今ハ昔・昔ノお話  第四話   子供の遊び(10) 杉鉄砲・紙鉄砲・水鉄砲・山吹鉄砲

自叙伝ではないが、子供の頃を思い出し記憶している事を書いて見みました。
両親や親戚の人、近所のおじさん、おばさんに聞いた話など思い出しながら

杉の実?いや…種子だったのか知らないがそれを弾にして遊んだ記憶がある。
弾に合った篠を探し鉄砲を作る、篠で作るので篠砲かもしれないが杉鉄砲と呼んでいた。
篠を切、杉弾が入るか見て15センチ位に切り、突き棒を差し込む側の止めに節を使う。
突き棒はなにを使ったのか記憶がない、たぶん、竹で作ったか櫛を利用したと思う。
杉弾を口の中に入れておいて、湿らせ篠の筒に突き棒で押し込む、次に杉弾を入れて力を入れて
早く突く、すると、先に詰めた杉弾が「パチン」と音を出し飛んでいく瞬間が楽しい。
杉鉄砲で打ち合うのも楽しいが、自分で作り成功した時もまた格別である。
今では考えられない、杉の種子を口の中に入れて遊んでいたとは驚きである。
何故その時杉花粉の免疫にならなかったみたいで、毎年杉花粉に悩まされている。
                        つづく