青山でもう1件
大事なことを教えてくれた場所
それは大坊珈琲店でした
カウンターとテーブル席は2席ほどの
小さなスペースです
カウンターの上には文庫本が並んでいます
しかし今回は本よりも珈琲をじっくり味わいたくて
って、味の違いはよくわかってないんですけどね(笑)
雑味があるかないかくらいしか
女性に珈琲を淹れていただいて、きょろきょろしていると、
ご主人が戻っていらっしゃいました
カウンターの端から端まで、
「いらっしゃいませ」と声を掛け、
手元にある瓶のふたを拭く所作
美しかったです
まだ生まれる前に作られた映画の1シーンを
見ているようでした
布巾や備品の綺麗なこと
真っ白でした
そして何より
珈琲を淹れているご店主の横顔
ネルドリップに細い細い、糸のようなお湯を注ぎながら
もう堪えきれないというように
口の端が、ニヤッとされているんです
ご本人は気付いていないかもしれませんが
うっとりと眺めてしまいました
