《この素晴らしい現代に爆裂を!》
※この作品はこの素晴らしい世界に祝福をのパロディです
アニメ本編の1期までの設定を元に制作してます。
オリジナルのキャラや設定を含みます。
《あの突然の転生の真相を》
その3
「めぐみんさんの冒険者カードの魔法欄を白紙にしたのは、『私』です。」
「っえ?!」
あまりに予想外な言葉に驚きを隠せなかった。
エリスは俺からの返答を遮るように話しを続ける。
「これには訳がありまして、最初から説明しますね…」
それは異世界で魔王との戦いでカズマさんとめぐみんさんが死んでしまい魂の状態で私のいる天界にやってきた所です。
カズマさんはその時にはまだ気を失ったままの状態で先に目が覚めたのはめぐみんさんでした。
「っん、こ、ここは…?」
「ようこそ、めぐみんさん。
私の名はエリス。
幸運を司り、貴女のいる世界を治める女神です。」
「め、女神…様?!
本当にあの女神エリス様なのですか?!」
もちろん最初は信じてはくれませんでした。
しかし自分が魔王の戦いで死んでしまった事を思い出したのかここが天界なのだと実感が湧いたんでしょう、私の話を聞き入れてくれました。
「…では、私とカズマは死んでしまったのですね。
…もう、みんなに…会えないのですね…」
今にも泣きそうな顔をされるめぐみんさんを慰めるように私が答えます。
「安心してください。
めぐみんさんは天界規定に従い一度だけ蘇生される事を許されています。
それに今せんぱ…いえ、貴女の仲間のアークプリーストが貴女の身体に『リザレクション』を掛けています。
時期に生き返ることが出来るでしょう」
「っ本当ですか?!
…よかった、ではカズマも?!」
「………」
「?
どうかされましたか?」
「…残念ですが、カズマさんはこれ以上めぐみんさんのいる世界で生き返ることができません。」
「な?!何故ですか?!
今まで何度もアクアに治してもらっていたではないですか!?」
「はい、確かに今まで天界規定を破りカズマさんの蘇生に目を瞑って来ました。
…が、この事を知った唯一神様が、
『彼はあの世界であまりにも多くの死を体験した。
これ以上の生と死は精神に異常を来たす、
よって彼を元の世界に返す事にしよう。
(というかぶっちゃけ彼弱すぎ!流石に可哀想!)』
…と」
「元の…世界」
「貴女も薄々気づいていたはずです。
カズマさんは本来、貴女のいた所とは違う別の世界からやって来たのです。
なので今からカズマさんとめぐみんさんをそれぞれ元いた世界に…」
「…いやです」
「え?」
「っいやですいやです!
私が生き返ってもカズマがいないなんて、そんなのなんの意味も無いじゃないですか!?
そんな世界なんて私は望まない!!
女神様、どうかお願いします!
カズマを…カズマを私達の世界に戻してください!?」
私がそう言い切る前にめぐみんさんが涙を流しながら強く主張しました。
…ですが。
「申し訳ありませんが、それは出来ません。
…正直申しますと、私としても今回の件は大変不本意なのです。
ですがこればっかりはどうしようもないんです、残念ですが…」
「なら、なら私もカズマと一緒の世界に連れて行ってください!
お願いします…お願いします!!」
カズマさんと別れることをどうしても諦めきれないめぐみんさんは深く頭を下げ私に頼み込む。
それが元の世界の家族や友達、そして残してきたアクア先輩とダクネスとの『今生の別れ』になると知りながら。
そこまでカズマさんのことを…
「…確かに、日本から異世界への転生はいくつもありましたが、その逆は天界の規定には盟約されていないので問題はありません…が、その代わりに条件があります。」
「条件?」
「単刀直入に言います、
…めぐみんさん、爆裂魔法『エクスプロージョン』を捨てなさい。」