《この素晴らしい現代に爆裂を!》
※注意※
この作品は、アニメ「このすば」を見た主の妄想を書き起こしたものです。
・本編との直接的な関係はありません。
・この作品はアニメ版第1期全10話+OVA版までの設定を元に書いています。
・この作品には主の妄想による追加設定、オリジナルキャクターが登場してきます。苦手な方は読むのを控えるのを推奨いたします
・この作品はフィクションであり、実在の人物、団体、事件とは一切関係ありません
それでもよろしければ、どうぞお楽しみください。
《この素晴らしい現代に爆裂を!》
その1
そしてしばらく歩き、ようやく家に帰ってくることができた。
あれからめぐみんは俯いたまま全く喋らない。
まぁ色々あったし、流石に疲れたんだろうな。
「ほらついたぞ、今風呂入れてやるから先に入ってこいよ」
「………」
「おいめぐみん聞いてんのか?
めぐ…っ?!」
後ろに振り返るとめぐみんは俺に近寄ってきて急に両手を俺の背中に回し抱きついてくる。
顔を俺の胸元にグッと押し付け、そのままの姿勢で話し出す。
「…前にゲームで勝った時の約束、覚えてますか?」
顔を埋めたままの篭った声でめぐみんは質問をしてくる。
ゲームに勝った奴が負けた側に何でも一つ命令できる権利…そういえばあれから結構経つけどまだ聞いてなかったな。
「は?いやそりゃ覚えてるよ…ってかそれがどうしたんだ?
っというか、いきなりなんだよ?!
前がはだけた状態で抱きつくなよ!そっちにその気がなくても変な気持ちになるだろ?!」
「…カズマ、あなたはさっき私のことを『大切な家族』と言いましたよね?」
「あ、あぁ。それがどうしたんだ?」
めぐみんは俺の胸元から顔を離し涙を浮かべた目でこちらを見つめ思いの全てを言葉にする。
「……今だけ、今だけでいいです、
私を…『私をあなたの恋人にして下さい』!」
「っ?!!」
そしてめぐみんはゆっくりと瞼を閉じ顔を真っ赤にし、少し背伸びをし俺に顔を近づけて『何か』を待つように静かに立ち尽くす。
…ッオイオイオイ?!これってアレか?アレなのか!?苦節19年と数ヶ月、まともな女性経験を体験していないが今の状況は直感で理解できるぞ?!これはつまり…『アレ』だ!?間違いない!き、ききききききききききききキッスってやつかぁぁ?!マジで?嘘?本当に?!自分で言うのも何だが俺みたいなダメ人間コンテストTop10にランクインするような男にも遂に春が?!しかも相手はめぐみん?!いやもしかしたらさっき尻を触られた腹いせに仕組んだ罠の可能性も…でもこの雰囲気、数々のギャルゲー・エロゲーをプレイしてきた俺にはわかる、恐らく間違いない、こいつは本気だ!だがいいのか?俺みたいなクズ人間と結ばれるって…お前『顔は』いいんだからもっとまともな彼氏を見つけることだって…いやぁ!そんなのお父さん許さないぞ!彼氏なんて絶対認めん!っって何考えとんじゃ俺は?!そんなことよりも今大事なのはこのめぐみんの言葉に対するYesかNoかだ!ゲームならエンディングとCG回収の為に迷うことなく即OK連打の作業プレイをしているところだが今は違う!お互いの人生を左右する超重要な選択肢だ!?そりゃぁ俺だって日に日に何気に可愛くなっていくお前に少しムラムラしてた時もあったさ!でもだからって何も考えずにOKしていいもんでもないだろ?!それこそ甲斐性なしだとか言われるのがオチだ!っというかこんなこといきなり言われたってすぐに返事が出来るほど人間出来てねぇよ?!どうすりゃいいの?!教えて偉い人!!??
「………っ」
「……あ」
などと考えること0.5秒、気がつけばめぐみんの閉じた目からはまた涙が零れ落ちていた。
続く