運河シリーズ第3弾いよいよ地元尼崎運河へ。感動の「尼ロック」を越えて運河の外へ北堀運河~中堀運河~尼崎閘門~尼崎の森中央緑地~尼崎ロック~蓬川~入江橋~北堀運河13kmのロングツーリング
2012年の漕ぎ納めは、尼崎運河の活用や尼崎21世紀の森で活動されているK本さんにのご案内を頂いた貴重な1本となった。そのおかげで、極めて快適な北堀運河の船着場でプットイン。
ここはうんぱくなど、運河に親しむ活動をされているほか、水を引き込み貝類や藻で水質を浄化する施設があり、その突端に船着場が設置されている。さらに岸に実習棟が建築中で、今後ますます充実してゆく予定である。
また、漕ぎ進むと運河はかなりの範囲でボードウォークや遊歩道が完備され、公園化が進んでおり、工業の港である尼崎の港と運河がその役目を務めながら生まれ変わりつつあるようだ。
北堀運河から中堀運河へ曲がり八幡橋をくぐり、突き当たった広い運河を左に曲がると、程なく尼ロックが現れる。
日本最大の閘門「尼ロック」は第一・第二と同じ巨大なものが2つ並んで設置されている。
今日は好天で風も弱く凪いでいたため、尼ロックを越える。今のところパドルボードやカヤックでの事前の届出は要らないが、むやみに利用せず、扉に近づきすぎないなど、マナーを守ることが大切。通行させてもらえるこの状態を永く維持していきたいものだ。
尼ロックの外へでると、すぐ前方に阪神高速湾岸線の高架橋、それを越えて沖のほうへ向かう。
高架橋を通過して、さらに少し沖のほうに向かって右側Panasonicの工場の向こうに回りこむと、尼崎21世紀の森が遠望できる。
水質は意外ときれいで、数メートルしたの底まで見通すことができる。
海に直接入りたい場合は、こちらのほうからなら入ることができそうだ。
昔は税関だった建物の前にいったん上陸し休憩。そして再び来たルートを戻って尼ロックへ。
ロック内に戻って、今度はそのまま北上、逢川を遡る。
川沿いは桜がたくさん植えられており、花見の時期には非常に良いようだ。川といっても流れはほとんどないので、簡単に遡上してゆける。
国道2号線の入江橋までくると水深は40cm位まで浅くなる。ここまで、護岸の高さが1mを下回るところはなかったが、橋の上流、右岸の公園だけが何故か船着場のように低くなっており、高い柵で上陸はできないようになっているものの腰掛けて休憩することができた。
ここで引き返して運河に戻り、スタートの北堀運河の船着き場へ。
高い護岸の運河や都会の川でも、目線が高く景色を楽しむことができ、
汽水域や運河などの水質でも水面から離れておりほとんど気にならないのはパドルボードならでは。
家から8km、フィールドとしては申し分ないところがあることに、新たな可能性を感じた1日であった。
【当日のデータ】
プットイン:北堀運河
テイクアウト:北堀運河
コース:北堀運河~中堀運河~尼崎閘門~尼崎の森中央緑地~尼崎ロック~蓬川~入江橋~北堀運河
距離:11.5km
時間:3.5時間
ボート:インフレータブルSUP