、筏オフシーズン、小松からのキタヤマ後半セクションから入るのも、ホワイトウォーターを満喫するのに、誠に素晴らしい選択肢だ。
ホワイトウォーターとしてもグレードが高く「ワールドクラス」との評価。コロラドのハイクラスホワイトウォーターをゲレンデとする連中から、口々にマイベスト1とか5に入るとか、かなりの好感触を得た。ここは日本のベストリバーSUPゲレンデのひとつ、と言ってよいだろう。
【当日のデータ】
水量:小松放水あり
プットイン:小松
テイクアウト:玉置口
距離:9.6km
所要時間:3.5時間
ボート:インフレータブルSUP(STARBOARD ASTRO TOURING 12'6")
グレード:3級