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自分がどれだけ彼のことが好きなのかわからない。本当に見当もつかない。ほんの少しかも知れないし、凄く好きなのかも知れない。
でも、彼がいなくなったら私は悲しくて悲しくて泣いてしまうだろう。
きらきらと光る太陽を見ながらいつもと同じようなことを考える。最近の私の考えることは、もっぱらこのことについてだ。
私が彼のことが好きなのは彼も知っているのに、お互い無いことにしてる。
私に気があるのかな?っていう態度をとるくせに行動には何も起こさない。のくせして、デートだけは律儀に来る。しかもクリスマスイブの日だったりする。それでも、表情一つ変えない。乗り換えてやろうと思って他の子にアタックかけてる時に、格好良くなってたりする。何で、こんなに振り回されないといけないのだろうか。
「好きです」
脳裏で言葉がよみがる。
今日、一個下の後輩に告白された。
家を早めに出たので、登校時間より早く学校に着いた。まだ誰も来ていなくて、校庭にはチラホラ運動部の子が見えるくらい。
窓から下の校庭を見ていると、体操服を着た男子生徒がこっちを見て何か叫んでいる。スラッとした体つきで背が高い子だった。首に掛けた真っ白のタオルがなんだか眩しく見える。
窓を開けると今度は声が聞こえた。
「先輩に手伝って欲しいことがあるんですけど、今ちょっと良いですか」
私は何の用だろうと思いながらも呼び出しに答えた。今行くね、と言うと窓を閉めて校庭に向かう。
今思えば日常的じゃないことをしたかったのかも知れない。
校庭ではなにやら泥だらけの服をもって彼は待っていた。
「どうしたの?」
と聞くと、いいから上履き履きかえて来て下さい、と言われてしまった。仕方なくローファーに履きかえる。