この素晴らしい現代に爆裂を!
※注意※
この作品は、アニメ「このすば」を見た主の妄想を書き起こしたものです。
・本編との直接的な関係はありません。
・この作品はアニメ版第1期全10話+OVA版までの設定を元に書いています。
・この作品には主の妄想による追加設定、オリジナルキャクターが登場してきます。苦手な方は読むのを控えるのを推奨いたします。
それでもよろしければ、どうぞお楽しみください。
~プロローグ~
#Final
『この素晴らしき勇者達に爆裂を』
「…ようこそ、我が城へ。」
「あんたが魔王ね…?」
「如何にも。
我こそが ″現魔王″『龍帝』
名は《リュウノスケ》と申す。」
鋭く、しかしそれでいて穏やかで全てを見通しているかのような視線をこちらに向けてくる
やはり『龍』だったか、ラスボスがドラゴン系なのはお約束だな。
だがおかしいな?
″敵感知″ではかなり弱々しい反応だったが…
「遠路遥々ご苦労であった。
なぁ?『サトウ・カズマ』とその御一行よ」
「?!」
…やはり″潜伏″スキルは見抜かれていたか。
だがなぜ俺の名前を…?!
俺は隠す意味がないと判断し″潜伏″を解除する。
「…ふっふっふ、お主の噂は幹部の者から聞いておるぞ。
しかし手を縛られたままで、加えて『日本から来た』者になどと言う珍客など初めてだぞ。」
「っえ?!」
「な、なんでそれを?!」
「なんだ?ここまで言っても分からんか?
まぁこのような姿をしていては無理もあるまい。
ならば教えよう、儂も其方と同じく日本から転生をしこの地にやって来たのだ。
」
「「えぇぇぇぇぇぇぇ?!」」
「…?」
「ど、どう言うことだ?」
訳の分からないめぐみんとダクネスを横に、驚きを隠せない俺とアクアに魔王は答える。
「転生し、
女神から授かった力 ″龍化/Form of the Dragon″ を使い、この城にいた前魔王を打ち倒し魔王を受け継いだのだ。」
「おい『アクア』!どう言うことだ?!
あいつ女神の転生特典みたいなこととか言ってたぞ?!
ってか日本から勇者が魔王になんかなれるのかよ?!」
「い、いやいやいや!?知らないわよ?!
というかあんなスキルがあった事さえ知らないし!?
それに日本から来た人は普通、魔王を倒した時点で元の世界に帰るはずよ?!」
アクアに疑いの目を向ける、しかしアクアの言うことに嘘はないようだ。
目がマジだ。
「…『アクア』?
今そこの娘は『アクア』と申したか?!」
「…へ?そうよ。
何よ?悪いわけ?」
「いや何、聞いたことのある名だったのでな、まさかとは思うが…
良かろう、其方らに少し昔の話をしようか。」
龍帝は唐突に、ゆっくりと語り始めた。
あれは今から150年ほど昔になるか。
当時の儂は日本の軍隊に所属し戦争に駆り出されていた。
そして儂は戦場で流れ弾を受け命を落としたのだ。
すると気がつき目が覚めるとそこには赤子を抱いた美しい女神が立っていたのだ。
儂は国のためとはいえ生前多くの命を奪った。
その償いを受けるため地獄にいかされる…筈だった。
地獄に送られる最中、女神が連れていた赤子が一枚の妙な札を持っていたのだ。
『あ、いけません!それは遊び道具じゃないのよ!
それは本来人類が得てはならない、
強大ない力を秘めた禁呪 ″龍化/Form of the Dragon″ !?』
『だぁだぁ♪』
『いけません!離しなさい!
《アクア》!!』
『だぁ~…だぁ!』
その直後、儂はその札と共に光に包まれた。
そして再び目が覚めると身体が龍に変化した姿でこの地にいたのだ。
行く宛も目的も無い儂は、ひとまずこの世界を支配する魔王を倒した。
だが結局元の世界に戻ることが出来ず、仕方なく倒した前魔王に変わりここで勇者が来るのを待っていた。
「…と言う訳だ。
いやしかし…あの時の赤子な訳はないか、品が足りておらぬしな。
やはり思い違いか。」
「…なぁ駄女神、今魔王の回想に聞き覚えのある名前が出てきたんだが。」
「……………」
「まさかお前なわけないよな~?」
「……………」
「…これから ″駄女神″ から ″ババア″ に改名され、魔王の生贄になって貰うが、…それでいいな?」
「……………!?」
涙を流しながら首を横に振り涙をボロボロと流し「どっちも嫌ッ!?」っと訴えかける女神がそこにはいた。
俺達がいつもの漫才をしているうちに魔王が動き出す。
「…さて、話しすぎたな。
其方らが勇者としてここに来た以上、儂も相応の持て成しをしなければな…」
続く