《この素晴らしい現代に爆裂を!》
※この作品はこの素晴らしい世界に祝福をのパロディです
アニメ本編の1期までの設定を元に制作してます。
オリジナルのキャラや設定を含みます。
《あの突然の転生の真相を》
その4
「単刀直入に言います、
めぐみんさん、爆裂魔法『エクスプロージョン』を捨てなさい。」
「…え?」
めぐみんさんは鳩が豆鉄砲を食ったような顔をされました。
余程予想外だったのでしょう。
「本来カズマさんの世界である日本では魔法と言う概念が存在せず、そして極めてマナ(外気魔力)が少ないため人が魔法を生み出すのが難しい世界なのです。
しかしめぐみんさん達『紅魔族』はその体質状自ら無意識にオド(体内魔力)を生成出来るのです。
なので日本に於いても問題なく魔法を使用することが出来ます。」
「………」
「そして貴女の持つ爆裂魔法『エクスプロージョン』はとても強力な魔法です。
その威力はカズマさんのいる世界の大量殺戮兵器に等しいと言えます。
例えめぐみんさんにそれを使う意思がなくとも、それを持つ事を知られたりしたら貴女を悪用する輩が現れ、世界は破滅へと向かうでしょう。
それにカズマさんのいる国はとても平和な所なのです、持っていても使う機会は無いでしょう。
ですので改めて言います、
爆裂魔法を捨てなさい。
…これがカズマさんと一緒に行ける条件です。」
「………」
私はカズマさんやめぐみんさんの生活を陰ながら見守って来ました。
彼女の爆裂魔法に対する情熱と愛は重々理解しているつもりです。
こんなことを言いたくなかった、と後悔していたしたが…
「…いりません。」
「…めぐみんさん?」
「カズマと一緒にいられるのでしたら爆裂魔法なんていりません。
どうぞ私から爆裂魔法を消してください。
…お願いします。」
彼女は涙を拭き、持っていた冒険者カードを私に差し出してきます。
その手はよく見ると震えていました。
…分かっていますよ、本当は爆裂魔法を捨てたく無いことを。
でも今はそれよりも『大事な人を護りたい』と思うことも。
私はめぐみんさんに微笑み掛け冒険者カードに手をかざし聖なる光を放ちカードから爆裂魔法を消し去りました。
「貴女にとても辛い選択をさせてしまい、申し訳ありませんでした。
そのせめてもの謝罪の意を込めてカズマさんのいる世界で普通に話せたり文字が読めたり出来る習得魔法を掛け、そして私から貴女に『幸運の加護』を授けます。」
「『幸運の加護』…?」
めぐみんさんは私の放つ魔法の光に包まれ、カズマさんと一緒に浮かび上がり日本へ通じるゲートにゆっくりと飛び立ちます。
「女神様、ありがとうございます!」
「はい、
…『幸せ』になってくださいね♪」
「っな……///!?
…はい!!」
・・・
「…こうして、貴方達はこちらの世界に来たと言うわけです。」
「………」
気が付けば俺の頰には一滴の涙が流れ落ちていた。
そうか、あいつ俺と一緒にいるために…
だが俺の為にそこまですることないだろう?
あんなにも爆裂魔法を愛してただろう?
「…あいつ、こっちに来た時に『女神様とは会っていない』って言ってたんだ、爆裂魔法のことも話さなかった…
どうして黙ってたんだよ、言ってくれればいいのに…」
「貴方に心配を掛けさせたくなかったのでしょう。
…それと、これは私の個人的なお願いなのですが、
どうかめぐみんさんとダクネスをよろしくお願いします。
彼女達は元々異世界の人間。
貴方の他に頼れる人間がいませんので…」
「…わかってるよ。
もう七面倒くさいヤツらとの相手には慣れてるからさ、
これからも腐れ縁でいるよ。」
「…ッフフ♪」
「っははは!」
お互い顔を合わせ笑顔を見せ会うと、俺の持っていたケイタイが震え出し着信が鳴っていた。
…めぐみんから?
もう学校が終わってる時間だが、何かあったのか?
俺は着信ボタンを押し通話を掛けるとすぐさまめぐみんの声が耳元に飛んでくる
『か、カズマ!た、助けて、ください!!』
「お、おい?!どうし…」
息を切らし途切れ途切れで焦りを見せた声でめぐみんが話しかけてくる。
余程余裕がないのか俺の言葉を待たずに話しを続ける。
『学校帰り、っだったのです、が…!
はぁ…へ、変な男たちに、襲われまして…!』
「っ?!」
『い、今公園の遊具に、隠れているんですが…』
「おい?!公園ってお前の通学路にある所か?!」
『は、はい!そうです!
っ?!またヤツらが来ました…!!
カズマ、助け…っ!』
(ッブツ! ツー、ツー、ツー…)
ここで通話が切れた。
《あの突然の転生の真相を》
fin