機会費用とリスクと相対性 | 秋山のブログ

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機会費用という概念は、経済を考える時に有用な必須の概念である。コストを比較する時には、相対的に存在する目に見えない費用に注意する必要は当然あるだろう。経済学ではしっかり考慮されている例が多い。

ところが、同じようなことで上手く扱われていない例も経済学では見られる。例えば、デフレスパライルの話などがそうだ。デフレデフレと喧伝されているが、観察される物価の上昇はそれほどでもないのである。物価変動に伴う害を論じるならば、物価と所得の両方を見て、総合的に判断しなくてはいけないはずのところを、話を物価に限定して、それに相対的に影響するものを無視すればおかしくなって当たり前だろう。(所得の他に、政府が医療費やその他生活に関わる補助、交通機関に関する補助を切り詰めているために、その分の家計の支出が増えていることも考慮しなくてはいけないだろう)

機会費用とは、少しパターンが違うが、リスクも見えないコストとして計算すべきものである。こちらもよくできていることが多いが、問題は評価が難しいことだ。

経済学においてはコストという概念が重要です。コストとは、経済活動をおこなう際の損失のことです。

コストは目に見える直接的なものだけとは限りません。
行動を選択するということは、別の行動を諦めるということです。しなかった行動から得られるはずであった利益を考慮する必要があります。例えば、仕事を休んでアルバイトにいく人が何人かいた場合、アルバイトの給料が同じでも、休んだ仕事の賃金によって、各人のアルバイトの価値が変わってきます。この選択しなかったことで失われる利益を、機会費用と呼びます。機会費用には、金銭的でないものも含まれます。

また、現実の世界は常に不確実性に直面しているため、コストを考える時には、それをリスクとして計算に入れる必要があるでしょう。

このように相対的な関係を見落とさずに、モデルを考えることは重要なことです。例えば、物価の上昇を考える時は、所得の上昇を考える必要があるなど、何か見落としているものがないか常に気にとめましょう。