《この素晴らしい現代に爆裂を!》


※注意※
この作品は、アニメ「このすば」を見た主の妄想を書き起こしたものです。
・本編との直接的な関係はありません。
・この作品はアニメ版第1期全10話+OVA版までの設定を元に書いています。
・この作品には主の妄想による追加設定、オリジナルキャクターが登場してきます。苦手な方は読むのを控えるのを推奨いたします
・この作品はフィクションであり、実在の人物、団体、事件とは一切関係ありません

それでもよろしければ、どうぞお楽しみください。







《この世知辛い世の中で就活を》
その1



「お金が欲しい!」

「なら働け」

「わかってるわよそんなの?!
でもなんでか知らないけど新しいアルバイトを見つけても、
数日経ったらどこも
『クビだ』
『辞めろ』
『でてけ!』
って言うのよ!?
あぁんまりよぉぉぉ!!」


こいつらがこの家に来てから数週間。
ダクネスは体力が回復したため生活のために仕事を探し始めている中、
アクアは事ある毎に店に被害を出してアルバイトを転々としていた。
本人曰く、女神じゃなくなったことで標準より高かった(知力と幸運以外の)ステータスが下がったようで、そのせいでミスが多発するようになったらしい。


「うえぇぇぇん!
かじゅまさぁぁぁん!
あたしこれからどうすればいいのぉぉ?!」


普段の俺なら『知るか⁉︎自業自得だ!』と追い討ちを掛けるところだが、堕ちに堕ちていくアクアに流石に同情しt


「もういいわよ!?
こうなったらヤケ酒よ!!
飲んで飲んで、飲み尽くしてやるわ!!」


…前言撤回
早くなんとかしてこいつを追い出さないとな。
そうこうしていると玄関から誰かが帰ってくる音が聞こえる。


「ただいまカズマ。
すまない、カズマにお願いしたいことがあるのだが…」


求人雑誌を何冊か持ってダクネスが外から帰って来た。


「なんだ?」

「実はな、先程から仕事を探しているのだがどれがよいのかわからなくてな…
カズマの助言を貰いたかったのだ。」

「仕事か…
ちなみにどんな仕事がやりたいんだ?」

「そうだな、重労働で男に囲まれた職場で、休憩時間は極端に短い方が好ましい…
さらに言えば上司から激しく荒れた口調で叱られる厳しい上下関係と周囲の人間から蔑みを受けるような…そんな仕事がやりたい!///」


ララティーナお嬢様は今日も絶好調である。
流石に世知辛いブラック企業栄える日本でもそんな(ダクネス基準の)好条件な仕事はないだろう。


「んな仕事あるわけない…とは言い切れないが、そういった所は大抵給料安いから止めた方がいいぞ」

「なら仕事とは少し違うが、これなんてどう思う?!
『プロボクサー』
『プロレスラー』!
トレーニングを積んで観客に殴られる様を見られる…趣味と実益を兼ねていると思わないか?!」

「いやプロレスはともかくボクサーは勝たないと金貰えないだろ。
てか負ける前提ならプロレスラーでも貰えないから。
そもそもお前不器用で攻撃しても当たらないから武道系はやめとけ」


ダクネスはシュンと項垂れる


「そうか…ではカズマはどんな仕事が私に合うと思う?」

「メイド喫茶」

「ちょっ?!
初っ端から私には合わないだろう?!」

「コスプレ喫茶」

「さっきと何が変わったんだ?!」

「SMクラブ」

「っっ?!///」

「…お前、今興奮したろ?」

「…し、してない」


ダクネスは顔を赤くしてモジモジしながら答える。


「ダクネスに合う仕事ね〜、
クルセイダーみたいに人を守る仕事が合いそうだけどねぇ〜」


右手に酒を、左手におつまみを持つおっさんと化した元なんとかさんが気怠げに呟く。
人助け…か。


「なぁダクネス、お前に合いそうな仕事があるぞ」

「本当か?!」








・・・







「ダクネスはここで働いているのですか?」

「らしいな」


めぐみんと買い物を済ませ帰り途中にダクネスの勤務先の前を通る。


「ちょうどこれから訓練らしい
お、出てきた」



「全員、せいれぇぇぇぇつ!!
これより、初期消火訓練を行う!  っ敬礼!!」

「「「はい!!」」」


俺がダクネスに勧めた仕事とはズバリ『消防局員』だ。
ダクネスはその力と体力に自信があり日頃からトレーニングをしていたのと、火の中にも恐れず突っ込む勇気(?)を買われすぐに実働隊員として就くことができた。
しかもダクネスの望んでいた『重労働で男に囲まれ、上下関係が厳しい』の条件も叶う絶好の職場だろう。


「なんだか、嬉しそうですねダクネス。」

「だろうな、仕事としてトレーニングを積んで、その上燃えるようなところに突っ込まなきゃいけないなんて、あいつにとってはご褒美だからな。
まさに天職だよ。」

「そうですね。
では邪魔したら悪いですし、帰りましょうか」

「そうだな
…なんだあれ?」


俺は帰ろうと振り返るとすぐそこで以前も見たような大勢の人集りを見かける。
その中心から聞き覚えのある声が聞こえてくる。


「これからは『芸+歌』による新しいNewスタイルでやっていくわよ!!
さぁ、見て!聴いて!楽しんで‼︎
わたしの華麗なる踊りと甘美な歌声に酔いしれなさい!?」

「「「うぉぉぉぉぉ!!」」」


そこには水芸を披露しながらギターを持ち弾き語りをしながら歌を披露する堕女髪さんがいました。


「「・・・」」

「…た、楽しそうですねアクア。」

「…そうだな」


あいつは、一体何を目指しているのだろうか?



続く