この素晴らしい現代に爆裂を!
※注意※
この作品は、アニメ「このすば」を見た主の妄想を書き起こしたものです。
・本編との直接的な関係はありません。
・この作品はアニメ版第1期全10話+OVA版までの設定を元に書いています。
・この作品には主の妄想による追加設定、オリジナルキャクターが登場してきます。苦手な方は読むのを控えるのを推奨いたします。
それでもよろしければ、どうぞお楽しみください。
~プロローグ~
#Final
『この素晴らしき勇者達に爆裂を』
その4
「…ック!?」
魔王の繰り出す尻尾の攻撃を紙一重でかわし続ける。
だがそれも長くは続かない。
致命打にはなってはいないが疲弊し、転がり、額から流れ出す血で視界が悪くなる。
「…そろそろ終幕と行こうか。
さらばだ、若き勇者よ。
その勇ましき姿勢に敬意を評し、龍族最強の秘技 ″龍詞の咆哮/Draconic Roar
″ にて引導を渡してやろう」
「…か、カズ…マ…!」
「カズマ!?」
魔王が口を大きく開き、中で光が吸収され始める。
そして溜めた光が一気に爆発し、『青白い炎』が解き放たれた。
周りがゆっくりに見える。
これが世に言う『走馬灯』と言うやつなのだろう。
最後に見えた光景は…
倒れ込み、口から血を流しながらも俺の方へ必死に顔を向けるダクネス。
治療をしながらも振り向き俺の名前を叫ぶアクア。
そして…
無謀にも魔王の放った炎の前に俺を庇うかのように飛び出してきた、
《紅い眼をした少女》
俺の方へ背中越しに、涙を零しながら『もう大丈夫です』と言いそうな笑顔を向けるめぐみんがいた。
あぁ…ったくこの馬鹿、
爆裂魔法を唱えてろって言ったじゃねぇか。
人の言うこと聞かねぇで。
本当、馬鹿…
(プップー!
ファーーー!!ファーーー!!
ガヤガヤガヤガヤ…)
周りがやけに五月蝿いな。
音に起こされゆっくりと瞼を開ける。
聞き覚えのある騒音が耳に溢れんばかりに入ってくる。
排気ガスの匂い、微かに漂うタバコの煙、ビルの窓から反射される日光。
あぁ、そうか。
ひょっとして、俺は日本に戻ってきたのか…
理由はわからんが直感でそう思った。
「…ズマ!、カズ…!?」
しかし何故かそこには…
「…カズマ!!?」
本来日本にいるはずのない、目の前で泣きじゃくりながら俺を抱き寄せ呼び掛ける、
《紅い眼をした少女》がそこにいたのだった。
プロローグ fin