「プレデターD4」を観る | よわむしの独り言

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ゲームや書籍に関してかなり偏った視点から思い付くままに書き連ねます…と思ったら、いつの間にか食べ歩きとB級映画鑑賞がメインになってました。

あからさまな偽物を。

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凄腕の傭兵スローンに軍のお偉いさんから連絡が入る。

政府にさらわれたヴィッキー博士の息子を助け出して欲しい、と。

早速スローンは、スモーク、カッター、ブロッカー、スナイプら精鋭を集めてチームを作る。

そして廃棄施設を装った政府の研究施設に潜入を試みる。

ん?施設の前でなんかデモをやってる?

政府はビッグフットを捕えていて、実験に使っているとかなんとか。

えぇ~、まさかビッグフットものか~?
それはそれで期待が高まるな。


一方、孫のてんかんの発作に悩む老人が医療機関を訪れペイトンという医師に相談する。

発作を抑える薬をもらうが、副作用で孫が凶暴化する。
それを病院に報告すると、孫を研究機関で預かりたいと言われ、治療費無料に惹かれて承諾する。

しかし、後日気が変わり孫を返して欲しいと病院に行くと、孫など預かっていないと言われる。
ペイトン先生に無理矢理面会するも、先日会った人物とは別人で…。

失意のうちに病院を辞す老人に謎の人物が告げる。

孫は生きている。D4を探せ、と。


そんなこんなで施設の敷地内で出会うチームと老人。
なんでも老人は3週間前から施設周辺をうろうろしていたとか。
さすがは退役軍人。基礎能力高いぜ。

と、そこで周囲から謎の呻き声が。老人の話によると、この施設には狂暴な生き物がいるのだとか。

スローンとブロッカーが先発すると…

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マッチョ兄貴登場!

ん?んん?これが今回のモンスター?
ビッグフットは?
むしろ体毛ツルッツルじゃん!

ま、いいや。

圧倒的な破壊力でブロッカーを倒すマッチョ兄貴。

それを遠くから見ていたスナイプが遠距離狙撃をするが、弾が中っても少し怯むだけのマッチョ兄貴。
おまけに狙撃位置に気付いて向かってくる!

自分達は崖の上にいるから大丈夫だろうと考えてたスモーク達だが、なんとマッチョ兄貴が崖をよじ登ってくる。

で、ひとしきり暴れたところで謎の笛の音が聞こえてきて、ぐったりしたカッターを連れてマッチョ兄貴はどこかへと行ってしまう。

スローンとブロッカー、カッターを探すため謎の施設に入るスモークとスナイプと老人。

部屋を探索しているとブロッカーを発見。そしてブロッカーの口から驚くべき情報が。

あのマッチョ兄貴が博士の息子だと。同じ位置に同じ刺青があったと。

いや、そんなことくらい最初にマッチョ兄貴を見たときに気付いてましたが?

気をとりなおしてスローンとカッターを探し続ける一行。
そこに現れたのは…

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あれ?縮んだ?いや、別マッチョです。

なんとこのマッチョくんは老人の孫で…って、これも予想通り。

老人は孫を連れ帰ろうと優しく接するが、理性を失ったマッチョくんにより撲殺される。


スモーク達もマッチョ兄貴により全滅。

その様子を別室から監視カメラの映像で見ていたのは、ヴィッキー博士と軍のお偉いさん。

どうやら今回の件はヴィッキー博士が開発した人間兵器の実力をお披露目するデモンストレーションだったようです。

捕まって拘束されていたスローンもここで射殺され、施設を後にする博士とお偉いさん。

しかし乗り込んだ車には先にマッチョくんが乗り込んでいて…。2人とも撲殺されて終了。


ていうか、プレデター成分は?ビッグフットは?
ストーリー的にはむしろゲームのバイオハザードに近い感じ?

それ以前に、音と血糊だけで肝心な部分をごまかすのはいただけない。


低予算でも頑張ってるのでしょうが、どこかで見たようなストーリー、CGも着ぐるみもなし、メインロケ地は裏山、グロシーンもなしでは一体どこに力を注いだというのか!

せめてビッグフットの着ぐるみでも出ていれば…。

あ、でもマッチョ兄貴のタフさにはちょっと笑った。
タイラント並の耐久力、という意味でもやっぱバイオのパクリですね。

かといって、タイトルを「バイオハザードD4」にすればいい、と言っているわけではない。