初めて縁日にお参りをする。
道々の屋台には、お餅や、お茶、
線香や暦、冬服や靴、鞄まで。
50代オーバーの店主たちと、
同じく50代オーバーと思われるお客たち。
大阪の巣鴨ではなかろうか(笑)
「お兄ちゃん、一口食べていきいな」
「来月から値上がりするんよ」
普段、何気なく聞いている商売用語が
耳元を通りすぎる。
売ったろって気持ちじゃなくて、
言うといたろって一言がお客の足を止めてた。
買うか買わないかより声を掛けるか掛けないか。
ほんまの商売人は、絡みたいか絡みたくないか。
それだけのシンプルな法則で動いている気がする。
今の私は人が嫌いになりかけている。
もう少しだけ時間をかけて、人間を取り戻そう。
お参りの帰り道にいつも本を1冊。
今日は「ランチのアッコちゃん」
バレンタインデーのチョコを渡すか渡さないかで、
正社員と派遣社員の間のいざこざに巻き込まれた三智子。
彼女が社外の先輩、アッコちゃんの運営するケータリング、
「東京ポトフ」を手伝う中で見つけ出した解決策。
他にも、3か月で退職した新入社員の玲美が
かつて在職中の会社の屋上にビアガーデンを作ったお話。
彼女はなぜビアガーデンを作ろうと思ったのか。
それぞれの主人公が知恵をひねる、機転を回す。
この主人公たちは他人に翻弄されているのかもしれない。
しかし自分を崩すのではない。
しなやかに翻弄されてみよう
