ドライヤーの災難

ドライヤーが壊れた

日本から持ってきた日本製のやつ

温風が出ない

それだけなのだが

ほぼ役立たずになる

ドライヤーの温風って大事！

こんな時、インドは便利だ

そこら辺に怪しげな修理屋がたくさんあるから！

日本とインドでは、電圧もコンセントの形式も違うのだが、ちゃんと変圧器やアダプタを持っている修理屋がある

私は魔窟、ビャパラーケンドラの

適当なお店に持って行った

相変わらず迷うので説明はできないが

え？マジここで直るの？

て、店構えの所であった

ちなみに私がどうやってそこにたどり着いたかと言うと、

電器屋（修理屋とは別）のおじさんにドライヤーを見せ

『これ直したいねん』

と言ったら、快く修理屋まで連れてってくれた

インド人、ホンマ親切！

仮にも電器屋のおじさんなんやから

「修理なんてせずに、

ウチで新しいの買いなYO！！」

とか言うところやと思うけどのぅ…

インド人のそういうトコ

結構好きやで！！

そうして連れて行かれた修理屋

怪し過ぎて写真撮るのも躊躇われる程のお店であったが、変圧器も変換プラグもあった

まぁその機械がすごーく古くて、コンセント挿した途端、ボーーーン！いきそうな代物やったけどな

とりあえずドライヤーは動き

冷風しか出ぇへんねん

てことは伝えられた

「明日には直るから夕方取りに来い」

と、がっつりヒンズー語の修理屋

案内してくれた電器屋のおじさんが英語が話せたので、通訳もしてくれ大変助かった

インドでは、適当に声かけても

こうして親切にしてくれることが多い

でもそれで騙される旅行者も多いんやろけどな！！

ビャパラケンドラは日本人も多くいるし、騙して大儲けできるような物も売ってないから多分大丈夫

さて、次の日の午後

「直ったから取りに来い」

と言われたので、いそいそと取りに行った

おかえり！

私の大事なドライヤー！

おおぉぅ！

どんな修羅場を

くぐってきたのか

っつーくらい汚くなってるぅぅ！

真っ白やったのに！

そういえば修理持って行った時、

点検しながらなぜかこのドライヤーの先っちょを外してたな

外す必要ないカラ！！

と、もう一度嵌めたったんやけど、修理屋のオッさん、絶対またコレ外したやろ！？！

そんで転がしてしもたんやろ！？

じゃないとこんな汚れるワケない

あまりにも汚くなってたので

あはっっ

間違えてゴミ箱にでも落としちゃった？

と、スマートなイヤミを言ったのだが

「え？そんなワケないじゃん」

と真顔で返されたので

もうそれ以上は言わずに帰ってきた

修理代は４５０ルピー

思ったより安くはないが、それでも日本よりは格段に安く済んだであろう

ただ

もうすこし

丁寧に扱ってください

そもそも取りに行った時、ゴミみたいに床に転がしてあったからな…

汚くなるはずや！！！

人のドライヤー何やと思っとんねん

そんなこんなで

一晩の大冒険をしてきたドライヤー

今日も元気に温風を吐き出してます

以外と何でも直せるので

捨てる前に一度修理に出すといいかも

基盤とか電子部品は無理かもしれんが

この街をフラフラしていると、たまにチャイボーイがチャイを配りに来ることがある

私の経験では１１時半から１２時くらい

昼前にイロハでパン買って、フラフラ雑貨見てたら、だいたい何処かのお店でチャイがもらえます

この日は写真の現像屋で、プリント待ちしてたらチャイボーイが来たので、もちろん一杯いただいた

ちなみに、

どこのお店で飲んでも

私はお金を払ったことがない

お店の人が払ってんのかな？

（払ってるとこ見た事ないけど）

もしかして無料なの？？？

ジンジャーとカルダモンが効いた

甘くて美味しいチャイ

もしチャイボーイに会ったら

一杯貰ってみてね

お金は請求されたら払ってあげて

せいぜい１０ルピーやから！

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