銀座であんみつ | みつはしちかこオフィシャルブログ「小さな恋のダイアリー」Powered by Ameba

 

銀座へ義姉の展覧会を見に行った。
実は、展覧会の後で○○屋のあんみつを食べるのが内緒の本目的なのだ。妹と私、二人共この○○屋のあんみつが大好物なのだ。
でも銀座であるからして(新宿ならちょくちょく行くのだけど)、なかなか行けない。もう5年ぶりくらいの銀座だ。
 

あんみつで有名な銀座の○○屋は、相変わらず行列ができている。しかし、待つことも美味しさのうちだ。
わくわく待ってるうちに順番がきた。私たちのテーブルは、銀座の商店街を見下ろす大きい窓際だった。
 

あんみつが来た、もちろん黒ミツである。大ぶりのガラスの器に、待望のあんみつが山盛りになってきた。
あんみつの美味しさは、カンテンで決まる。ここのカンテンはゆるくもなく固くもなく、なんと表現したらいいのか、ぷりっぷりっとした歯ざわりでしばらく口中で転がって、スルスルと喉元に下りてゆく、黒ミツにの甘さをまとって。
 

二人共だまって食べ終えた。空ろな目を見合わせていた。
値段は昔(3年前?)と同じ、結構高い。
店を出るとすぐに二人目を丸くして、「あんみつ、ちっとも美味しくなかったね」と言い合った。
何だろう?あのカンテン、5年前に食べたカンテンとは全く違う。ぐずぐずだった。非常にがっかりした。待望のあんみつではなかった。
「どーしちゃったんだろう?」と、二人口数少なく帰った。


後から聞いたことだけど、あの○○屋は1年前に店主が代わったということだった。それで、あのようなぐずぐずカンテンになってしまったのだ。
店主が代わるとそんなことになるのか……。銀座の名店のひとつなのに……。