加古川リバーSUP 2016.04.16 | TM's リバーカヤック・SUP ログ

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川のカヤック、SUPの記録
【免責事項】川でのパドリングは、自然・人工の危険があり、命に関わる可能性があります。内容は経験と技術により実現されるもので、これを参考にするのは適切ではありません。内容は個人的なもので、勤務先や所属団体に関わりありません。

大門、ゼニパイ、それ以外にも多くのウエーブに恵まれる。大門堰堤と万願寺の堰堤跡は注意だが、それ以外はカヤック、SUP問わずに楽しめるコース。 大島-1.38m
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前回ツーリングのゴール、「闘龍灘」から「ゼニパイ」ウエーブまでダウンリバーして漕行区間を延ばし、テイクアウトのゼニパイでスポットプレイという贅沢な計画。
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加古川の川相と言えるのだろう。フラットな長い瀞場と唐突に現れる岩盤の瀬。このコースで、瀬はコンスタントにクラス2-3ある。
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岩盤の川床のお陰で、ウエーブが多く発生。リバーサーフィンしながらの川下りが楽しめる。
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しかし、瀞場が多いので短いボードだと苦労する。前回、ほとんど追い風という恵まれたコンディションで楽をさせてもらったが、今回は(海岸部は暴風という特別な気圧配置であったためか)、常に向かい風。
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大きなゲートの建造物が見えると、コース半ばの大門の堰堤。コンクリの護岸に右岸に階段があるところから察すると本来はこちらがポーテージルートなのだろうが、激しい藪漕ぎとなる。今回は確かめながら接近し、左岸の堰堤際の人工エディから上陸。
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堰堤直下で入水。橋を通過するとすぐに大門の瀬がある。
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二段になっている瀬は、いづれも型のよいウエーブを発生させている。二段目のボトムのウエーブが特に大きく、リエントリーも可能。これがスポットの大門ウエーブ。SUPでも気持ちのよいサーフィンが可能であるが、あまり水深はないので注意が必要。
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その後も、次の瀬の楽しみを唯一の心の支えに、きつい向かい風の中を漕ぎ進むことを何度か繰り返す。
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右から支流万願寺川が合わさった直下に、昔の堰堤跡らしきドロップ。上段は普通の瀬のように岩をかわして通過できたが、下段は横一文字の巨大な岩滑りになっていて、已む無くボードにうつ伏せで突っ込んだ。この日は何とかやり過ごせたが、水量次第ではボトムのハイドローリックに巻かれる可能性もあるだろう。
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万願寺の堰堤跡を過ぎると、まもなくS字カーブのゼニパイが見えてくる。インコースの左側は水深が無いため、右に大きく寄ってウエーブに向かう。
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この日の水量では、ウエーブは真横の右岸エディから流れが強くてエントリーできない。リエントリーの度に右岸エディを漕ぎ上がり、ウエーブ下を左岸エディにフェリーし、左岸エディからウエーブにフェリーエントリー。カヤックはそれでよいのだが、SUPの場合は右岸エディを漕ぎ上がって一旦上陸。右岸をウエーブのなるべく上流側へ担ぎ上がって、本流をフェリーして左岸エディへ。更に上陸して左岸を担ぎ上げ、ウエーブの少し上流からフェリーエントリーするというなかなか大変な行程となる。
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ここまで向かい風の中を長距離漕いで来たこともあり、4-5回エントリーして体力切れで終了。
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スポットだけでなく、下っても楽しい。チャンスがあれば何度でも訪れたい川である。


[当日のデータ]
水量:大島-1.38m
プットイン:闘龍灘
テイクアウト:ゼニパイ
所要時間:3.5時間
距離:15.8km
ボート:MVP-S
グレード:2-3級