4月に発売
夫婦脚本家、木皿泉のはじめての小説だそうです
いくつかの短編からなっているのですが、
1冊としてはある家族とそこに関わる人たちの暮らしを
登場人物各々の角度から描いています
それぞれ主人公は違うけれど、この登場人物たちは
みんな自分に正直で、スルっとパスしてしまいそうなことを
こねこね考えて、簡単に答えに辿り着かないところが
読んでいて、妙にホッとしました
決断に迫られる時、
世間の尺度に合わせて判断しようとすると、
苦しくて、惑って、不安になるけれど
考えてみりゃあ、答えは自分しか知らなくて、
その声に耳を澄ますことが大事なのでしょう
それが生きるということ
決してたやすいことではないのです
文明が進んだからといって、
たやすくなるものではないのです
生き方に前例はない、
その代わりに自分が大切にしたいものを
今、一度、問い直そうと思います
