ブログネタ：アベノミクスは成功していると思いますか？ 参加中私は思わない派！
ブログを書こうと思ったら、アベノミクスに対する評価を書くというキャンペーンをやっていたので乗ってみることにした。
経済に関して考察するブログなので、今まで散々アベノミクスについて書いてきた。予想が外れたことといえば、黒田氏がインフレ期待を信じすぎていたことくらいである（もっと分っていると思っていた。褒めすぎた）。アベノミクスでおこなわれたことの効果に関しては、何一つ外れていない。
アベノミクスを本音で成功などと評価する人間はいないだろう。最大の失敗は消費税増税である。それは、政府や一部の経済学者が強調するような想定以上反動減などではない。永続的な経済構造の悪化である。アベノミクスの良かったことを全てぶち壊しにし、奈落の底に突き落とした。
この誤りに気付いて、修正をかけるならアベノミクスにもまだ目があるだろう。しかしこれしかないとか、このやり方で自然によくなっていくとか言っているようでは全くよくなる目はない。法人税減税は株価を上げるだろう。しかしそれは業績がよくなって上がったわけではないことを理解しなくてはいけない。上がること自体の効果もあることにはあるが、この消費税の大きなマイナスには遠く遠く及ばない。企業が内部留保を膨らませるマイナスの効果、財政均衡のさらなる悪化、財政均衡のために打ち出されるはずの数々の愚策のマイナス効果（特に外形標準課税は日本経済にとんでもない傷跡を残すだろう）で、マイナスの方が余程大きい。次回予定された消費税増税に関して景気条項を削ったことは、完全にアウトと言ってよいだろう。
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