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小豆の選別

今ハ昔・昔ノお話  第四話   子供の遊び(15) おなんご

自叙伝ではないが、子供の頃を思い出し記憶している事を書いて見みました。
両親や親戚の人、近所のおじさん、おばさんに聞いた話など思い出しながら

「おなんご」とは「おてだま」のことである。
「おなんご」の中には、小豆が入っていた。
小豆は小粒で良い音がするので好まれたのか必ず入っていた。
「おなんご」に入れる小豆は、小豆を収穫し乾燥保管する時良いのと悪いのに分けて、
悪い小豆を「おなんご」や枕に入れた。
家でも小豆を炊く時は、鍋の蓋の上に小豆を置き斜めにしたり動かして小豆が転がって落ちたら
良品、蓋に残ったら不良品、又水につけて浮いてくるのも不良品で虫食いなのです。
遊び方は何処でも似たり寄ったり、ただ、おおいに違うのは囃子唄である。
オヒト・オヒト・オヒト・オヒト・オッチョンキリおさらい、オフタ・オフタ・オッチョンキリおさらい
と歌いながら、「おなんご」を上に上げている間に下の「おなんご」を取って横に置く、
主に女の子の遊びである。
男の子の遊びに入ってくるおてんば娘がいるように、女子の中で遊ぶ男の子もいた。
                    つづく