三回目にして最大の水量。プレイスポットが盛り沢山でカヤッカーも大満足。荒れた水面を縫うダウンリバーはSUPの限界に迫る。 蓮ダム放流22.88-19.92t, 田引0.68-0.62m
田引堰堤の直下にあるというウェーブを当て込んで、沈下橋ではなく堰堤直下左岸からプットイン。
ウェーブには若干水量多かったようだ。
水はグレーに濁り、流れはかなり早い。距離の長いコースだが、随所にスポットがあり飽きさせない。
前半に現れる核心部の各瀬は、水深が出てルートは多少広くなってはいるが、もれなく強めのバックウォッシュを伴うホールやウェーブがあるので、避けるのに忙しいパドリングとなる。
瀬の出口、狭くなって圧力が高まるところは、激しいボイルやエディラインに翻弄される。
核心部を過ぎても、まだ全行程の半分も来ていない。
瀬の間隔が多少広がってくるが、それなりにしっかりした瀬が続々と現れる。
イノアック前の沈下橋手前右岸にプレイホール。そしてその下の沈下橋は辛うじてくぐれる高さ。
飯高の道の駅前は、真ん中に大きなウェーブ。そして、少し下るとモナホールがあり、時間を費やす。
そこからは、瀞場と単調な瀬となるが、流れが早いので、今回は、苦もなく消化する。辛うじて水を被った沈下橋があり、水量次第で危険を感じる。
時間と距離の経過で体力を消耗し、集中力も低下し始めた頃、後半核心部の弁天の瀬が現れる。ここは、時折ホールをまぶした連続した三角波が続く300mほどの長い瀬。その終わりには、狭くなった川幅一杯にビッグホールが待ち受けている。
カヤックならば全て正面突破でも行けないことはないが、SUPは慎重にルートを取らねばならない。前の二回はエディをほとんど取らず、スピードを保って下りきることにフォーカスしたが、今回は要所のエディをキャッチしながら、次のルートを判断して下りていく。
最後のホールではさすがに片膝をついてしまったが、完璧なルートで下ることができた。
そこからゴールまですぐというほどの距離ではないが、流れが順調に運んでくれる。
【当日のデータ】
水量:蓮ダム放流22.88~19.92t, 田引0.68~0.62m
プットイン:赤桶堰堤下左岸
テイクアウト:向粥見のスロープ
所要時間:4時間
距離:約15.5km
ボート:インフレータブルSUP
グレード:3.5級