今ハ昔・昔ノお話  第四話   子供の遊び(8) 竹馬ごっこ

自叙伝ではないが、子供の頃を思い出し記憶している事を書いて見みました。
両親や親戚の人、近所のおじさん、おばさんに聞いた話など思い出しながら

父の実家に竹を貰いに行った、竹薮に入り節の長さを測り、その竹と同じ長さを探す。
竹は真竹で余り太くないので、自分で握れるのを探す。
節は二本の竹が何節も揃うことが無いので一節か二節で我慢する。
足台は丸木を半分に割り、竹節の上に竹を挟んで針金で止めた。
乗り方は、足の親指と人差し指で竹を挟み歩いた。
どんな遊びでも必ず上手な子がいる。
竹馬でスキップしたり、片足で跳ねながら、片方を肩に担いで跳ねる技の出来る子がいた。
その技を(ためかっぎ)と言っていた。
「ため」とは、糞尿のことで、糞尿を桶に入れて天秤棒で担ぐ姿に似ていることから名がついたと
思う。遊びは必ず名前がある、誰がつけたのか今で言うコピーライターではないでしょうか。
下手な子は一番低い節5センチ位から始める上達が遅い、私も下手な仲間だった
皆そこそこ上手になると竹馬で缶蹴り遊びをした。
今の市販されている竹馬は立派な物で靴を履いたまま遊んでいる、昔では考えられない。
でも、どんなに良いものでも、自分製は誇りを持って遊べる。
                      つづく