【新着記事】『東京人』長谷川町子特集に「サザエさんとわたし」掲載! | みつはしちかこオフィシャルブログ「小さな恋のダイアリー」Powered by Ameba

ただいま発売中の雑誌『東京人』(都市出版)の「特集 長谷川町子」の巻頭で、みつはしが「サザエさんとわたし」というイラストエッセイを寄稿しています。

ことし2020年、生誕100周年を迎える漫画家・長谷川町子さん。

21歳年長の町子さんは、みつはしと同じ1月30日生まれ。

 

みつはしが小学生時代、朝日新聞連載の『サザエさん』にあこがれて漫画家を志したことは、エッセイ集『あした元気になあれ』にもつづられています。

私にとって長谷川町子さんは、少女時代から今までずっと、心の一等席に咲いている桜の花のような漫画家であった。新聞紙上で『サザエさん』に会ったのは、私が小学校二年生のころであったが、もうそのときすでに、『サザエさん』の作者の長谷川町子さんを、心の師と決めてしまったようである。

(中略)

流れていく日常の中から、これは!と思った種を拾い上げて、自分なりの想像力で、万人が吹き出すような漫画を生み出す。「漫画家ってすごい! よーし、私もいつか、いつか、魔法使いのような漫画家になるぞォー」と、私はますます漫画にのめり込んでいった。

 

『東京人』特集では、ほかにも祖父江慎さん、桜沢エリカさん、泉麻人さん、中野翠さんらが登場し、町子作品の魅力を紹介しています。

貴重な原画類も掲載された、読み応えある特集になっています。

 

 

 

なお、今春オープン予定の『長谷川町子記念館』の企画展「長谷川町子の漫画創作秘話」(会期未定)では、みつはしが町子さんにあてた書簡が展示される予定です。

ほかにも師匠である田河水泡さんやサトウサンペイさんなど、親交のあった漫画家の資料も。デビューから約半世紀にわたる、知られざる創作の現場に迫ります。

 

 

※ちなみに、数年前に復刊した『いじわるばあさん』2巻の表紙帯に、みつはしちかこが寄稿しています。